蘊蓄モノは、書かないって決めてたんだけど!w
「ハロウィーンですね!」
「だから!?」
「いや、そう言われましても・・・・。」
「それは妾のセリフかな???」
「いや、ハロウイーンだから、仮装したり、かぼちゃでおばけ作ったり、楽しみましょうよ。」
「ふ〜〜〜む、パンプキンは、かぼちゃではないんだよね!www」
「あーまたでた、うざい知識披露!」
「そういうこというから、薀蓄モノはやらないって決めてたんだけどね!www」
「ま、でも、かぼちゃとパンプキンは、どう違うんですか???」
「まあ、言えば、”微妙に違う”んだけどね!www」
「なんですか?それは。」
「まあ、なんというか、分類の階層が違うんだよ。」
「かぼちゃの方が広いんですかね???」
「お!勘がいいな、今日は、どうした。!?!?」
「へへっ!(^^;;;」
「かぼちゃは、例えば、Wikipedia によると、
ウリ科カボチャ属に属する果菜の総称である。原産は南北アメリカ大陸だが、主要生産地は中国、インド、ウクライナ、アフリカである。
などとなっているよな。」
「はあ、で?パンプキンは???」
「で、かぼちゃには、栽培されている品種としては、C. argyrosperma(ニホンパイカボチャ)、クロダネカボチャ、セイヨウカボチャ、ニホンカボチャ、ペポカボチャの5種あるんだけど、パンプキンってのは、このペポカボチャに属する一種だよ。」
「確かに、日本で、”なんきん、かぼちゃ”って言って売られているものは、皮が黒い系統、深い緑色だったりするけど、アメリカの家庭の庭先に飾ってあるジャック・オ・ランタンは、皮もオレンジ色ですよね〜。」
「果肉の形質もかなり異なるんだよ。」
「日本のかぼちゃの煮物みたいにしても、パンプキンではできないって聞いたことがありますね!w」
「そうそう、どうなっているかは、買ってみて、自分で確かめてみたらいい。」
「そういうとこ、すぐ突き放すんだから!w」
「自分で確かめないと、忘れるだろ!」
「ま、そうですけど、で、ジャック・オ・ランタンも出ましたが、このハロウィーンですけど、これはケルトの原始的なお祭りに起源があるんですか???」
「本当は、はっきりとはしないんだよね。例えば、Wikipedia でも、
ハロウィン、あるいはハロウィーン(英: Halloween または Hallowe'en[※ 1][※ 2])は、毎年10月31日に行われる、古代アイルランドに住んでいたケルト人が起源と考えられている祭りである[1]、
https://ja.wikipedia.org/wiki/ハロウィン
と書いてあって、その[1]では、
10月31日のハロウィンは、古代アイルランドに住んでいたケルト人の特別なお祭が起源だと言われています。秋の収穫を祝うとともに、悪霊などを追い出す宗教的な行事です。
https://www.kanro.co.jp/sweeten/detail/id=1168
と書いてあるんだな!」
「なるほど、”考えられている”ってところに、詳しい識者からの”批判”を交わす”ねらい!”が読み取れますね!」
「現代国語の章末の”ねらい!”みたいでおかしいだろ!w しかしね、実は、はっきりしない。」
「この古代アイルランドのケルト人ってとこですよね!?!?」
「あ、それもあるね。前に、ここで話したこともあるけど、”島のケルト”ってのは、大陸のケルトとは違う習俗を持っていた別人種だったってことがわかってきていて、
これ↑でも触れたし、もっと以前の記事にも、書いたことあるね!www」
「古代のアイルランドの”ケルト人”が、ケルト人になる前の習俗かもしれませんよね。」
「その可能性が高いといまでは思われている。大陸に、似たような古い祭(の痕跡が残って)がないんだよね!w」
「なるほど、ケルトに宗旨替えする前のアイルランドの古代人の原宗教である方が自然か???すごく、アニミズム的な匂いもあるしなぁ・・・」
「まあ、しかし、ドルイドのお祭りになって、さらに、キリスト教になったときに、諸聖人の祭の前夜祭的になら、勝手にやるのはいいよ!ってことになった。」
「勝手に?ってことは、正式なキリスト教のお祭りではないんですか???」
「違うな!キリスト教の神は、三位一体、イエス・キリストだけだよ!」
「ああ、そうか。他の怪力乱心はいないんですね!www」
「ただ、諸原始宗教を厳しく弾圧した時期もあるけど、その後、原住民を撫育する目的で、昔からのお祭りなどを、キリスト教の聖人をお祭りするという理由づけをするなら、許す!ってなっていく。」
「しかし、かなり以前からの民間の原始宗教的ですから、元は、わからなくなっているんでしょうね???」
「ヨーロッパ全土に、キリスト教が広まって行くとき、原始宗教とその神々は、邪神であるとして、完全に滅っせられてきたからね。」
「宗教史や宗教学は、日本人の不得意な分野だし、あんまり一般向けの本とか出ていないし、一般論として、妾もあまりよく知らない。」
「ハロウィンについては、あまりにも、有名になったので、逆に、いろんな説を紹介してくれていて、楽しいってことか。」
「そうそう、まあ、日本は、古いお祭りが、特に、この戦後滅びてきていて、でも、こういう”ハレノヒ”みたいなものがもっとあってもいいから、これでいいように思ってる。」
「仮装して練り歩いたり、子供が、”トリック オア トリート”って言いながら、近所を回るとかですね!」
「地域社会がある程度あったほうが人間は幸せなんだよね。そのように進化して、今の大繁栄を築いてきたわけだから。」
「少子化の原因は、地域社会自体の崩壊と関連があるね。」
「昔は、地域の子は地域全体で育てて、地域に還元してきた。」
「特に、西日本、四国の土佐とか、九州の南側方面とかは、昭和初期まで、夜這い婚の風習も残って、猥雑だけど、これはこれで地域社会の維持にはすごく役立ってきた。」
「最初の子は、(父親が)誰の子かはっきりしないことの方が多いけど、だからこそ、地域で育てて、村の顔役になるように教育してきた面はあるそうですね!」
「元をたどっていけば、同じ地域では、どっかで繋がっているっていうような考えもあったみたいだね。」
「それと同時に、室町、戦国あたりまでは、時宗の聖のように、諸国を巡っては、土地・土地のお話を収集しつつ、京都の話などをする人もいて、”気はし”が聞くようなら、村の庄屋の次女や三女の婿になって、開墾地を与えられたりもしてきたのも、血が濃くなりすぎると、村が崩壊するっていう経験則が有った為だろうとも言われている。」
「古代、中世も、なかなか人の世は楽しげですね、こうしてみてくると。」
「まあ、しかし、やっぱり窮屈だったとは思うよ。現代社会ってのは、数百年オーダーで見ればやっぱり進化している。」
「暮らしやすくなってはいますよね。」
「日本でも1億3千万人くらい暮らしてるからなぁ・・・。」
「縄文中期では、30万人もいなかったって言われているからね!」
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