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Vol.18「みんなの想像力と創造力に感動!」お笑い芸人・小島よしおさんのワークショップレポート

新学期が始まって1ヶ月。季節は秋へと移り変わりつつありますが、こどものみなさんも大人のみなさんも体調を崩したりしていないでしょうか? キヅキランドはちょっとした秋のリニューアルを行っていて、もっとキヅキを見つけたり重ねたりしやすいように工夫していますので、お楽しみに!

ウェーイ!と小島よしおさん登場! 今朝のキヅキとは一体⁉️

さて、リニューアルに勤しむ一方で、キヅキランドではワークショップも9月19日(月・祝)に開催しました。
今回のキヅキセンパイはなんとお笑い芸人の小島よしおさん。ワークショップが始まり進行の科学コミュニケーター・本田隆行さんがお招きすると、あのお馴染みのギャグとともに小島さんの登場です!

後ろで本田さんも一緒に「ウェーイ!」「ピーヤ!」

この日はワークショップスタジオのある東京に台風接近中で外は雨でしたが、「そんなの関係ねぇ!」(小島さん)と楽しくパワフルにワークショップは始まりました。
まずは本田さんがキヅキランドの説明をしながら「ところで小島さんは最近何か日常で気づいたことはありますか?」と質問。すると「今日ありました」と小島さん。
「今朝ランニングをしていたら風が強かったんですが、風に向かって走るとすっごく風を感じるんです。ところが、追い風になるとさほど風を感じないんです。人生にも似てるなって思いました。うまくいかない時は周りのせい=風のせいで、うまくいってる時は自分の力かと思ってしまいがちだけど、じつは周りのおかげ=風のおかげなんですよねぇ」(小島さん)
面白い話かと思いきや、実にふか〜いキヅキにスタッフは激しく頷きましたが、こどもたちにはわかってもらえたかな……!?

さて、今回のワークショップでは、小島さんと一緒に全部で4本のムービーを見てキヅキを探しました。1本目は「はぜるポップコーン」(小島さんのオリジナルソング「とうもろこしの歌」も歌っていただきました!)、2本目は「プールの底から」(小島さんといえば水着ですから!)、3本目は「芽が出る のびる」(小島さんは「もやしの歌」を作ったのをきっかけに、芽が出る動きの尊さに気づいたんだそう)、そして「星空をのぞいてみよう」(小島さんは宇宙好き!ということでこれをチョイス)の4本です。

はじけ飛ぶポップコーンを小島さんは何に見立てたか!?

まず最初に「はぜるポップコーン」を見て小島さんが書き込んだキヅキがこれ。

小島よしおさん、字がきれい!

くるくる回りながら飛び跳ねるポップコーンを、フィギュアスケート選手の羽生結弦さんになぞらえて「ゆづポップコーン!」と命名。これが参加者のこどもたちを刺激し、ムービーの中にさまざまな独自の世界が出現。自由で楽しいキヅキがたくさん集まりました。

たとえば……

はじけたポップコーンが「花みたい」
ブクブクの泡が「くらげ」に見える!?
「こんなにいたらあぶないよ!」というキヅキの重なりも
すごい勢いで飛び込んできた様子を「隕石衝突」に見立てたキヅキには
壮大なドラマが重ねられました!
土から勢いよく出た芽は火を吹く恐竜のよう!
「感動のさいかい」ドラマチック!
宇宙の暗闇の中でいろんな色に光る銀河や星が指輪になった!


誰かのちょっとしたキヅキからみんなの世界が広がる

「うおおお、面白い! 見る場所をちょっと変えるだけで、キヅキも変わってきそうですよね」と話していた小島さん、ムービー「プールの底から」に集まったこどもたちのキヅキからは、「まだ何も起きていないプールの中に見つけたわけですね!」と、こんなキヅキもピックアップ。

プールの壁面に描かれた「T」を大きく描いて教えてくたキヅキ

一方で、「芽が出る のびる」には、こんな疑問のキヅキも登場しました。

「なるほど補助線も引いてくれてみんなにも伝わりやすいようにキヅキを書いてくれたんですね」(小島さん)
「じゃあみんな、これに自分の考えをぜひ重ねてみてね!」(本田さん)
すると、さまざまな「説」が集まりました!

「光」を指摘したキヅキに、さらに太陽の絵や「たしかに」の同意コメントも重なりました
「人間も同じで背にも差がある」確かに

「星空をのぞいてみよう」では、「宇宙好きですね。わくわくするんですよ!」という小島さんと一緒にムービーを見ながら、宇宙(惑星科学)を専門とする本田さんが解説します。
「人間の目で見ても真っ暗にしか見えない宇宙をハッブル宇宙望遠鏡が捉えると、こんなにいろいろあるんです」(本田さん)
「これ全部星ですか?」(小島さん)
「いや、星でもない……」(本田さん)
「えっ」(小島さん)
「ふふふ……まずは、みんなでキヅキを探してみますか!」(本田さん)
というわけで、参加したこどもたちがいろいろなキヅキを見つけてくれたのですが、その中に上記の本田さんの「(映っているのは)星でもない……」に関係あるキヅキがありました!

「わかる、おれももやしに見えた!」(小島さん)

たしかに、暗闇の中で光っている部分は、まん丸ではなく楕円形の形をしていてもやしの頭(豆の部分)のようです。
「じつはこれ、星じゃないんです。星がたくさん集まった銀河なんです」(本田さん)
「え、これ全部銀河!?」(小島さん)
「そうなんです。この銀河一つひとつが何千億物もの星の集まりなんです」(本田さん)
「……宇宙ってスケールでかい!!」(小島さん)
宇宙に圧倒された小島さんですが、小島さんのキヅキもスケールがでかい!

星をつないで野球のダイヤモンドを描いた小島さんは元野球部!


みんなのオリジナルな「見方」が集まって世界がぐんと広がった

ムービーを見ながらみんなそれぞれにキヅキを探し、そしてみんなで一緒にキヅキを味わうワークショップ。一堂に会するわけではありませんが、キヅキランドを介してたくさんの子どもたちと繋がっていることを実感でき、「これは何時間でも続けられますね!」と小島さんにも楽しんでいただきました。

「キヅキランドはほんとにずーっと見てられるんですけど、ただ見るだけじゃなくてずっと頭を動かしていける感じ。しかも自分で考えるだけじゃなくで、みんなのキヅキを見ることでいろんな人の頭の中を覗けるから、それをきっかけにまた新しいキヅキが見えてくる」(小島さん)
「そうですよね。こういう体験をすることで、普段のもの見方も変わるんじゃないかなと思います」(本田さん)
「僕なんてテレビで水泳の大会を見たらきっとまた『バブルマン』とか言うと思う(笑)」(小島さん)

小島さんのキヅキ「アイアム バブルマン!」へんしーん!

「星空にオリジナルの星座を探したり」(本田さん)

星を結んで「ヨシオ座」
「海パン座もあるかも」(本田さん)
「海パン座にもブーメラン型とかボクサー型とかいろいろありますからね」(小島さん)

「そうですね! 僕も見つけてみようかな。
……今回は、まったく思いもよらなかった角度からこどもたちのキヅキが集まって面白かったです。よく気づいたなあ! というものあり、自由な発想で思わず笑っちゃうものあり。確かにこのあとは今までのものや風景が違ったふうに見えそう。これは、アイデアを思いつくトレーニングというか、頭のトレーニングになりますね」(小島さん)
「ぜひ、小島さんも引き続き使ってみてください」(本田さん)
「やってたら新ネタを思いつくかもしれない」(小島さん)
「新ネタのムービーをキヅキランドに公開したら、みんなからいろんなキヅキが集まるかも!?」(本田さん)
「おおお、『ここ、こうしたほうがいいよ』とか、『オチ、こうしたほうがいいんじゃない』とか(笑)」(小島さん)

……と、ずーっとおしまいまで笑いにあふれたワークショップでした。小島よしおさん、本田さん、ありがとうございました! そして参加してくれたたくさんのこどもたちも、どうもありがとうございました!

最後に二人で「おっぱっぴー」

今後また、ワークショップを開催する予定です。開催が決まったらお知らせしますので、よかったらぜひ、キヅキランド公式TwitterPeatixをフォローしてください!


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