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近頃の雑感想文!w

「フリーレンも、このターム、最終回でしたね!」

「よくできた楽しい話だね!wwwww」

「うん、フリーレンは、着実に”進化”していっていますね。しかし、明確な敵(例えば、魔王)はすでに滅んでいて、なんとなく、よくわからない敵たちと戦ったりってとこが、西洋の典型的な”物語”と違っていますよね!」

「ああ、妾、それは、広い意味での”宗教観”のようなものが違うからかなって思うよ。日本の方がある意味、”その先”へいっているんだよね。」

「んん?なんのことですか?」

「指輪物語でも、ハリーポッターみたいなものでも、明確な”悪”の大王みたいなのが、まだ、いる時期の話で、これはある種のプレモダンの美化なんだよ。」

「なるほど、モダンは、そういった二項対立がなくなった後でも、小競り合いもあれば、そこら中での小対立、エゴのぶつけ合いなど起ってるけど、西欧はそれの明確な解決策を持てないできましたよね!」

「特に、ソビエト連邦が崩壊して、ドイツのベルリンの壁はなくなったけど、理想的な平和社会など来なかった。ゴルバチョフなんていい面の皮だよね!!!」

「むしろその彼らのいう”勝手な反省”が、プーチンの恐怖を産んでいますね!」

「しかし、明確に何か違いがないし、アメリカも1950年代から80年代くらい前の明快な正義の”世界の警察官”ではなくなったね!」

「西欧の古典的な聖杯伝説というのは、ある種プレモダンの方がよかったっていうような一種のノスタルジックな憧憬物語なんだよ、今では。」

「確かに、中世的な権威への憧れとか、秩序みたいなものがあって、明確に”悪”がいて、みんなそれを倒すために”勇者”に憧れ、彼に正義の実現を願った頃の方がよかったなぁー!みたいな感じがありますね!!!」

「実際には、心の問題みたいなところに気がつき、インドの宗教的なメディテーションとかね、日本的な仏教、特に曹洞宗(そうとうしゅう)における座禅みたいなものを彼らは”発見”して、大々的に紹介されたりしたね。」

「フロイトやユングが心理学を展開したのも、その頃ですね!」

「いわゆるポストモダンっていうのは、プレモダン的なわかりやすい対立が解消したにも関わらず、人間は全く、幸せになっていなし、平和も実現していないことへの、漠然とした疑問や不安からきている社会状態なんだよ。」

「メディテーションにしても、座禅にしても、彼ら、何と無く”技術”と捉えていて、日本風の”さとり”などは、ふわふわしてて、理解できない感じがしますね!」

「そうなんだと思うんだよね!だから、彼ら、ハリーポッターのようなプレモダンの階級制秩序の方がよかったみたいなお話になる。」

「日本では、違うんですか?」

「日本は、河合隼雄さんみたいな人も出て、中世ー近世と語り継がれてきた固有の”宗教観”に基づく感覚とか意識のレベルみたいなことが、前々からあったよね。わかったようなわかんないような感じのまま、ジッと生きていくみたなことと結びついていく。吉川英治”宮本武蔵”なんか、臨済禅的に深いんだと思うね!」

「ああ、武蔵は、臨済宗の師”沢庵”に出会って、「公案」のようなものを常に授けられて、それを考えながら、剣の腕を磨くね!吉岡剣法にしても、佐々木小次郎にしても、別に、彼らは”悪”ではなく、倒さねばならない敵でもないのに、ひたすらヤり続ける。」

「ウンウン、そうなんですよね!こういうの日本的だなって思います。ハリウッド映画的ではないんですよね!」

「こういうの、江戸時代からあったんだよね!日本では。」

「沢庵和尚は、臨済禅の巨刹、大徳寺、の巨星の一人で、大徳寺は、俗化の甚だしい京都の寺社にあって、今でも一定の”法統と権威”を持って聳え立っている。」

「その話は、いつかここでもしましたね!例えば、

https://note.com/kitsuki_mitsuki5/n/n7142cfa59999

「そうそう、開山:大燈国師宗峰妙超禅師 以来の”古風な禅風”を保っていると信じられている。この宗派は、


宗峰妙超(鎌倉時代)ー 一休宗純(室町時代) ー 沢庵宗彭(江戸時代)

とね、この臨済の宗派からは、その時代時代の”知の巨匠”のようなものたちが出ているけど、このように日本の叡智とは、はじめっからポストモダン的だったんだよね!」

「ある意味、プレモダンは、平安期で終わったとも言えるんでしょうか?」

「文化史的にはそうかもね!?!?ただ、政治制度や商売のやり方など、これはまだまだ、近代には遠いけどね!」

「しかし、少なくとも日本の貴族は、武家の台頭後は、ある意味、ポストモダン的な状況に向かい合わなくてはいけなかったんですね!」

「そうなんだよ、たまに後醍醐とか、明治維新の時の騒動とか、折に触れて、プレモダンの揺り戻しはあったけど、普通の日本人は、第二次大戦後の状況は、すでに長らくずっとその文化の底流にあったものだったのかもしれないよね!」

「だから、天皇陛下が象徴になっても、鬼畜米英がお手本とすべき文明となっても、黙々と働いて、次の繁栄に結びついてきたんですね!違和感はなかったんだ!”国体の護持”とか言ってた連中の頭の悪さですね!」

「きっとそうだね!まあ、文化人類学や民俗学の先生方は、もっと色々な概念を用いて、難しく論じて、より正確で、精密な理屈もあるんだろうけど、これは、素人の感想文なんで、赦していただこう!」

「で、フリーレンとどう繋がるんですか?長い前振りでしたけど!wwwwwwwww」

「うるさいな、日本の聖杯伝説は、ポストモダンを扱うんだけど、そもそも下地があったと言いたいんだよ!」

「なーんだ、ポストモダンとか、”遅れてきた昭和の著名人”みたいなこと言い出して、どうしたのか?って思いましたよ!」

「春樹さんの”ねじまき鳥クロニクル”これは、クミコさんが失踪してしまうところから、物語が動き出すよね!つまり、主人公は、すでに、結婚している。」

「ああ、西洋の聖杯伝説ってのは、悪を倒して、お姫様を助けて、永遠に結ばれ、ハッピーエンド!みたいなのが典型ですね!」

「それがすでに、プレモダンーモダン的 だよね!」

「そうか、春樹さん、プレモダン-モダン的なハッピーエンドの”後”を書きたいんだ!www」

「そうそう、それが”指輪物語”や”ハリーポッター”との大きな違いで、東西の文化の違いをも内包する深いところかな!?!?」

「そうか、指輪物語は、ちょっとひねって、最後、フロドは指輪を火山に捨ててしまいますね!確かに!でも、春樹さんほどの深さが無い感じします!」

「ひねってはいるけど、大枠で、西洋文化の枠内にある。捨てただけでは、ポストモダンの解決策にはならない!他のたれかが拾って暴れるかもしれないしね!www」

「クミコさんの失踪について、冒頭では、主人公はまだ、全く理解できない。何が起こったのかわからない!」

「そうですね!まさに、モダンの状況です。二項対立は解消し、二人は永遠の愛を誓ったハッピーエンドの後、なのに、その後の空白というか、エアポケットのような未知なる問題が起きた!」

「主人公は、そこにアクセスする権利のようなものというか、関わる資格のようなものがまだないんだよね!なので、なんか目的があるのか無いのかも解らないような曖昧な旅に出る!」

「で、右往左往してながら、いろいろな人と出会い”旅”のようなことをして、たまに、深くて暗い”イド”に潜ったりして、自己のありようについて考えたり、笠原メイやふかえりちゃん(子供は、鬼というか、イタズラというか、自己を揺さぶるものの象徴として出てますね!)に色々揺さぶられたりして、最終的に、もう一度、クミコを取り戻して行く!」

「その時には、一皮も二皮も向けたポストモダン的な意味での”大人”になっているっていうエンドだね!」

「周りも傷ついて、自己も散々傷つけられたけど、螺旋階段を、2、3周回って、登ったところに行き着いたわけですね!」

「日本人的なポストモダンの有り様だよね!よくわかるだろ・・・・・・・。」

「はいはい、でも、それが何か???・・・・・あ、そうか、フリーレンも、二度目の旅は、過去の自分との決別と修復、それからの新たに進化した自己の獲得の物語ですね!」

「”死と再生”、簡単にいうとそういう物語なんだけどね!」

「それが受けるんですね!日本の中高生くらいの子達も、こういう”死と再生”の物語を、無意識にではあるが、でも、強く求めているんですね!」

「そうだと思う。宮崎アニメでも、”千と千尋の神隠し”は、こういう話だよ。ものすごく流行った”君の名は”もそういう目で見ることも可能ですね!新海誠さん、深いなぁ!映像化も、ものすごく凝ってましたけどね!細かいエピソードも凝ってたし、サンプリングやオマージュも上手い!こういう感想も、どっかで一度、書いたね!www もう、忘れたけど!wwwww」

「そうですね。で、西洋では、ものすごく新しい話だと感じられるんですね!”死と再生”自体は、彼らもわかるのにな!というか、むしろ彼らの古典ではあるのか!だから、その形で映像化してあげると理解されるんですね!ちょっと、我々とは違った理解の仕方かもしれないけど・・・。」

「日本では、むしろちょっとノスタルジックな話でしょ。原作の山田鐘人さん、いいね!妾、ものすごく好きな物語の語り部を見つけた気分だよ!」

「なる・・・。で、西洋の彼らも、やっと我々に追いついてきたか!?!?」

「だけど、そのために、いちいち、フロイトだのユングだのを経ないといけないところが、西洋の面倒なところだね!!!言語化できないところの”さとり”みたいなものなのに、彼らの文化では、言葉で説明できないものはないのと一緒だからね!www」

「言語化しないと無いのと一緒ってことか、彼ら、ガチで誠に、マジめんどくさい!」

「日本人は、言語化しないところの”間”のようなところに”創作”を自然に感じる文化があるんだ!」

「ああ、映画なんかでも、黒澤映画とか、そうですね!いちいち説明しないで、ずっと回しっぱなしの映像が流れているだけで、主人公の表情だけが一瞬で変わったりする。」

「TVでも、昭和の最盛期のもの、そうだな、例えば、”子連れ狼”なんてのはそうだね!」

「ああ、わかります。どっかの大名かその家宰のどなたかとかとね、子連れ狼こと、拝一刀、がなんか剣術道場のようなところで向かい合って、ただただ座っているところが、5分くらい、その道場の小窓みたいなところから覗くような構図で、無言で長回しされていたりね!」

「しのつく雨がシトシト降っていて、雨だれの音だけが聴こえている。で、拝一刀が、

『では、拙者これにて・・・』

とか言い残して、スタスタ歩いて出て行く。

で、家宰のどなたかが

『拝一刀、恐ろしいやつ!』

とか言ってね!そのまま、全然、違うシーンになったりね!あはは!w」

「あははははははは!!そうでしたね!そうか、言語化が必要ない文化だったんだね!こういうのも、この note シリーズで、どっかで一回書きましたね!!!あらためるとおっかしいね!(^0_0^)bb」

「もう、どこか、忘れたけどね!www  ま、それが、バブル崩壊後あたりから、むしろ退化して、精神文化的には、後退してしまったけどね!」

「言語化しない文化は、色々問題もありますからね!www」

「西洋や、さらに、イスラムのようなところ、特に、原理主義者と”対峙”しないといけなくなると、”不言語化が文化だ!”とか言っていると、全く理解しないで、やりたい放題やられることになりかねないから、仕方ないね!」

「日本人も、現実的には、400から500年くらい昔に戻って、対応しないといけないですかね!」

「それに、中高生くらいを見ていると、せっかく積み重ねてきた”文化の粋”みたいなものが受け継がれていないと感じることが多いね!」

「戦後教育が、”左翼的な浅薄な言語化”を良しとしてきたこともありますね、それは。」

「しかし、もっと、精神文化的に遅れた連中が、近代兵器を持ってやってくるかもしれない時代になってきたので、これはこれで悪くないかもとは思う。」

「一周回って、世界は、いずれ元の日本の”非言語文化”と似たところに収束しますね!」

「何百年かかかるだろうけどね!www」

「オオタニさんの問題なんかもそういう視点でも見れますね!」

「ああ、ああいう問題は”世界で活躍”する人にはこれからも起こるよ!日本の国内では、もう少し、柔らかい問題になるんだけど、アメリカでは、しっかりやらないと、永久追放になりかねない!www」

「オオタニさーーーん、キュンどころじゃなくなって、ギュンギュンですね!w」

「最近、年棒などの交渉の代理人だけ置いて、マネージメント会社とは契約しない人が増えてるけど、彼くらい稼いでる人はリスクヘッジも兼ねて、大きなマネージメント会社から、手練れのマネージャーをつけてもらう方が良いね!」

「それは、犯罪を隠蔽しろということですか?」

「違う違う、もちろん、本人が犯罪行為を行っていた場合どうしようもないんだけど、通訳とか、親友とか、まあ、なんでもいいけど、そういう人が ”ヤバいことに関わって、マズい” って時ね。そばに、その現地の法律に詳しくて、どうするのが一番いいか、まず、相談できる人がいないと、素人では問題を返って大きくする可能性が極めて高いからね!w」

「弁護士さんも得意技が違いますからね!熟練の何人かで法律の専門家チーム”法務部”を持っているようなマネージメント会社との契約をしといたほうがいいですね!特に、本業のこと(オオタニの場合、野球!)以外のことは極力考えたくないっていうだし!」

「そうなんだよね!特に、アメリカの法律は、近しい人の犯罪行為を知ったとき、”まず初めにどう行動したか?”が一番大事なんだよね!その上、脱税は、”国家への反逆”と見做されて、彼ほどの巨額だと!追放される。もともと、イギリスなどからの”移民”が互助組織的なのを造って建国した国なので、仲間への反逆は罪が重いんだよね・・・。」

「”裏金”のような裏収入がバレても、”もう使っちゃったから、納税しません!”って堂々と言って、何も税金上のお咎めなしな国とはエラい違いですね!で、犯罪行為を知って、かばうとか、建て替えるとかすると、共犯になるんですよね!?」

「そうそう、だから、まず、マネージャーに相談して、法務部と連絡とってもらい、最悪でも、本人には一切、害が及ばない方法を考えてもらわないといけない。」

「場合によっては、突き放すしかないときもありますよね!」

「その時も、キチンと法律上の問題点を指摘して、連座するようなことはできないと伝えるのが、一番、苦痛が少ないしね!wwwww」

「そのために、ギャラの幾分かを”保険料”みたいな感じで、事務所取り分として、認めているわけでね!彼くらい(一年100億超えていて、10年、分割後払い!とかね!そういう人はとくに!だね!!それと、そういうことばかりでなく、トラブったり、それに巻き込まれそうなときに、法律に照らして合法で、しかも、一番、全ての人にとってなるべく良い方法を考えてもらわないといけない!)」

「特に、米国は、口だけの言い訳が通用せず、外形で罪を判断しますよね!」

「そうそう、”秘書に任せっきりで知りませんでした”では、外形上の犯罪行為への加担から逃げられないね!そして、こういう時は、一度言ってしまったことややってしまったことは取り消せない!」

「スポーツ選手ばかりでなく、芸能関係でも、そうですよね!」

「浅はかな早とちりや、余計なことをなるべくしないようにしないとね!wwwwwwww」

「うむ、オオタニさーーーん、の件を”他山の石”としましょう!」

「若いうちから、巨額の財産を持つとものすごくたかってくるやつらが色々な方面から湧くからね!www」

「妾、個人的には、なんとか切り抜けてもらって、新生オオタニさーーんをみたいですね!www」

「野球に集中したい、野球以外のことを考える時間はなるべく最小限にしたい!なら、良いマネージメント事務所との契約は必須だよ!wwwwwwww」

「ううむ。」

「ま、いい方向に向かってくれるように祈ってましょう!」

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