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【誕生日】何をすべき日?

若い時は他人の誕生日のお祝いや、
盛大な誕生日パーティー等、
羨ましかった記憶があります。

三十代になってそれ以降は、
自分の誕生日を迎える度に、
特に身近な人の死があると、
時間が有限だと感じさせられてしまいます。

誕生日を迎えるということは、
刻一刻と死に向かっているという事実。

その事実と向き合う事を、
一時的にでも忘れるように、
パーティーをしたりするのでしょうか?

「おめでとう!」

と、
お祝いの言葉を発したりするけれど、
生まれたその瞬間であるならば、
「おめでとう。」

それ以降は、
もはや、
「おめでとう。」
ではなくなってしまっている気がします。

だからと言って、
何と言えば良いのか?
と問われても、
それは難しい質問で・・・。

不慮の事故等なく、
その日を以って、
無事に年齢を重ねることが出来る日を迎えることに対して、
「おめでとう。」
と言われれば、
確かにそうなのかもしれない。

誕生日を迎えた本人は、
父と母への、
もっと言えば、
先祖への感謝と敬意を表す日ではないだろうか?

それが、
どんな毒親であったとしても・・・、
どんなに想像を絶する家庭環境だったとしても・・・、
どんな家系や家柄だったとしても・・・。

今、
自分が存在しているのは、
その方々のお陰なのだから。

しかし、
そう思えるようになったのは、
自分が親という立場になってからなのか、
父が他界してからなのか、
あまり憶えてはいない。

多分、
今日も誰かの誕生日だと思うから、
取り敢えずは、
「おめでとう。」

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