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「わくわくする」という感情論でベルフェイスに転職するまでの話

僕は2020年3月、ベルフェイス株式会社に入社し、エンタープライズ(大手クライアント専任)チームにて、セールス業務に従事しています。
それまで新卒で入社し、6年近く勤務していた人材紹介会社から、初めての転職でした。

【はじめに】

元々転職エージェントとして、求職者様の支援をしていた僕が転職支援の際に大切にしていたことは、「求職者様の感情には寄り添うが、客観的・論理的なアドバイスを差し上げる」ことでした。

転職活動をするご本人は得てして感情的に判断をしがち(決してこれが悪いというわけではありません)だからこそ、第三者であるエージェントは客観的・論理的なアドバイスをし、「感情と論理をバランスよく、想い・考えを整理してもらうこと」が、適切なキャリア選択の支援になると考えていたためです。

そんな僕のベルフェイスへの入社の決め手は「一番わくわくできる環境だ」という感情でした。
転職活動時、ありがたいことに良いお話をいただける他の企業もあり、色々な観点から「どの企業に入社することが自分にとって一番良いのか」の考えを重ねました。どの企業も素敵な企業であり、当然選考時に他の企業に心が揺らぐこともありました。

冷静になって論理的に考えてみようと比較表を作って整理してみたり、第三者に相談し「●●社の方が長所も活かせて良いと思うけどね~」とアドバイスを頂いたりもしましたが、ずっと心にあったのは「ベルフェイスに入社する選択をしないといずれ必ず後悔する…!」という感情でした。

そして、最後に背中を押してくれたのは大切な友人からのLINEでした。今振り返ると、当時の僕はこのように最後の最後でひと押しをしてもらいたくて、この友人にアドバイスを求めたのだと思いますが。

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(今読み返してみてもかっこいいことを言ってる友人。本田圭佑さんみたいだ。)

【この記事を書く理由】

なぜわくわくするという感情になったのかを、僕の選考時の感情の変遷や選考時の面接官とのやりとり、最終的な入社理由などから振り返り、整理しながら、記事にすることで、ベルフェイスに興味を持ってくださっている方や、選考を受けていらっしゃる方に、ベルフェイスがどんな価値観・風土の企業なのか?を伝えられれば、と思っています。

(※あくまで僕の主観であり、かつ、選考のフロー等は候補者の方によって変わりますので、一つの意見・事例としてご参考までに読んでいただければ幸いです。)

【なぜそもそもベルフェイスを受けたのか】

まず、そもそも転職活動全般においての転職の軸は以下のように定めていました。

①自分の提供する価値が、お客様の「働きがい」に大きな影響を与えること
②ビジネスマンとして成長できる環境であること
 ∟成長できる環境とは、、、「変化に対して柔軟に、素早く対応している組織」
③強い組織に属すること
 ∟強い組織とは、、、「自立し、能動的に働いている社員が、ビジョン・ミッションの達成のために他の社員と建設的に議論を交わしている組織」

(転職活動全般をどのように進めていったのかはこちらの記事に詳しく書いていますのでご興味があれば読んでいただければと思います)

上記の軸をもとに応募先企業を選定していましたが、ベルフェイスがどのような組織なのかは正直あまり知りませんでした。
当時のもともとの印象は「照英さんのCM」「ヒラメ筋」「非訪問で営業活動を可能にするツール」「ベンチャーでなんか勢いありそう」くらいのものでした。

それから、選定にあたって企業のことを調べる中で、代表の中島さんのnoteを読み、「給与は市場が決める人事制度=成長できる環境(②の軸)」だと思い、もっと企業のことを詳しく知りたくなり、応募に至りました。

ちなみに、「給与は市場が決める人事制度=成長できる環境」をもう少し紐解くと、
「給与は市場が決める→否が応でも社外のマーケットに目を向ける必要がある→社内で求められるスキルだけでなく、どこに行っても活躍できるスキルを追い求める必要がある&それが良しとされる環境→成長できる環境」
と捉えていました。

また、Wantedlyで色んなメンバーの記事を読んでいると、大手企業から「生き方を改革するため」や「セールスのマーケットを変えるため」に転職をし、
ビジョン・ミッションに共感し、入社しているメンバーがかなり多いように感じられ、軸の③「強い組織に属すること」も叶えられそうかも、となんとなく感じていました。

ただしこの時、ベルフェイスの商談システムはあくまで「生産性を高めるために、非訪問で商談を行いやすくするツール」と思っており、
軸の①である「お客様の「働きがい」に大きな影響を与えること」はあんまり叶えられないかもなあ。。。と思いつつ受験をしました。

【強みだけでなく、弱みも含めてマッチングを図ってくれた「1次面接」】

無事書類選考を通過し、自宅で簡単な適性検査を受けた後に1次面接に臨んだ。(ここからはなんとなく「だ・である調」の方が書きやすいので、切り替えます笑)
面接官は当時セールスチームマネージャーだった浪岡さん。

現在、僕が所属するエンタープライズチームのマネージャーだ。

1次面接では浪岡さんの軽快なコミュニケーションとざっくばらんな雰囲気のおかげで、基本的にはあまり緊張もせず、ありのままで面接に臨むことができた。

大まかな流れとしては、
まずは浪岡さんから質問があり、僕の簡単な経歴やなぜ成果が出せたか、営業として成果を出すための戦略・戦術、逆にコケてしまった期間の要因分析などを説明をした。
その後は浪岡さんからの組織体制の説明やこちらからの逆質問で終了。
という一般的な流れ。

説明の際にはホワイトボードを用いてわかりやすく図化してくれたり、僕が事前にノートに記していた細かな質問も一つ一つ、懇切丁寧に答えてくれた。

印象に残った点は以下の2点だった。
①僕がベルフェイスにあまりいないタイプであること。
②エンタープライズチームを本格的に立ち上げる構想であること。

面接の中で浪岡さんは僕に適性検査の結果を見せながら、こう言った。

「伊藤さんの適性検査の結果なんですけど~、あんまりベルフェイスにいないタイプっすね!笑」

・・・。ん、、これは落ちたのか…?(汗)

笑顔が引きつっていた僕に対して、浪岡さんはライトなトーンで話を続けた。
「ベルフェイスって結構、自信があるって出るメンバーが多いんですけど、伊藤さんの指標は”謙虚”にかなり偏ってるんですよね。あと、フットワークが軽く、行動力があるっていうタイプが多い一方で、伊藤さんは”考えてから行動するタイプ”って出ているんですよね。この辺りってどう捉えてます?」

この質問に対して、自分が認識している内容をありのままに浪岡さんへ伝えた。確かに自分でもそのように捉えていること。また、時にはそれが営業シーンや組織のフェーズによってはデメリットになり、改善が必要だと考えていることも含めて。(これは落ちるのかもしれないと内心ビクビクしながら…。)

(浪岡さん)「今日の面接で聞いた仕事の進め方とかを考えると、確かに適性検査の結果と面接の印象は合致してるんですよね~。ただ、それが悪いってことではなくって、実は大手企業向けのチームを立ち上げようと思ってて、、、うんたらかんたら」

要は、
・エンタープライズ(大手クライアント専任)チームを本格的に立ち上げる予定があること
・そのチームでは、(当然行動のスピードも大事だが)まず戦略的に考え、アプローチをするための「戦略的思考力」が大事であること。
ということだった。
どうやら僕はその素養があり、エンタープライズチームに適性がある、と評価してもらえたらしい。そして、弱みとして傾向が出ていることも、きちんと自己認識していることが良かったらしい。

よかった。。。ほっとした。。。

そうして、1次面接は通過した。

【ベルフェイスの提供価値のイメージが覆された「最終面接」】

最終面接は取締役の西山さん。最終面接においては西山さんが面接官であると事前にわかっていたため、当時西山さんが掲載されている記事は徹底的に目を通してから臨んだ。

調べてわかったことは、「ボクシングでプロデビューしていたこと」「新規セールス部隊立上げを数多く経験」「営業支援会社で200名を超えるメンバーのマネジメントを経験」などなど。

これは「ゴリゴリ体育会系の熱量タイプ(キングダムでいうと麃公)」もしくは「熱さは内に秘めていて、こちらの胸がキューと痛くなるような冷静な理詰めタイプ(昌平君もしくは王賁)」だとイメージし、いずれにしても厳しい戦になるだろうと、最終面接の戦い方に頭を悩ませ、そして、ビビっていた。

だが実際会ってみると、自信はみなぎっているものの、明朗で相手を尊重したコミュニケーションを取るような方で、心底ホッとし、リラックスして面接に臨むことができた。

今でこそ、noteで小ネタを挟んだ記事を書いたり、人間味溢れる方だとわかったが、当時は知る由もなかった。
ちなみに2ヶ月一緒に働いて西山さんに抱いた印象は、キングダムでいうと信のコミュニケーションスタイルで李牧の頭脳もっているタイプ。

面接の内容は恐らく決まった形式はなく、コミュニケーションの中で、人間性やスキルを見るような面接だった。

印象に残った点は以下に尽きる。
セールスのビッグデータを用いて、セールスの世界を変えられる可能性に溢れていること。

西山さんとの会話の中で、
ベルフェイスは「商談ツールというだけでなく、ブラックボックス化されたセールスのシーンを可視化・解析し、成果に繋がるセールスデータを提供し、セールスの世界を変えていくこと」を本気で目指していることを知り、
元々商談ツールだと思っていた考えが覆され、ものすごく魅力的に感じられた。
何より、西山さんの目がキラキラし、これからベルフェイスを通じて創っていく未来を誇らしげに、そして楽しそうに語る姿が印象的だった。

面接の高揚感が冷めぬ内に「最終面接合格」の連絡をもらった。

【期待と現実を伝えてもらった「条件面談」】

条件面談は再度西山さんが実施してくれた。改めて正式に内定である旨と、
諸条件、そして僕に対して期待してくれていることを伝えてくれた。

「正式にエンタープライズチームを立ち上げる上で、戦略的にお客様にアプローチをし、支援できるお客様を増やすこと。」

そして「面接に対して入念に準備をし、仮説を立てて面接に臨む姿勢」が一番の評価ポイントであったこと。

1次面接で浪岡さんも言っていた「自信がなく、謙虚なタイプである」が故に、準備をしないことに怖さがあり、入念に準備をすることも見てくれていたようで、
それが僕の強みだと西山さんは言ってくれた。
エンタープライズチームの業務においては、入念な準備や洞察、そして時には泥臭い業務でもいとわずに取り組めることが大切であり、その素養があると評価してくれた。

そして西山さんとの面談の後、現場社員との面談を実施してくれた。
僕と同じように前職で転職エージェントの業務を行っていた社員だった。

その面談では転職エージェントの働き方の違いや活かせる点、最初に苦労するであろう点を包み隠さず伝えてくれた。
この社員面談を通して、入社後のキラキラしている部分だけでなく、覚悟も決めることができたと思う。

【「わくわくする」を紐解いて、入社意思決定】

入社の正式な意思決定をする前に、なぜわくわくするのかを紐解いてみることにした。これを紐解かないと、一次的な感情なのかもしれないという怖さもあったからだ。

そして見えてきた答えは以下だった。

①一人でも多く、営業が楽しい・素晴らしいと思える社会を創りたいという想い。
②ビジョン・ミッションを達成するために組織の一体となっている姿。

僕が元々営業に対して猛烈に苦手意識があり、楽しさを感じられるまでにすごく時間がかかってしまったからこそ、「できない・苦手」な方々が、「できる・楽しい!」と思える社会にしたいと思っていた。
そして僕が学生時代、野球に取り組んでいた時と同じように、一人ひとりが強みを活かし、組織が大きな目標に向けて一体となって、取り組める環境であると感じられたこと。

僕の過去の実体験と、ベルフェイスで叶えたい未来が合致し、この「わくわく感」が生まれていたのだと腑に落ち、入社意思を決めた。

【入社してからと、これからの話】

入社してちょうど2ヶ月が経ちましたが、入社前に想像していたよりも上手くいかないことも多いです。しかし、素敵なメンバーに支えてもらい、前向きな気持ちで奮闘しています。

所属するエンタープライズチームの中でもそれぞれメンバーの強み・弱みは異なるものの、強みを活かしたマネジメントスタイルで、ビジョン・ミッションの達成に向かって、一丸となって突っ走っている感覚で、充実した日々を過ごせています。

入社した時の気持ちを忘れず、これからも社会に対して価値提供できるように努めますので、これからも温かくご支援いただけると幸いです。

入社後のことは追々書いていこうと思っています。
また読んでいただけると嬉しいです。

ありがとうございました!