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彼の傍で眺めた海たち

4.1
5.19
6.26

彼が「月の光が海に溜まっている」と言った。その海を、私は彼の肩越しに見たんだ。

6.30
7.14

枯れてもなお、想いは続いていくんだ。

7.16

こんなカクテルがあったら酔いね、と手を繋いで畦道を歩いたんだ。

7.19

太陽の光が海に溜まっている。

7.26

夏の霧は全てをぼやかしてしまう。美しい。隠してしまう。気持ちも過去も、貴方の表情さえ。声が滲んでいる。それに気づかないのは霧のせい。しっとりとした、生温い水蒸気のせい。

10.23
11.4

かつて海の底に沈んだ世界が、形を取り戻したようだった。

1.24
2.12

貴方の助手席は私の指定席。

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