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コトナルセカイ

相手の言っている事はよーくわかる
相手がその言葉に
どんな意味づけをしているかも
ちゃーんとある程度は分かっていると思う
だけどそれは
私とは異なるもので理解は出来るけれど
納得も同調も出来るものではない というとき
いったいどーしたらいいんだろう

ましてやその相手が
相手の使っている言葉の正当性を
私に投げかけて
私を全面否定しているならば

・~・~・

ああそうか
だから悲しかったんだ

私の言葉が届かないのが
とてつもなく悲しかったんだ

私の言葉の意味付けを全面的に否定して
あなたの利に叶う人の言葉を取り入れ
あたかもそれだけが正しいかのように
しかも
それが正しいのだから自分が正しいのだと
あなたの言葉ではなく誰かの言葉をすり替えて
正義の斧を振り下ろしてきたあなたの様子が
とてもとても哀しかったんだ

そうか
だから私はいつも
あなたの本当の姿を
感じ取ることが出来なかったのか

あなたはいつも
誰かの言葉を自分の言葉としてすり替えて
それがもう自然で当たり前で
そうすることが
あなたが生きる という事だったから

言葉というのは
その人自身から出たもの
としか思わなかった私には
まさかあなたから出ている言葉が
誰かの言葉であったなんて
これっぽっちも思わなかった

だから
私があなた自身を感じる事なんて
出来るはずがなかったんだね

本人すら そうしている という自覚なく
そうやって生きて来たのだから
私がそれに気が付けるはずがない

気付けるなんて
ものすごい思い上がりだ

・~・~・

そうか貴方は
人生をかけて
それを私にみせてくれたのか

言葉が作る世界 というもの
世界は言葉で出来ている というもの
それを深く理解できるように
あなたは見せてくれて来たのか


なんだ だったらもう
感謝することしか出来ないじゃないか

そこまでひっくり返されたら
ありがたい としか
思えないじゃないか

まったくもう
いったいなんて世界なんだ
なんて手の込んだ仕組みなんだ

さいごには
ありがとう という言葉にしか
繋がらない


そしていま気が付いた

ありがとう という言葉は
意味付けの異なりがものすごく少なくて

だから この言葉は
みんなに響くんだね


ありがとうございます。 お受けしたサポートのお気持ちは、この巡りのなかで循環させられるよう、ありがたく使わせて頂きます。感謝致します。