GPTー4でゲーム企画がめちゃくちゃ楽しくできる!・その1
以前、Chat GPTを使ってゲームの企画を考えるといった内容の記事を書きましたが、その際はGPT-3を使用していました。
今回は、GPTー4を使って企画を考えるとものすごく楽しかったので、紹介したいと思います。
GPTー3でも企画検討に非常に役立ったのですが、GPTー4を使うとさらに賢い提案をしてくれます。
ゲームに限らず、様々な企画の検討にも応用できそうなので、ご笑覧いただけますと幸いです。
EMS Frameworkを使って、ネタ出しをしてもらう
前回の記事の時と同様に、ChatGPTに「■■を■■して、■■を■■するゲーム」を元にして、ゲームのアイデアを出してもらいます。
……お気づきでしょうか?
どうやらGPT4さんは、これがゲームのアイデア出しだということに気がついているようです。
同じ事をGPT3.5で行っても、只文章を出力するだけでした。
(ランダム性によるものかもしれませんが…)
また、出力された文章も、どことなくゲームのアイデアだと言うことを意識したような内容になっています。
「宝石を揃えて、モンスターを倒すゲーム」なんて、某ゲームを彷彿とさせるアイデアですね。
条件を追加してみる
ChatGPTがゲームのアイデアを求められていることを理解しているようなので、下記のように条件を追加してネタ出しをしてもらいました。
シブサワ・コウ氏は「信長の野望」や「三國志」シリーズを生み出したレジェンド・クリエーターです。 文章の最後を「シブサワ・コウ風のゲーム」すると、見事にアイデアが歴史・戦略シミュレーションものに限定されました。
説明部分にも、シブサワ・コウ氏の作品の特徴が書かれており、ChatGPTが氏が手掛けられた作品を把握していることがうかがえます。
他にも試してみましょう。
こんどは、「星のカービィ」や「大乱闘スマッシュブラザーズ」などのクリエイターである桜井政博氏の名前を入れてみました。
先ほどと違って、ゲームシステムに関するアイデアを出してきているのが面白いですね。
説明部分にも書かれているように、ChatGPTは桜井氏の作品の特徴をゲームシステム部分にあると感じているようです。
人名だけでなく、会社名も試してみたいと思います。
リアルなレースゲームであるグランツーリスモシリーズを開発しているポリフォニー・デジタル社の名前を入れてみました。
こちらもポリフォニー・デジタル社らしく、レースや乗り物に関するゲームのアイデアが出てきてきました。
解説部分に「ポリフォニー・デジタルが手掛ける~」と書かれているように、今回は人物名ではないことも把握しているようです。
このように、好きなクリエーターの名前や社名を追加すると、それにふさわしいゲームのアイデアを出してくれるので、自分の作りたいゲームに合わせて指定しても面白いと思います。
もちろん名前以外のキーワードを追加しても、その要素を考慮したアイデアを出してくれます。
伏字部分を一部固定しても面白いです。
目的部分に「破壊」を入れたので、見事に破壊をテーマにしたアイデアを出してくれています。
このように、色々なキーワードを追加すると、その内容を考慮してChatGPTがアイデアを出してくれるので、非常に効率よくネタ出しが行えます。
特にGPT4を使うと作業がさらに楽になります。
感覚的には、GPT3が「言われたことを言われたとおりにこなす新入社員」なのに対して、GPT4は「言われたことの意図を読んで、提案できる社員」ぐらいの差があります。
ゲーム以外に、マンガや小説ネタ出しにも使えると思いますので、ぜひ一度お試しください。
次回は、ネタ出しでできたアイデアから、ChatGTPを使って企画内容の検討を進めてみたいと思います。
続きを書きました。
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