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愚痴や不平不満。
職場などで愚痴や不平不満を言ってしまうことがありますね。
しかしそれを何万回言ったところで環境が変わることのないことくらい承知してはいると思います。
ストレスをずっと溜めたままなのも辛いので、どうしても吐き出したくなる気持ちもあります。
しかし、やはり愚痴や不平不満を言うことに慣れてしまうこともよくありません。
そもそも、ずっと愚痴や不平不満を言っている人がいつまでも言い続けてしまう原因というのがなんなのか?を本人の感情からではなく、環境や仕組みから説明してみようと思います。
まず、僕達は会社などの企業に勤めています。
つまり、雇われて、時間と労力を会社に与えて、給与という形で対価をもらっています。
さらに、マニュアルやパソコンなどの必要品も会社によって整備されているため、その中でどうこなしてしていくか?という受け身の姿勢として仕事をしています。
さらに会社の社員も上司も会社によって選出されているため、その中で人間関係もやりくりしなくてはなりません。
つまり、雇われ労力とは、ほとんどの活動において能動的ではなく受動的だということです。
そうなってくると、この与えられた環境に自分自身でコントロールできる範囲がほぼほぼないために、身体的、精神的に負担がかかり、ストレスとなり、心の警報が鳴りっぱなしの状態となってしまいます。
その時に、人は愚痴や不平不満として吐き出してなんとか消化しようする。
その環境下で愚痴や不平不満を言わずにやっていくことは仕組み的に無理な話なわけです。
では、どうすれば愚痴や不平不満をなるべく言わずにいけるか?
それは、先ほど説明した環境と真逆の環境に身を持っていくしかありません。
受動的な環境から能動的な環境へとシフトする。
つまり、独立して自身で人間関係、お金、時間をコントロールできる環境を作り上げるしかないのです。
しかしながら、大多数の人間は独立して何かを始めることがなかなかできません。
なぜできないかというと、その世界では想像性と創造性が必要だからです。
労働の対価として会社からお金を"貰う"ことに慣れてしまった僕達は、自分自身で世の中に価値を生み出し、お金を"作る"ことをせずに今まで生きてきたわけです。
独立して生きる道を選択をした人達は自分で自分の人生を管理して、コントロールしていかなくてはなりません。
一方で、雇われた身分である大多数の人達は自分の人生のコントロールのほとんどを会社に任せています。
僕達は会社に自分の人生を任せていることをあまり理解していません。
お金も、人間関係も、健康も、時間も、狭い制限の中で会社に任せているのです。
その事実には目を瞑り、気楽に愚痴や不平不満は言いたい放題できる。
動物園で檻の中で飼われたライオンに飼育員がエサをあげて、ライオンが「このエサまずいんだよ!」と言っているのと同じですね。
もし、ライオンが自由に生きたいのであれば、動物園という環境で生きるのではなく、リスクを受け入れて、サバンナに行って、自分の人生を能動的に生きるしかありません。
結論、自分の人生のコントロールを放棄した大多数の人達の愚痴や不平不満を無くす方法はその環境下に居続ける限りにおいて、理屈的に不可能ということになります。
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