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ユーザー調査に備えて

Xデザイン学校マスターコース3回目の講座は、ユーザ調査に向けた準備が中心でした。まずはやってみようという感じで、グループメンバーの中から、提案予定テーマのペルソナに近い人を選び、インタビュー~ジャーニーマップを描いてみます。

ユーザーインタビュー実践

”ワーケーションを移住体験にしてみたら”というぼんやりしたアイデアの状態で行うユーザインタビュー(探索的調査)。対象ユーザに関わる現状を把握し、本質を探るといっても、どこにフォーカスして調べていくのか、事前設定がいつも難しく感じます。

・インタビューは、価値観・行動・モノや環境の3つの観点で

今回は移住体験についてインタビューしましたが、働き方や暮らし、住まいが関係することから、大きなテーマがいくつも重なっている状態でした。決められた時間内で全体を網羅しようとすると各論にたどりつかないし、どこを深堀っていくかによって、話の展開が変わるかもしれないので、事前の質問設定をもうちょっと多めにだしておいても良かったのかもしれません。

そして、いざインタビューを始めると、話してもらったことを聞き漏らさず、次に何を聞くべきかを考え、そもそもの調査目的から脱線しないようにするという、結構、脳内が同時進行で忙しい作業。

・恣意的な質問をしない
・一つの質問に対して、3段階で聞いて本質を探る

などのポイントは、できていたかどうか考えられるほど余裕がなかったですが、3段階で聞いて深堀っていくのは、もうちょっと意識していきたいところでした。ちょっと足りていなかったかも。

調査計画の重要性やインタビューのポイントについては、奥泉さんの著書にも書かれており、こちらも参考になります。インタビュー相手が怒り出しちゃった、みたいな実践者ならではの失敗談や本音が満載で、オトナな対応策も知ることができます。

ジャーニーマップ作成

ユーザ体験の視覚化をするジャーニーマップ。え、そんなとこ?と思われるかもしませんが、今回初めて知ったのは、ジャーニーマップの基本要件から考えるというところでした。”こういうときはこのフレームを使う”みたいなことに慣れすぎているのか、恥ずかしながら、フレームワーク自体に手を入れる、自分達で作るという思想がありませんでした・・。これも“一対一で答えがある“と思い込んでいる自分自身のリフレーミングが必要なところですね。

とはいえ、短時間のワークでしたし、インタビューからは具体的なユーザー体験をヒアリングできたので、オーソドックスなジャーニーマップでまとめられました。

改良を加えるとすると、今回のテーマの移住だと、ユーザー本人以外に家族の存在が大きく関係するので、サブユーザーとして家族を縦軸においてみても良かったかもしれません。思い返せば、インタビューのときに、家族がどういう反応や行動をとっていたのか聞いていたので、そこも併せて視覚化しておくことで、別のニーズに気づく可能性が高まる気がします。

次回に向けて

今回の授業でざっと実践しておいたことで、本番のインタビュー&ジャーニーマップ作成の確度が上がったはず。調査計画書を作ってインタビューに臨みたいと思います。

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