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オカリナに愛を込めて

夫で古楽器奏者のハルさんが隣の部屋で「オカリナ」を作ってます。まだ粘土の状態なのに「ピ〜」。音が出るんです(というかこの段階で出ないとダメなんだそうです)。ハルさんがコンサートでも演奏するアトリエ玉手箱謹製の「オカリナ」は、粘土から焼き上げ、音の調整までをハルさん、絵付けニス塗りを私が担当しています。どんな風に作っているか、ご紹介します。

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はい。成形は正座です(笑)。柔らかい粘土を型取り、穴を開けたり歌口を作ったり。なかなか細かい作業です。「ヒーっ」とか「クーっ」とか独り言が聞こえてきます。

実はこのオカリナ、有名な火山 久さんのお弟子さんだった80過ぎのおばあさんが「あなたに教えるから継いでちょうだい」とハルさんに教えてくれたもの。そんな思いも引き継いで作っています。

さて、どうやって焼くかですが、、

実はうちでは「七輪」で焼きます。そうです、あのサンマを焼く七輪。玄関先で焼いているので、最初の頃は近所のおじいちゃん達が「何焼いとるんだ〜?」と興味津々で寄ってくれました。この頃は恒例行事になってるから「おう、また焼いとるんか〜?」という感じです。焼き方にハルさん独自の工夫があるようですが、それはまた次回。

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焼きあがってきた素焼きのオカリナは、それぞれ個性的な模様があります。赤みがかってたり、白かったり、黒い模様がついていたり。手にとって、どんな絵を描こうか思い巡らすのは楽しい時間です。黒いと白猫や星が映えるし、同じものが2度とないのもいいです。ニスを塗ると思っていたよりも地色がくっきり出るので、その加減も腕の見せ所です。出産祝いなどご依頼いただいた時は、プレゼントする方のこと、喜んでくれている場面(どなたか知らないけどね)を想像しながら、勝手にhappyな気分のおすそ分けをいただいています。

さて、その音色ですが、
レコチョクでハルさんのCDが販売されています。その中にオカリナの曲があるのでご紹介。試聴できますので、ぜひ聞いてみてくださいね。

普段コンサートで販売しているオカリナですが、minneでも発売中です!

どうぞよろしくお願いしますー!


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