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生まれ変わっても絵描きでいたい

絵を描いています。

絵を描くことが、ものごころついた時から好きで、描いてさえいれば良かった。からかわれたり傷ついたことがあっても、絵を描いていれば、落ち着くことができた。

今でもずっと、そう。


色は美しいものです。

悲しくても憤っていても、色を塗るときには、色の美しさに心奪われます。
描きなぐったとしても、目の前の色の美しさに、ハッとして、自分を取り戻すことがあります。

色それ自体に、力があるように感じます。


水も美しいものです。

水に滲む絵の具やインク。絵の具はごくごく小さな砂つぶをのばして広げる感覚、インクはもっと細かい粒子が水に流されていく感覚。見ているだけで不思議な感動を覚えます。そう、製作中、作者にしか見えない美しさ。乾いて固定されてしまった時には、別のものになるからです。


出来上がった作品は、もう、私ではありません。

私が描いたのだけれども、作品というモノとしてそこにある。

額装すると、もう、本当に私からは離れた、別のモノになります。

改めて対峙して分かること、気づくことが沢山あります。無責任なようですが、本当です。


そんなことをいつもやって生きています。
世の中に認められようが、そうでなかろうが、
私には、他の生き方は思いつきません。
生まれ変わっても、また、絵を描いて暮らしていきたいです。


#ゆたかさって何だろう

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