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躁鬱(双極性障害)の人向け 将来への不安が大きくて落ち込みがちな時に出来る事

今日の記事はマガジン「これからの人生を充実させていきたい時に読む記事」に入れました。

今回は、私が心理学を学んでいた時に触れる機会があった、森田療法という精神療法の考え方を書きます。

双極性障害は、治療の対象外であり、その治療をお勧めするつもりはありません。そういう考え方もあるんだな、くらいの感じで読んでいただけると幸いです。

森田療法は、精神科医の森田正馬氏により創始された、精神療法です。

不安についての考え方ですが、不安やその根底にある死の恐怖は、避けられない(どんな人にとっても)ものである。

不安の裏側には、よりよく生きたいという“生の欲望”がある

不安と生の欲望は表裏一体なので、不安が大きいければ、それと同じだけ「〇〇に生きたい!」という欲求があるということです。

この「〇〇に生きたい!」気持ちの存在に気づいてあげることが大事です。不安の方に焦点が合っていると、見えなくなってしまいます。

病気の時には、辛い、苦しい、悲しい、寂しい、いろんな感情が出てきます。その裏には、健康に過ごしたい!という欲求があります。

森田療法では、この生の欲望に従って、建設的な行動をしていきます。不安やネガティブな感情は排除せず、自然なものとして、そのままにしておきます。

私の経験と照らし合わせてみると、森田療法の考え方は自分に合っていたと思います。

不安を取り除くために、何か調べごとをするのではなく、とりあえず作業をするようにしています。

森田療法では“気分本位”と“目的本位”という言葉が使われるのですが、気分によって決めるのではなく、なすべきこと、やりたい事をやる。

自発的に目的に沿う行動をしていると、変化があるのですが、これについては個々で独自のものになると思います。

とはいえ、自分の生の欲望に沿う行動がわからないんだけど・・、というときには、とりあえず体を動かす、掃除、草むしり、体操などはやりやすいですね。

体が元気でも、一人でいると不安になる事があると思います。私はそんな時、コミュニケーションが足りていないんだな、人と関わりたい(生の欲求)んだな、と思って、ボランティアに参加(行動)しています。

私が参加しているのは、農業ボランティアです。ボランティアなのでお金はもらえないですが、楽しくお仕事させてもらい、世代の違う人と世間話をし、売りに出ない野菜を頂き、疲れて気絶するように眠る。

“目的本位”で自発的に日々行動をする。とりあえずやる。やりたい事、必要な事ができたか、できないか、事実に着目してみるのが大切だと思います。

将来への不安が大きくて落ち込みがちな時に出来る事は、不安はそのままに、“生の欲望”に気づいてあげ、具体的に行動してみる、です。

読んでいただき、ありがとうございました。



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