エキソニモ展@東京都写真美術館
台風接近により雨が降るなか、エキソニモの全国初回顧展『エキソニモ UN-DEAD-LINK アン・デッド・リンク − インターネットアートへの再接続』へ行ってきました。
すっごく良かったです。
オンラインとリアルを撹拌するアートユニット「エキソニモ」
1990年代からメディアアートを発表し続ける「exonemo(エキソニモ)」。
基本プロフィールやオフィシャルサイトはこちら↓
展示風景
例えば、パソコンのマウスを破壊し、その過程でマウスのポインタがモニター上で動いた軌跡を遺す作品など、人間を「身体」と「心」に分けて話すように、デジタルの中にある「リアル」と「bit」の関係を探究しているような感じがしました。
この『HEAVY BODY PAINT』(2016)という作品。
一見、単なるペンキボトルの写真プリントだが、YouTubeで制作プロセスを知ってもらえたら、実物を観たときの驚きが少し伝わるかもしれない。
あとは、オンラインゲームでプレイヤーが死ぬたびに、ピアノがなる作品。
などなど。
作品を観て、解説を読んで「はっ!」とするリズムが、なんとも楽しかった。
AIが書いた小説に感動することがあるように、アルゴリズムから生まれたものでも、受け手が人間である限り、そこに物語を感じて、心が動いてしまうものだなぁと。
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