答えだけ求めるって、つまんないですよ？質問力の話。
人に質問をするときの
"姿勢"についての話です。
誰かに質問するとき
"答え"だけを求める人がいます。
「え、当然じゃない？」
って人は要注意。
うぇい。
僕らは、幼い頃から学校とかで
"答え"がある問題ばかりを
教わって、解いてきました。
その名残が
根強くあるのかもしれません。
でも実際、人生の半分以上で、
僕らが出くわすのは
"答え(=正解)"が存在しない問題。
だから、
"答え"だけを求める問いに
何の意味がある？
何がヤバイかというと、
自分で考えることを
放棄している
ってこと。
放棄なら、まだ
かわいいかもしれません。
放棄というより、
そもそも"自分で考える"ってことが
頭の中で、
選択肢にすら浮かんでない人を
お見受けしますorz
だいぶ危険信号です(´д｀)
ビジネススクールのサポートや
コンサルティングを行っていて
思うのは、
ナイスな質問をする人の方が
少ないということ。
（先に断っておくと、
ナイスな質問は、
回答者側にとって
"嬉しい"ってことではなく、
100%質問する人のためになります）
回答者側からの視点で言うと、
質問の回答を考える前に、
多くの場合、
頂いた質問の文章を
解き明かす作業が発生しちゃう。
この質問の意図はなんだろう？
何が聞きたいんだろう？
どんな答えを求めてるんだろう？
こういうこと知りたいのかな？
いや、でも、だとしたら
この文章を書く必要なくね？
ん〜わからんてぃw
だから
「もう少し具体的に教えてください」
「質問の意図を教えていただけますか？」
って聞き返すことも、しばしば。
質問の意図を理解するのにも
何回かやりとりが生まれてしまい、
お互いの時間が削られます。
で、ようやく肝心な
"質問への回答"をする頃には、
エネルギーがもがれてる...
（おぉ、もったいない・・）
しかも、しかも
質問されてきた方の中には、
こちらが
質問の内容について
聞き返すと、
疎外感のような
ネガティブな印象を
感じられる方もいて、
なんか、悪い空気が漂いますw
こちらとしては、
できるだけ的確に
相手が望まれる回答をしたいのに
どうやら、その心が
なかなか伝わらない場合も
あるようです・・
ビジネス全般に
言えることですが、
質問においても、
もっとも大切なのは
相手への"気遣い"。
こう伝えたらわかってくれるかな？
この質問をするなら、これを説明しなきゃな
って自然と発想に至る
くらいでないとマズイ。
これまで多くの人を
見てきた経験からすると
気遣いできない
＝飛躍できない人の共通点
だったりします。
だって、そんな感じで
どうお客様と対応するんですかね？
お客様に何度も
不要な手間をかけさせていたら、
他に行っちゃいますよ？
とにかく気遣いが大事。
「文章で意図を相手に伝えるスキル」や、
「自分の意図を言語化するスキル」も
"質問をする"という行為の中には
埋め込まれてます。
どちらもビジネスをする上で、
欠かせません。
清瀬和規
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