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ツーマンセルでは互いの役割を考えて行動する。忍者の働き方【義盛百首 忍歌100】

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「二人行く 忍びは一人 先立ちて 跡なる人に 道を示せよ」
忍歌 義盛百首 第百首

【現代語訳】忍びに二人で行くなら、一人は先に行き後の人に道を示す

【解説】二人忍びで行動する場合、一人は先行して後のもう一人に道を示す。先行する忍びは前方の安全確認を行い、後続する忍びは先行のサポートを行う。一人忍びを独忍、二人以上の忍びを双忍といい、双忍の術での忍び込みは上手な者から順に入り、退出時は下手な者から先に出る。これは忍びの生存率を上げるための方法で、離行の術という。

【超訳】ツーマンセルでのお互いの役割を考える。ツーマンセルは二人が同時に同じ事をしても意味がなく、作業の邪魔になるだけ。率先して取り組むタイプと、俯瞰して冷静に確認するタイプに分かれて互いの弱点を補い、強みを最大限発揮し高い効果を得る。また、そのためにはお互いの事をよく理解し信頼しなければならない。


義盛百首とは…
伊勢三郎義盛に仮託し作られた忍者の心得を読んだ計百首の歌。伊勢三郎義盛は伊賀出身で、源義経の配下で忍者として活躍したとされる。義盛百首は忍歌と呼ばれることもあり、軍法侍用集や万川集海などの忍術書に登場する。


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