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2024/8 中欧旅行記 ep20(Final):いいことがあれば、わるいこともある


前回のあらすじ

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本編

●いよいよ帰国、リストフェレンツ空港でラウンジホッピング

酷暑と騒音、隣人への恐怖という三重苦のために睡眠不足のまま、朝を迎えた。朝方になるにつれて気温が下がって寝やすくなったので、その辺りで若干ちゃんとした眠りにつけて、そのまま寝坊しかけた。

この日は空港に行くだけ。チェックアウトを済ませて、バスで向かう。空港では、往路で目にした日本人たちと再会を果たした。再会といってもこっちが一方的に覚えているだけだが。

復路も、往路と同じ中国東方航空。しかしチェックインカウンターが2つしかなかった成田とは違い、3つ4つあって係員もテキパキとしている。ストレスフリー。荷物検査でなぜか止められたけど誤作動か何かだった。そのままスルー。

その後は、いつも通り小市民御用達・プライオリティパスの威光を借りてラウンジを練り歩く。出国審査前のエリアには2つあり、片方はフードとソフドリ、もう片方はアルコールあり、ホットケーキを焼く機械がありと面白かった。ボタンを押すとホットケーキ生地がコンベアにポトンと落ちて、それを焼成していく、不思議な機械である。

ホットケーキマシン

出国審査後にもラウンジが一個。こちらもトカイワインがあるなど充実している。とはいえ、バンコク旅行で帰国前にラウンジで鯨飲馬食した結果、飛行機を東京上空で空中旋回させかねないほどの腹痛に襲われたので、自重する。

●なぜかプレミアムエコノミーの僥倖

出発ロビーまで行くと、なぜか係員に呼び出される。特にテロルの準備などもしていないし何だろうと思ったら、ボーディングパスをむしり取られて新しいボーディングパスを渡された。理解できないまま搭乗すると、何とエコノミークラスからプレミアムエコノミーへとアップグレードされていた。

詳細な理由は分からんが、どうもダブルブッキングとかがあると、ランダムでエコノミーから格上げとなることがあるようだ。これはラッキーというほかない。プレミアムエコノミーというだけでなく、最前列。足を伸ばし放題。フットレストもある。往路でも述べたがこの旅行は、日本~中国・上海と、上海~ハンガリー・ブダペストという航路。後者が果てしなく長く、この長い航路を快適な席で過ごせるのはでかい。

席種には関係ないが、機内食もうまかった。初回は、鶏肉ときのこをオイスターソースで炒めたような主菜で、副菜の鶏肉と合わせてうまい。2回目はチキンカツと野菜ソテー。妻が頼んだ牛メニューは、またもオイスターソース系の味付け。これまたいずれもうまい。

筆者はトイレに行っていたため受け取れなかったが、ハーゲンダッツの配給もあったらしい。これはプレミアムエコノミーのみだろうか。何にせよ、快適というほかない機内タイムであった。

●壮大な揺り戻しを受ける

そんなに疲れることもなく、上海・浦東空港に到着。時間は早朝、5時ごろ。往路で利用したラウンジへ、まず向かう。ライブキッチンの麺が懐かしい。再び食べる。こちらのラウンジは一度利用したこともあり、足早に退散して、もう一方のラウンジに長居する。特に腹も減っとらんのでコーヒーのみ。

ポヤンとしていたらあっという間に出発の時間である。先ほどで運を使い果たしたのか、なぜかこの便は筆者と妻が隣り合わせではなく、間に1席。妻の席のモニターがぶっ壊れているなど、激しい揺り戻しがあった。飯はソーセージのチャーハンみたいなやつ。可もなく不可もなし。

ま、2時間くらいだし良いでしょう。ほとんど寝ていたし。それにしても、欧州が暑かったので日本に戻っても「暑い!」とは感じない。家路は特にトラブルもなく、シャワーを浴びて紙パンツ生活からおさらばできたのが何よりの解放感であった。

いやー、終わった。まさか20回もだらだら続くとは思わなかった。ここまで読んでくだすった人がもしいれば、ありがとうございました。感想などいただけると励みになるのでいつでもお待ちしています。拡散も大歓迎です。では、また。

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