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必死さ ≠ 真実:偽情報に惑わされないための思考法【忍者の技と知恵 #349】

人が必死になる、大事にしている=真実、重要なものとは限りません。因果関係の誤った結びつけに注意して、客観的に物事を判断するのが大事です。

敵軍に頭のいい軍師がいるとき、忍者は敵軍師と自国が内通している偽の手紙を作って送り、軍師を陥れる謀略を仕掛けます。これを忍術では「蛍火の術」といいます。忠誠心の高く、死を覚悟してでも任務を遂行できる忍者がいれば、偽手紙を持たせて敵城に送り込みわざと捕まらせて内通してる偽情報を流します。

捕まった忍者は偽情報をさも本当であるように見せるため、捕まって拷問を受けても簡単には話さず、もうムリだというところで自白することで敵を術にかけます。心理学でいうところの「希少性の原理」なかなか手に入らないものほど価値が上がるという気持ちに人は騙されます。

①忍者は敵にわざと捕まる。
②拷問にほどほど耐えた後、偽手紙を取り出す。


【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。

万川集海とは
『万川集海(ばんせんしゅうかい/まんせんしゅうかい)』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。

🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇‍♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home