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【短編】最高のゴールを目指して

開けた視界は真っ青
白と青のコントラストが目に染みる

一瞬後には緑の中に二本の道筋
僕らを先導するレールは一本道だ

けれどそれは真っ直ぐじゃない
登って降りて急カーブして
気が付いたら振り回されてる

上も下もわからない様な状態にくるくる回されて
頭の中はもう何が何やら

でも気持ちいい

疾風がごとく走り抜けて
急坂だってなんのその
止まりそうになっても乗り越えて
滑り出せばどこまでも駆けていく

人生みたいだなんて言った人がいたかもしれない
そしたら僕はまだ途中

あの急な坂を登ってるところなのかも
乗り越えた先に辿り着けば
一気に駆け抜けられるのなら
もうちょっと踏ん張ってみてもいいかなあ

風を切ってどこまでも突っ切って進むために
力を蓄えてるのかも

きっと走り抜けた先では
今みたいな爽快感と満足感が待ってるんだろう

もしかしたら不良品で、途中で止まるかもしれないけど
そしたらみんなにメンテナンスしてもらおう

人生って一人だけど一人じゃないよね
誰かにメンテしてもらったら
誰かのメンテをしにいって
一緒にゴールできるように
手を取り合って苦しい時間を乗り越えて

ゴールに辿り着いたその時には
凄かったねって笑い合えたら最高じゃない?


 本日は「ジェットコースターの日」だそうです。今日は何の日~毎日が記念日~様より。

 ジェットコースター大好きな人です。遊園地へ行けば必ず乗りますし、笑顔で両手を上げてきゃっきゃしちゃいます。いつだか、一つの園に5個のジェットコースターがある遊園地へ行きまして、ばっちり制覇した暁には、満面の笑みの私とへろへろになっていた両親がいました。悪い事したなぁ(反省は…少しだけですね)
 上へ行き、下へ行き、ぐるりと回り、ねじれて、人生の縮図みたいですよね。何がおこるかわからない。一度走ればコースはわかりますが、何がどうなっているのやらという間に駆け抜けるあの疾風感も、気が付けば色々終わってたな、なんて後から振り返るみたいです。乗りに行ってスカッとしてきたいですねぇ。

小説を書く力になります、ありがとうございます!トイ達を気に入ってくださると嬉しいです✨