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6/23 インドの北海道⁉︎ Gulmargへ行く

アザーンの詠唱で、今朝も4時半に起床。
ちゃんとしたアザーンって久しぶりに聞いた気がする。
チェンナイにもモスクはあるが、風向きによるのか、アザーンが聞こえる時と聞こえない時がある。
最初から最後までしっかりアザーンを聞くのは、ジャカルタ以来である。

期せずして、スリナガルで延泊することになってしまったので、郊外にあるグルマル(Gulmarg)という高原に行くことにした。
ラダックで仲良くなったカシミール出身のローズから熱烈に勧められていた観光地で、昨日のうちに連絡を取って、行き方を教えてもらった。
彼女が教えてくれた方法は以下の通り。

①Lal Chowk → Jahangir Chowk (乗合ワゴン)
②Jahangir Chowk → Parim Pora (バス)
③Parim Pora → Tangmarg (乗合ワゴン)
④Tangmarg → Gulmarg (乗合ワゴン)

直行バスがあるのかと思っていたら、想像以上に面倒臭いのである。

乗り換えが多くて難易度も高そうなので、やっぱり行くのをやめようかと思っていると、「私は今 Gulmarg の近くにいるから、そこで会いましょう」と提案された。
何だか行かざるを得ない雰囲気になってしまったので、朝の8時にゲストハウスをチェックアウトして出発。

朝のスリナガル犬
朝の軍人
朝の女学生

①の目的地である Jahangir Chowk までは、地図によると歩いて1時間弱だったので、散歩も兼ねて徒歩で向かう。

Jahangir Chowk というのはあくまでも地域の名前で、一体どこでバスに乗れば良いのかわからなかったが、うろうろしているとバスが集まっている場所を発見。
車掌らしき人に「Parim Paraに行きたいんだ」と伝えると、「よし、これに乗れ」と傍らのバスを指される。
乗客が集まってから、バスは出発。

Jahangir Chowk

次の目的地であるParim Para もどこかよく分からなかったが、車窓から大きなバスターミナルが見えたので、車掌に確認して下車する。
ここでも車掌らしきおじさんを捕まえて、「Tangmarg に行きたいんだ」と伝える。
すると、「それなら、このジープだ」と乗合ワゴンに案内される。
びっくりするくらいトントン拍子なのである。

Parim Para
バスの墓場

乗合ワゴンは、ぼくが乗り込むと満員になったので、すぐに出発する。
Tangmarg は終点らしく、乗り過ごす心配がない。

Tangmarg

午前11時、Tangmarg に到着。
Tangmarg は最終目的地 Gulmarg の麓にあり、高原リゾートに向かう乗合ワゴンがひしめいていた。
バスターミナル近くのレストランでWi-Fiを捕まえてローズに連絡すると、「今から迎えに行くわ。30分くらい待ってて」との返事。

結局、彼女がやってきたのは1時間半後の12時半だった。
その辺はインド時間ということなのだろう。

彼女の友達だという長身の青年が運転する自動車で、Gulmarg まで連れて行ってもらう。
麓から頂上まで向かう途中、検問がいくつかあったが、青年が「ローカルだ!」と叫んで全て強行突破して行った。
本来なら、外国人はパスポートチェックが必要らしい。

20分ほど坂道を登って、ようやく Gulmarg に到着。

寒冷な気候、広大な平原、豊かな自然。
タイトルにも書いたが、北海道みたいな感じだ。

ラベンダーも咲いている。

実はこのGulmarg、冬は良質な雪が積もるため、インドを代表するスキーリゾートとしても有名な場所らしい。

ゴンドラもある。
ものすごく人気らしく、数日前からネット予約が必要とのこと。

そんな風光明媚な場所だが、市内よりもパキスタンとの国境に近いということで、かなり厳戒態勢が敷かれている

雨こそ降らなかったものの、曇りがちの1日だったが、帰り際に少しだけ雲間が見えた。

さらに高い山脈が姿を現したのである。
なかなかドラマティックな光景だった。

というわけで今日は、北海道のような高原リゾートに行ってきた、という日記だった。
明日は、市内観光をする予定。

今日のベジ・ターリー


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