栃木県 ネブトクワガタ採集記
栃木県
2024/4/6(土)
お世話になっております。
既に4月に入り社会人2年目に入りました。
配属が6月〜だったので、日々の業務もそろそろ1年経過します。
また、人事移動があったタイミングで仕事が増えました。昨今の状況から給与はupする改定がありましたが… う〜ん、人足してくれ。
貿易実務(輸出入関係)と退職給付絡みの仕事(PBO計算含む)が追加となり鬱です。
2年目がする仕事では無いんじゃ…
(1年目も某開示関係の仕事がありましたが…)
PBO計算は外部のソフトを使用しますが、アクチュアリーという職があるようにそれほど中身は複雑な模様。まぁ、何より引き継ぎにかかる工数が嫌ですね。
とはいえ、3月はようやく訪れた閑散期。
後に採集記として書きますが、3月中旬にマレーシアに1週間ほどソロ遠征をしていたり、日本では低地コルリの採集をしていました。
順番は前後しますが、今回は4月頭に栃木県のネブトクワガタを狙った回です。過去に東京、埼玉、千葉とネブトクワガタを採集できたので調子に乗り、栃木県に目をつけました。
栃木と言えど場所の当てはついており、YouTubeで出てきた「ネブト幼虫採集」の動画を参考にしました。
※動画内で一瞬映る画像をGeoguesserしました。
今回は偶然、前日に友人とネブトの話をしており多分採れるだろうと謎の自信もあり、今遠征に誘ってみました。
なので私含む計3人での遠征です。
ポイントの雰囲気は…「ザ・竹(笹)やぶ」
しかし遠目で見てもアカマツやクヌギが良い感じで生えていて良さげです。
ちょっとした小道を通り藪の中へ。
全然歩いていないのにズボンにマダニを発見。
結構付いており、取り除くのはストレスです。
さらに進んでいくと、ある程度の所から濃い薮に変わりました。藪の中は暗く、狭く動きにくい。
きつい。
ネブトがこんな場所に居るわけがないと思いつつも林床にはたくさんの赤枯れ材がありました。
アカマツや杉の赤枯れ材を見つける毎にひっくり返したり、地面との接地面の泥枯れを調べます。
10本に3本くらいは良い状態の赤枯れが見つかります。しかし、ネブトの姿は全く無い。
ただひたすらに皆、材をひっくり返す。
林床に浮いたように落ちてある材は腐朽がまだ浅い印象。
ネブトが好む赤枯れの状態にある材は、文字通り埋没している材かと思われます。
なので歩いていてふと材に躓き…
そんな感じの半分以上埋没している材、よく見ないとスルーしてしまう材の方が良いのかもしれません。
途中、材起こしにてクワガタが現れました。
一瞬期待しましたが、安定のコクワガタ。
越冬中なんですかね。
朝っぱらからの栃木入りでしたが、全く成果を得られずに午前中を費やしてしまいました。
誰も何も取れず、一方マダニは大量に付着するので流石に諦めムードが漂い始めました…。
友人が林道沿いの笹にマダニが着いていると教えてくれました。犬の散歩などで普通に着いてしまうような所にいたので恐ろしい。
人間の息を吹きかけると、ひたすらに前脚を動かして乗り移ろうとします。
ダニのケアをしながらの採集はとても心身にくるので、さっさとネブトを採りたい…
無限材起こしの時間の再開です。
薮の侵食が凄まじく、目の届く範囲に赤枯れを見つけてもそこまで移動する事に時間がかかります。(何とかたどり着いてもネブトは居ない…)
やはり栃木のネブトは厳しいか…
なんて本気で思ってきたので焦る。
焦りから材チェックも雑に早く、高回転を意識するようになりました。
また、薮の密度が若干少ない場所を重点的に調べることに。
(先程までの薮が濃すぎる状態だと虫にとっても厳しいのかも…)
友人も私もほぼ諦めムードでしたが、もうすぐ3時になる頃。
遂にその時がやって来ました。
いつものように赤枯れをひっくり返し、適度に手で赤枯れ材を割っていると、
いきなり真っ赤な赤枯れから、黒い甲虫の背中が出てきました。羽にびっしりと筋が入っているのでゴミ虫かなぁと思いつつ一応チェック。
(今覚えば、大きさ的にゴミ虫では無いのは一目瞭然でしたが、当時の自分は疲れと諦めムードから判断つきませんでした。)
!!!
顎が、ある…
なんと、成虫のネブトクワガタ♂が出土。
やはり、居た。
幼虫でも嬉しいですが、冬季の越冬成虫も嬉しい。材割りで成虫を見るのは昔の採集した東京都産が最後でした。埼玉、千葉は共に幼虫材だったので久々の黒虫でした。
左中脚が欠損していて、若干萎えましたが…
午後まで頑張ったおかげでなんとか坊主回避ができたので嬉しい。
越冬してた場所はこんな感じ。
どこから飛んでくるのか、あるいは地上を徘徊しているのか。夏になったらさらにブッシュが繁茂するので想像つきませんね。
私はこの1匹で大満足をし、小道に戻って座りマダニチェックをしながら休む。
友人達は諦めずネブト探しを続けていました。
夕暮れと共に藪の中は暗黒と化すため、ぼちぼち皆撤収。結局、採集結果は成虫越冬の♂1匹に終わりました。
しかし、クヌギの樹液木がかなり良さげだったので夏に来てみても良いかも。
車まで戻り、皆パンイチになりマダニチェック。
ほぼ膝や太ももより上部の衣類には着いておらず、安堵。しかし、靴やズボンの目に付きにくい箇所には付いていましたが…。
帰宅後、ネブトクワガタを標本へ。
関東ネブト良いわぁ〜。
今までのネブト採集だと、栃木が北限か?と思い返してみるとそんなことはなく…
山形県の小国町でのライトトラップにて♀を採集していた事を思い出しました。
まだまだ上には上がいるのですね。
難易度も比較的高そうな栃木県ラベルのネブトを採れて良い経験になりました。
以上!!
栃木県 ネブトクワガタ採集記でした。
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