躁鬱(双極性障害)の人向け 将来が不安で身動きが取れないときに出来ること
体調が悪い時と体調が良くなってきた時、今後に関しての不安はたくさん出てくると思います。
それは、人によって仕事のこと、お金のこと、人間関係、子育てなど、ありとあらゆることが悩みの元になります。
今現在、わたしの状況としては、双極性障害を患う前よりも、メンタルが安定していると思います。
その状態に至るまで、紆余曲折しましたが、考え方によって悩みから解放される部分もあったので、今日はそのことを書きます。
今回、お金について。悩みが発生したら、その悩みが事実なのか確認します。
今の自分にはお金が稼げない…
この状況に悩んでいるとしたら、以下のように自分に問いかけます。
①生活に具体的にいくら必要で、そのお金を支援してもらうことはできるのか?
→できる、としたら悩みはお金ではなく、その状態にある自分に悩んでいるのかもしれない。
②お金を自分より稼いでいないのに、幸せにしている人はいないか?
→いる、としたら自分と何が違うか?その人は何をしているのか?
③外に出てお金が稼げないとしたら、他に方法は1つもないのか?
→ある、としたら今から出来ることは?
わたしの場合ですが、悩みがグルグル頭にとどまっているような時は、本当は何に悩んでいるのか分かっていない時があります。
そんな時には、「それは事実か?」「一つも例外はないか?」を考えるようにしています。
そうすると、漠然としていた悩みが、具体的な課題として浮かび上がり、誰か相談する、調べる、といった行動につなげられます。
上記の①では、支援を受けられるけれど、稼げない自分には価値が…、という劣等感を感じるなら、「大人はこうあるべき」という強い思い込みがあるのかもしれません。(お金というきっかけで、思い込みが反応する)
②については、世界に目を向ければ、お金の流通すらない村があり、それでいて、村民がすごく仲良く、楽しく暮らしているのを見ることがあります。
一言で言えば、幸せそうな暮らしですが、やっているのは“生活”。家畜を育てる人、水を汲む人、料理をする人など、生きるために協力し、信頼しあう人間関係があるように見えます。
では、田舎暮らしすればいいのか?という話ではなく、必要な要素が、自分なりの”生活”と良い人間関係だと考えています。
悩んでいるのは、お金ではなく、協力しあう人間関係がないことの方なのかもしれない、と考えることもできます。
③については、分身ロボットが登場しているほど世の中は進んでいて、自分にあったやり方が、世の中に1つもないこともなさそうだ、と感じます。
わたしは分身ロボットを使いたいとは思っていないのですが、行けないのなら、行かないで出来る方法を作る、といった考え方が参考になりました。
最後に、将来が不安で身動きが取れない時に出来ること
何に悩んでいるのか具体的にする
人の意見を聞く
いま出来ることを生活レベルにまで落とし込む
3番目について。お金を稼ぐ以外に、お金が出ないような仕組みを考えて実行するのも、すぐに出来るお金に関わることです。
わたしの場合
掃除をする
夫の話を聞く
DIYする
など。
いたって普通のことですが、自分がそういう役割と思ってやっています。自分で毎日掃除すれば、体を動かすし、家族も喜ぶ。ロボット掃除機を買わなくてよい。
愚痴や話を聞くと、相手はストレス解消できて、カウンセリングやお酒に頼ることがない。
DIYすれば、低価格で満足感が得られる。
ここからは、直接お金に関わることではないですが、わたしが学んでいる心理学では、講師から私たちに期待することとして、「有縁を度す」ことを度々言われます。
「有縁を度す」(うえんをどす)は仏教用語なのですが、意味合いとしては、身近な縁のある人を助ける、といったことです。
いまできることで、相手を喜ばせる。特別なことではなく、毎朝ちゃんと「おはよう」を言うとか、頼まれごとをやっておいてあげるとか、何でも。
そういうことをやっていると何が起きるか?今まで自分に向いていた矢印が、相手へ関心を持てるようになり、行動により、相手から喜ばれ、結果的に自分のイメージが変わっていきます。
「あなたがいてくれてよかった」というメッセージをたくさん受け取って力を貯めたら、また次の展開があるのだと思います。
何かを取りに行くのは大事ですが、手にすれば失う不安ももれなくついてきます。だから、先に何もないけどこの人たちと一緒なら大丈夫だわ、という基盤作り(安心感)も必要なのかな、と思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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