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躁鬱(双極性障害)の人向け 焦っているなら、それ一度きっぱり諦める

最近、心理学の復習で、講座を受けているのですが、その中で得たことを元にしながら、考えたことを書きます。

“焦り”についてですが、人って案外焦っている最中には、自分が焦っていることに気づけません。

以前、友達が来た時、話してくれたのですが、「子どもが行きたがったイベントに連れていくため、慣れない場所に車で送っていき、待ち時間に会場を離れ、再び迎えに行こうとした時、渋滞している状況、知らない道で事故っちゃった」という内容でした。

友達は「時間に間に合わないと思って、焦っちゃった…」って言っていました。

幸い、少し車が凹んだくらいで済んだのですが、焦っている時って、適切な行動が取れないものです。

「時間に間に合う」ことを諦めてしまえば、他の展開があったかもしれません。

そもそも、自分が焦っている時に気づけなかったりするのですが、気持ちは体に現れています。

緊張した時に、顔が赤くなる、手に汗をかく、膝が震えるなどのように。

人によって出かたは違うと思いますが、わたしが焦っている時、歯をくいしばったり、口が渇いたり、心臓がドキドキしたり、イライラなど。

わたしたちの体は、理性の脳(こうしなければ、こうするべき)と本能の脳(こうしたい、やりたくない)が常に葛藤しています、その葛藤がストレスです。

ストレスが大きく外に向かえば、暴れたり、人によっては暴言などかもしれません。ストレスが内に向かうと、自分の生命を維持している脳幹の部分に影響を及ぼし、原因不明の体調不良につながります。

人が脳を持っている以上、この葛藤から逃れることはできません。メンタル系の情報でよく言われるのは、理性の脳を緩める話ですが、これまで何十年もやってきた考え方を変えるのは大変です。

まず、手をつけるなら、葛藤の逃し口を作るのがやりやすいと思います。日々の中に継続的にその時間を設けます。

もう何度も書いているので、繰り返しになってしまいますが、わたしの場合

  • ラジオ体操

  • エアロビ

  • マッサージ

  • 入浴剤を入れたお風呂

  • 植物の世話

  • お笑いのテレビ

  • 夫と会話

など

葛藤している時、そのストレスが内に向かうと、体に影響して、自律的な生活を乱してしまいます。

これは、一般的な話ですが、双極性障害の人が生活リズムを整えて、体調を安定させる上でも、意識してやってみる価値があると思います。

葛藤が起こるのは誰にでもあること、でも、それが自分の体を傷つけないよう、対処法を身に着ける、のも大切だと感じています。

タイトルの「焦っているなら、それ一度きっぱり諦める」ですが、わたしが調子の悪い時、一番葛藤し、焦っていたのは、「子育てできない」についてでした。

今、それについてどう考えているのか?ですが、わたしが子育てで、きっぱり心から諦めたのは「いい母親になる」ことです。

人は、理想と現実の自分の差が大きければ、大きいほど、悩みます。差がなければ悩みません。

子どもに優しく接しられる自分と、寝たきりの自分では、葛藤しまくりになって当然です。

“いい母親”になるのは自分には無理だ、と理想を捨てた時、子どもたちはいろんな人に可愛がってもらえばいい、と思えました。

しかし、一方でこれまで心理学を学んできた頭でっかちの自分。子どもはわたしのようになる、のも分かっています。怖いですね、自分のようになるなんて。(ざっくり過ぎる言い方ですが)

でも、今は怖くないんです。人生という長いスパンでは、良い時と悪い時があって、悪い時、周りが手分けして助けてくれていた、ということを見ていたと思います。

助けられる時もあるし、助けることもある。

わたしが入院した時には、義母がきてくれて、家事をしてくれました。友達が、子どもを家に泊めてくれたり、遊びに連れ出してくれたり。

大人にとっては大変な時間を、子どもたちは、一部楽しい思い出になっているのでは?と思います。

寂しい思いも沢山しているかもしれませんが、これからいくらでも埋められるはずです。(たぶん)

帰省した時、義母に「入院の時、すみませんでした」と言ったら、「気にしなくていいよ、あなたは笑ってたらいいんだから」と。

子どもは、わたしのようになる。ならば、何かしてあげるより、笑ってたらいいんだろうな、と思います。(それが出来ない時もあるけれど、それは、そういう時もあるよね、と思っています)

焦らなくても大丈夫、かもしれません。まとまらなくて、すみません。

これまで、体調を安定させることをメインに書いてきました。体の調子を整えるのが最優先なのは変わらないのですが、その先、日々の生活を充実した気持ちで送るための考え方も大事だと思います。

自分の勉強も兼ねて、その時々、どう考えて、どう切り抜けてきたのか?なども書いていきたいです。

お読みいただきありがとうございました。






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