アメリカのホメる文化が日本を変える
僕がアメリカを好きな理由のひとつに「人をホメる」習慣があります。
いい仕事をしたら素直に「Good Job」と伝えるし、海で新しく買ったサーフボードを持っていると「Nice board!」と笑顔で言ってくれます。
以前に(確か?)上原がメジャーリーグ入りたての頃、打たれてベンチに帰った際、監督から「次はもっと良くなるよ」的なポジティブな事を言われ、日本との違いにビックリしたという記事を読んだ記憶があります。
ダメだしは極力しない
僕が強く感じる日本人の問題点は「人を誉めない」事。
日本の減点法という教育システムが原因だと思いますが、日本は「ミス探し」「ダメ出し」をする事が仕事だという風土がある気がします。
でも海外(特に欧米)ではこのダメ出し文化を押し付けると会社の部下でも自分が雇っているスタッフでもソッポを向いてしまい自分の協力者にはなってくれなくなります。
スタッフに問題があった時、それを叱る事が目的でなくその悪い所をなおしてもらう事がGoalだと考えると、伝え方は「悪い所のダメ出し」でなく「自分で考えて自らの意思でなおさせる」という手法をとった方がベターな解決に繋がると考えています。
メンタルが弱いアメリカ人
僕の仕事で言うとステージの音響・映像・照明スタッフに関して同じ事を心がけています。映像の切り替えが綺麗に行ったらクリアカム(シーバー)で思いっきり「Beautiful, thank you!」と言って褒めると、その映像スタッフはもっといいパフォーマンスを発揮し綺麗なステージが出来ます。
逆に「あそこのタイミングは何で遅れたんだ」というダメ出しを何度かするとモチベーションが下がり、その後上手く行かなくなる事が多いです。
相手もプロなので上手く行かなかった悔しさは自分が痛いほど解っているので、その傷口に塩をぬっては絶対にダメです。
基本的に日本人と違いメンタルが弱いと考えた方がいいかもしれません。
日本をもっといい国にする為に
僕はアメリカに移住してから日本の色々な良さに気づき、帰国する度に友人から「日本はダメだ」という言葉を耳にして凄く心が痛みました。
その頃「日本をもっといい国にしたい」という目標を持つ様になりました。
決して政治家になって日本を変えるという大それた話しではなく、日本人の意識を少し変える事で日本をもっと住みやすい国にしたいと考えています。
自分なりに色々検証した結果、「日本人がもう少し人のいい所に目を向け素直にホメる事ができる様になればもっといい社会になるのでは」と考えました。
具体的には、普段口に出してホメない部下や家族に一日一言だけでもいいので、何か一言ホメる。そうする事により、お互いに気分が良くなり、その空間にいい空気が流れる様になります。一日ひとり一回でもみんなが周りに行えば、凄い数となりいい空気がもっと日本中に溢れます。
こんなシンプルな事ですが、僕は一番簡単ですぐにでもできる事だと思うので、是非「ホメる文化」を推奨したいと思います。
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