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躁鬱(双極性障害)の人向け 病院を受診する他にできることはないの?

発症して薬が合い、体調は安定してきた。でも、鬱々とした気分がなくなる訳ではなく、何かしないとずっとこのままなのでは?と思う時がありました。

そこで医師にデイケアのことを聞き、見学をして参加しました。私は週一で三ヶ月、心理教育を受けました。

とても役に立っていて、今も活用していますが、私がデイケアに行って一番良かったことは、ある気づきがあったことです。

デイケアでは、作業療法が行われていて(作業とは、人の目的ある活動全て)、作業を通じて、心と体を回復させるねらいがあります。

プログラムには料理、創作、映画鑑賞、スポーツ、心理教育、園芸、コミュニケーションなど、様々あります。

私の気づきは、これらは全て生活であり=作業だということ。普段の生活を作業として捉えてみると、生活の一つ一つの動作の捉え方が変わってきます。

今の自分にはどの動作は簡単で、どれは難しいのか?どれくらいの量ができるのか?

例えば、私はお布団を畳んだり、掃除をしたり、は簡単ですが、料理のように判断を多く要する作業は、負担が大きいです。

ただ、負担が大きいものも出来るようにならなければ、というより、レトルトもあるし、人にお願いもできるといった考えで、特に落ち込んだりせず、ハードルの低いものから手をつけています。

“作業”が出来るようになってくると、確かに気持ちも安定してくるのですが、作業量と作業内容を管理するのも大切だと思っています。

毎日、その日の気分で違うことをしていると、何がきっかけで体調を崩したのか原因が見えづらいのと、量の設定がないと、調節が難しいです。

私は、担当する家事が決まっていて、毎日同じペースです。日課の植物の世話をし、コミュニケーションは、ごく狭い範囲に設定しています。

自分で計画した生活を送る→うまくいかない(何かできない作業がある)部分を明らかにする→工夫できる部分や他のやり方を調べる(もしくは削る)→やってみる。

このようなサイクルで考えています。

何をすればいいのか分からない時は、焦りばかりで落ち着かなかったですが、生活をすればよいと知り、作業をしていると、自然と体も感情も動くようになったと感じます。

病院を受診する他にできることの一つとして、生活(自分が計画した)をするを挙げたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。





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