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葉牡丹のネアリカ

まず、ネアリカ(Nierika)とは。

簡単に説明すると、ネアリカはメキシコの先住民「ウイチョル族」の伝統的なアートである。蜜蝋を塗った板に、毛糸を並べて貼り付けていく。

ウイチョル族のシャーマンは、巡礼に出て、幻覚剤であるサボテンを取りに行く。断食をして空っぽのおなかに、幻覚サボテンを摂り入れる。(ものすごく不味いらしい)

それによって見えたビジョン(幻覚)を毛糸で表現していく。だからこれは、宗教儀式であり、精霊や神からのメッセージのようなものだ。

本来のネアリカはこういうもので、「この世とあの世をむすぶトンネル」とも言われているらしい。だからネアリカを作るときは、できるだけ計画せずに、うまく作ろうとか、やり直そうとか、そういう自分の自我を捨てて、作ると良い。


【ネアリカ5枚目】

『ハボタン(葉牡丹)のネアリカ』

私が自主制作している映画「きゃべつのものがたり」の主人公は「きやべ つたろー」(きゃべつたろうを文字って。)そしてヒロインの名が、「ハボタン」(葉牡丹:花きゃべつ)


葉牡丹の花言葉は、『祝福』なので、お正月の飾りとして良く使われる。色も紅白っぽいし。1年半前に知って、花言葉が『祝福』というところが気に入り、見事ヒロインに抜擢されたのだった。

葉牡丹は、キャベツの仲間の非結球性ケールから改良され、江戸時代には食用だったらしいが、今はもっぱら観賞用。アメリカでは食べるという説も。AKIRA歌に、ビンボーで花きゃべつ食べたという歌があったなぁ…。笑


庭の葉牡丹(赤)を写真を撮って、加工で色を決める。水色とピンクの組み合わせ、いいなぁ。優しい天国のような色合い。


①葉の筋と、②影と、③輪郭を、色を分けずに貼っていってしまったせいで、何が何やら、わからなくなってしまった。そんなときに救世主の紐を購入し、葉の筋を上からなぞった。


これ、始まりから完成までの過程を動画で繋げると、すっごく綺麗なのだ☺️


完成!


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