キヨシ【本物の思考力】

三連休最終日いかがお過ごしでしょうか。きよしです。

だいぶ間が空きましたが、最近読んだ本の紹介です。

ライフネット生命会長出口治明さんの『本物の思考力』です。


以前出口さんの違う本を読んだことがあるのですが、具体と抽象が万遍なく書かれており読みやすかったです。松下幸之助や稲盛さんのような「上に立つ人の器の大きさ」も感じる事ができて、素直にかっこいい人だと思います。
今回はこの本の帯に「腹落ちするまで考え抜こう!」とあったので本屋で手に取りました。

自分は仕事をしていて「考える」「腹落ちする」事の重要性をひしひしと感じる日々です。前職は淡々と営業していましたが、今は(しんべえが書いたように)戦略や戦術があったり、優先順位をどうつけてどう動くか、それを納得した状態で動くのか言われたからやっているのか,,,など。「考える」も「腹落ちする」も意味は分かりますが、自分はいまいちキャッチできていない感じがしています。


そこで「考える」「腹落ちする」事に関して出口さんが読者にどんなメッセージを送ってくれるのかが気になり、学びたいと思い読みました。



そもそも腹に落ちるとは、「ある事柄が腹のなかにしっかりと収まり、違和感もなく、落ち着く...」という状態のようです。また「数字やファクトを使って考え、ロジックに基づいて理解し、納得し、知識や経験が自分の血肉になる」と腹に落ちていると言えるそうです。

(本の帯にも書いてありますが)腹に落とすためには、数字・ファクト・ロジックが必要不可欠だそうです。


本の中で出口さんは、人・本・旅から情報収集する事の大切さを説いていますが、出口さんはそうやって腹落ちしようとしているのかもしれません。


「そうは言ってもなかなか難しい...」という人には、まず自分の状況や想いをノートに書いてみたり、人に話すことからスタートしてみると良いとの事です。自分の中にあるものを言語化し、それを目の前に並べて考える抜く習慣を身に着けるとよいとのことです。

また「思考力の磨き方」というパートでも、「優れた思考力を得るという事は、優れた他人の知識や思索、思考のプロセスなどを吸収したうえで、目の前の課題を自分の頭を使って考え抜き、自分の言葉で、自分の意見として他人に伝えられるという事です。」とありましたので、考える事や言語化する事は思考力を磨くためにも大事ですね。

ありきたりと言えばありきたりですが、これだけの人も自分たちが考え付く方法で実践していると思うと勇気がもらえました。


1つ学びをあげるとすれば「成長に近道なし」です。考えるだけではなく、考え抜くのです。何か壁みたいな物がありそれを”抜ける”のです。それはおそらく生半可なものではなく、時間がかかったりうまくいかない事の連続であると思います。それでもやり続けた先に、”抜けた”先に成長があると思います。


自分もまた今日から頑張ります。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。



きよし


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