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ITとSDGs

2030年までに解決する問題としての課題がSDGs(Sustainable Development Goals)は持続可能な開発目標とされています。が、IT、IoTで何をすればよいのでしょうか?

大手企業の例を見てみると
・農業のデジタル化バリューチェーン改革しました。
・用事の指紋認証でワクチン接種管理しました。
・ハワイの空港に生体認証をいれました。
・コロナ禍のスポーツイベントの安全運営と収益性向上に寄与しました。
・総走行距離の削減によるCO2削減問題へ大きく貢献する可能性も実証できました
・スーパーコンピュータ「富岳」を用いて、新たながん治療法の発見をAIで実現

いずれも取引先のシステムを開発して取引先がSDGsを実現しました、、、

対応するカテゴリは、
3.すべての人に健康と福祉
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基板を作ろう
11.すみつづけられるまちづくりを
12.作る責任つかう責任
17.パートナーシップで目標を達成しよう

特に3と8,9は適用しやすいようです。
一般社団法人日本DGs協会が存在し国連に委託されたわけでもなく親切で認定書の発行をしています。

最初の農業のバリューチェーン改革がどうしてSDGsなのでしょうか、世界に目を向けると開発途上国で生産された農作物は為替レートの関係で非常に安く手に入ります。さらに中間業者の手数料を引かれ小規模農家で働く労働者への賃金は低く子供を学校行かせられないとどころか児童労働の状況が長く続いてきました。この問題を解決するためにフェアトレードと言う概念が生まれます。しかし考え方だけではなかなか実現しません、これを支えるにはバリューチェーンを構築する必要があります。バリューチェーンは価値の連鎖と言われています。細かなコスト管理し生産現場から販売までの全体を俯瞰するようにするシステムです。さらに流通の正当性を管理するトレーザビリティをしっかり監視する事で実現されます。これらを実現するためにIT,ICTが活用されています。また、商品のすり替えを防ぐ電子タグも利用されIoTも活躍しています。
これはコーヒー豆やカカオ豆の生産現場があまりにもひどい事から発生し、生産環境の悪さや農薬などの使用など消費国で認められないようなものが使用されていた李の状況を改善するために始まっています。毎日飲んでいるコーヒーやバレンタインのチョコレートは今やフェアトレードか自社農場の物をきちんと選んで飲んだり食べたりしていればSDGsに参加していることになります。

該当分野は
1.貧困の撲滅
2.飢餓の撲滅、持続可能な農業の促進
5.ジェンダー平等
8.安全安心な労働環境、強制労働、児童労働の撲滅
12.持続可能な消費と生産
13.気象変動への対策
16.平和で包摂的な社会の促進
17.グローバル・パートナーシップの活性化
が該当します。

このようにICTやIoTが役に立っていますがIT業界自体が貢献できることはないのでしょうか。考えた末、リモート勤務が通勤に必要とするエネルギーの削減につながりますし、健康に過ごせそうです。しかも、働きがいも出てSDGsに貢献できます。

3.すべての人に健康と福祉
8.働きがいも経済成長も
11.すみつづけられるまちづくりを
IT業界単体では限界がありますがバリューチェーンを支えるのはICT,IoTです。もっと適用が広がれば縁の下の力持ちとして社会貢献できることでしょう。

NECのSDGs貢献事例
https://jpn.nec.com/profile/sdgs/cases/index.html
富士通のSDGsへの取り組み
https://www.fujitsu.com/jp/about/csr/sdgs/

一般社団法人日本DGs協会が
https://japansdgs.net/about/

特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン
https://www.fairtrade-jp.org/

#未来のためにできること

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