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地球さんの都合



最近、中国のゴビ砂漠の拡大が問題になっているようですが、
対して、エジプト、サハラ砂漠は、数千年前は、
緑豊かな場所だったと、地質学調査で分かっています。
しかし、この砂漠も、もう数千年経つと、大きな周期として
再び緑地に戻るのではという説もあり、
僕は見る事は出来ませんが楽しみです。

また、中東サハラ砂漠の砂塵は、風に乗って、
遠くアメリカ大陸の南方まで到達している事が
衛星調査によって分かっていて、
砂塵は、南アメリカ、ブラジルのアマゾンの
ジャングル地帯に多く降り注いでいるようです。
ご存じの通り、
植物は、生育に「窒素」「リン酸」「カリウム」を
大量に必要としていて、ジャングルでは常に
「リン」が足りません。
これを供給しているのがサハラ砂漠の砂塵で、
緑地化によって、それが途絶えると、アマゾンの植物は枯れ、
地球上の酸素濃度が大きく低下すると言われています。

夏の時期、日本では毎週全国のあちこちから、豪雨災害の
知らせが届きます。
人間にとっては、都合の悪い豪雨ですが、
地球には地球の都合があり、色々なバランスの上に
様々な気象イベントが起きていると、
考えた方がよさそうです。

ある箇所の温度が上がりすぎると、上昇気流が生まれ、
雨が沢山降って、そこの地表を冷やします。
風が必要な時は、必要な場所に必要なだけ吹き
何かを急いできれいにしたい時には、強風、豪雨を伴って、
台風を発生させてその場所に、向かわせます。

地球は自らバランスを取るようなシステムになっていて
まるで、手に持ったお盆の上に、丸いボールを乗せたように
転がるボールが落ちないように、バランスをとってお盆全体の均衡を常に取ります。

地球には自浄作用があり
例えば、表面を深く切ればマグマが噴出して、地表で
「かさぶた」のように固まって傷口を塞いでしまいます。

人間が作り上げた文明である巨大な構造物さえ
地球に1万年ほど時間を与えれば、
見事に痕跡もなく砂塵に返してしまいます。

最近は、「神戸、東北、熊本、石川など、大きな地震が起きた場所が、
集中豪雨が頻発したり、台風が向かったりするのは、
大地震によって磁場や、電磁的にバランスを崩した場所を
地球が雨で洗い流しているから」という、
真偽は定かではありませんが、最近、
そんなトンデモ説を唱える学者も出始めました

さらに、広島、長崎も、記録的な集中豪雨が
何度かあり、地球自身が過去の放射能の汚れも、
洗い流そうとしているのではと、想像が膨らみます。

そう考えると、最近話題の地球温暖化も、
排出した二酸化炭素などの、
ちっぽけな人間の仕業ではなく、地球の都合で周期的に、
温度は上がったり下がったり
しているのかもと考えてしまいます。
実際、恐竜時代は、人間が石油を燃やしていないのに、
極地にさえ氷が無かったほど暑かったようです。

地球は、ボールを乗せたお盆のように、全体で
バランスを取っていて、まだまだ、人知の及ばない所で
知らないうちに、人間は地球のバランスの恩恵を
受けているのかもしれませんね。 

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