命と向き合う
先月、北海道に行ってきた。
8日間、車中泊の旅だった。
何をしに行ったかというと、動物たちに会いに行ってきた。
見たかった動物は、とりあえず写真に収めることができた。
1000枚ほど撮った。
使えそうな写真は20枚ほどだった。
それでも、彼らと向き合って写真を撮ることができて満足している。
エゾシカ、キタキツネ、ヒグマ、など。
中でも、キタキツネは狂おしいほど可愛かった。
夏の時期でやせ細ったフォルムではあったけれど、仕草や表情は犬、猫のようで既視感があった。
本当に可愛いかった。
冬は夏とは違い、素晴らしい姿を見せてくれるのだろう。
冬のもっふもふの体を抱きしめたい。
次は、冬に来ようと考えた。
自然豊かでネイチャー好きにはたまらない北海道だけど、思っていたよりも観光地化していると感じた。
主に知床国立公園あたりに滞在していたのだが、思っていたよりも観光客が訪れていた。観光バスと数時間おきに何台かすれ違うこともあり、動物が人慣れしていると言われているのも納得できた。
国立公園に指定されてから、観光客の数が物凄く増えているらしい。
それに伴って、色々問題が出ているようだ。
よく話に出てくるのが、野生動物へのえさやり問題だ。
やせ細ったキツネを見つけて
『えさを食べれてないのか、かわいそう』
そう思ってえさをあげてしまう観光客がいるらしい。
彼らのことを知らないがためにそう思ってしまうのだろう。
えさをもらった動物は、人間を恐れなくなってえさを貰いに道路に出てくる。彼らとの距離は適切でなければならないと思う。
本当にモラルがないと思う。
国立公園はそのへんの公園じゃない。
動物園でもない。
野生動物はペットではないし、彼らにとっては悪影響でしかない。
人間にとっても良い影響はない。
そんなことも考えられない人たちがいることが残念でならない。
えさやりが彼らを殺すことを知ってほしい。
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