モヤさまとご対面

モヤさまが鎮座しとる。

うーん、なんだろな。
モヤモヤする。

該当する事柄については、その場で対応済みでもう完了してる。
でも、モヤモヤが消えない。
なんでだ？

こういった時は、たいてい裏に何か潜んでる。
表向きはすべて事が済んでるのにも関わらず、なーんか引っかかるのだ。

最近は殆ど平和モード満開なので、たまーにこういったのが来ると余計目立つ。
お掃除しきれてない、なにか。
自分ではクリアにしたつもりでいたけど、実は根っこがまだ残ってる何か。
それは幼少期に知らずのうちに抱え込んで蓋をしてしまったものだったり、あまりに日常化し過ぎて染み込んでいて、当の本人が当たり前すぎて気付かなかったり。

その時によって様々色んなパターンだから、これだからこう、というものではなかったりする。　だから、見付けにくい。
見付けにくいからこそ、せっかく浮上しかけてるのなら、つまみ出してしまいたい。

以前はこの辺りでメンドクサクなって、スルーしたり見なかったことにしたりしてた。
今はそんなこと言ってる場合じゃない。

自分が段々落ち着いてくると、色んな事か起きてもそれ程掻き回されることはなくなる。
回りがどんなにギャンギャン騒いでても、自分的には至って平和なのだ。
もちろん楽しければ騒ぐし嬉しいし、違うと思えば怒るしヤな気分にもなるのだけど、それを引きずらなくなる。　数秒で終わる。

なので、尚更今回のようなモワーッとしたものがゆらゆらしてると、気持ち悪い。
で、もうこういったものにいつまでも振り回されるのは止める、と私は決めている。
だから気配を現してくれたいま、以前のように見知らぬフリは出来ぬのだ。　ここでまたスルーして、有ると分かってるそれがいつ現れるのかを待つなんてそっちの方が面倒くさいし、何回も同じ事を繰り返す自分に段々嫌気がさしてくる。自分で自分が嫌になってくる。
その感覚も、嫌い。
自分くらい自分を好きでありたい。

それくらい、平穏というものはラクだから。

で、こういった時にあれこれ考えても思考が喜ぶだけで、ロクな思いは湧いてこない。
あれなんじゃない？　多分これだよ。と尾ひれはひれつけたものをドンドンよこす。
それに乗っかるとループにはまるので、ハイハイご苦労さん、とそっちは放っておく。

面白いのは、暫く時間たって何でもない時にポーンと分かったりするのだ。
あ、あれか。　そーだったのか。　と。
どうも「これ、なんだ？」と真っ正面に向き合ってから自分が腑に落とせる状態になるまで、時差があるパターンがあるらしい。

そうでない時もある。　その場でスパーンと納得出来ちゃうときもある。
その違いはよく分からない。
私の場合、翌朝まだ頭がちゃんとまわってない時に「あぁ。」となることが多い。
だからやることだけやって、さっさと寝ちゃう。　その方がラクだから。

「やることだけやる」というのは、一応余計なゴミは取り除いておく。
いったん「あれか？」「これか？」と思い当たる節を思い浮かべ、自分の感覚に耳を澄ます。
思い当たる節というのは、表面的な実際起こった事柄ではなく、その時それに対して自分が感じた感情や感覚のほう。　で、ちゃうな～と感じるのであれば、その時点でそれらは消去される。
そういうのをやっておいて
「後はもう分からーん」と、いったん手放す。　で、寝ちゃう。

大昔に私がうじゃうじゃ言ってるのを見て、
「飯食って風呂入って寝ろ！」と言われたことがある。　今は　なるほどな、と思う。

さてさて、今回のモヤ様の根っこは腑に落ちるんだかどーだか。
ま、気長に待とう。
どうせ「自分」じゃ分からないのだから。