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2024/5 東北旅行記 ep10:超混雑の舘鼻岸壁朝市、クラナドの聖地・菜の花咲き誇るむつの横浜(八戸~横浜)


前回のあらすじ

零食レフト、不敬小僧、たべたろう

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本編

●べらぼうな混雑の舘鼻岸壁朝市へ

旅行も残り2日。この日はまず4時起きで朝市に向かう。

朝市の名前は「館鼻岸壁朝市」。日曜日に開催しており、運よく八戸泊が土曜日だったので行くことにした。しかし朝市なので、何時に行くべきか分からない。どうも夜明け前から待機しているヤツもいるらしいし。

八戸中心部から館鼻岸壁朝市へのアクセス方法はいくつかある。例えば、クルマで直接行くとか、中心地から出ている循環バスに乗るとか。始発が出ていれば、本八戸駅から陸奥湊駅に行き、歩くとか。

私が選んだのはクルマ。バスは乗れるか分からないし復路も不安。電車の始発は6時台だし。ただ、SNSを見たところものごっつい混雑で駐車できるか心配だった。つっても4時に出れば大丈夫でしょ。

これが甘かった。朝市の駐車場にたどり着いてから30分くらい止められずにうろうろした。明確に車室の線が引かれているわけでもないし、時には袋小路に入ってしまい、切り返しに苦労するなどした。

まごまごしていたら朝市の商品が売り切れるかもしれない。早起きして寝不足であり、どうしてもイライラしてしまう。寝不足で判断ミスがあり、すんでのところで空いたところに入られてしまうのも何度かあり、どんどんとイライラする。

最終的に何とか止められたのは良かったが、当然にすごい混雑。今回の東北旅行中、最も人口密度が高く、人出も多かった。

とりあえず目当ての唐揚げを提供している店へ急ぐ。場内には、ザ・おばあちゃんみたいな声で、異様に間の抜けたアナウンスが響いている。どんどんと先ほどのイライラが消えていく。

さて、目当ての店に着いた。まるでどうぶつの森の自宅か、というほどに、整然とフライヤーが並んでいる。こんなに大量のフライヤー、どこから持ってきたのか。

並んでいると、岸田文雄が食べに来ました的な写真が飾ってあった。なんでこんなに北の将軍様みたいなアングルで撮ったんだろう。あと、首相に手づかみさせるんだ。

極東の宰相様・岸田文雄
所狭しと並んだから揚げ

目当ては手羽揚げだったのだが、アホみたいに混んでいて、別にから揚げ食えればいいやと思って、空いている方の列に並ぶ。10分ほど並んで、骨付きもも肉の唐揚げ「しおももた」と「イカメンチ」、さらにふつうの唐揚げまで買ってしまった。

しおももた
イカメンチ

しおももたはもちろん、何となく買ったイカメンチが大当たり。1個70円の価格もさることながら、しっかりとイカが入っていて風味もいい。若干ゲテモノ系だが、海鮮クセモノが好きな私にヒットした。ざっと見た後に戻って、イカメンチをリピート。さらにチキンカツなどを買う。先ほどを含め、どう考えても買いすぎて、案の定この日、重たい負債となって私に付きまとった。

●横浜へ

この日のメーンイベントは、本旅行のメーンイベントでもある恐山。その前に横浜へ向かう。もちろん神奈川の横浜ではなく、青森県上北郡の横浜町、である。

青森の横浜は、菜の花の名所として知られる。『CLANNAD』の聖地としても知られる。車をかっ飛ばして、まずついたのはJRの陸奥横浜駅。無人駅であり、同じく撮影している人が1人いたのみ。私もCLANNADはアニメで見たが、該当カットを見せられないと、この駅が聖地であることは分からない程度である。

撮影もほどほどに、道の駅よこはまへ。トイレがやけに塩素くさい。食用の貝をトロ船に入れて「ミニ水族館」としていた。

この辺り、むつエリアはホタテなど貝類が名産である。屋台で出ていた赤皿貝の串と、つぶ貝をいただく。小銭がなかったので、両替ついでに屋内の物販で干したホタテの貝柱を買った。レジ待ちの列に並んでいると、最前の人に対して、案内誘導をかねて観光案内をする人がいた。なんとなく、話すのめんどくさいなあと思っていたら、なぜか私にはまったく話しかけてこなかった。

つぶ貝はつぶ貝。赤皿貝は、見た目もそうだし味もベビーホタテっぽい。ベビーホタテより、ザラザラした噛み応えがあっておいしい。

これが噂の赤皿貝

●寄付? 強制?

小腹を満たしたので菜の花畑へ。なお、この間も朝に買ったから揚げやしおももたはまだ残っている。悠長に貝なんて食っている場合ではなかったかもしれない。

菜の花畑は、道の駅から車で少々。10分ほどだったろうか。畑を使った「迷路」として、入り口で100円だかの「寄付」を募っていた。写真を見てお分かりの通り、菜の花畑の入り口にはゲートあり。

その真横で、係員の2人が目を光らせながら「寄付」を募っている。だったら入場料として100円とれば? と思ってしまう。強制ではない体をとりつつ、半強制みたいなのはすごく腹が立つ。考えすぎか。とりあえず、本当は払いたくなかったが、気圧されて払った。案内図とイメージキャラクターのステッカーをくれた。

「迷路」とはいうが、垣根が高くないので迷うことなんてのはない。晴れ空と菜の花の猛烈な黄色をゆっくり楽しむ。菜の花って臭いだなと知る。

展望台から撮った

長くなってきたので今回はここまで。次回は大間~恐山~むつの予定。

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