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シャッフルタイム piece_vol.94

台風が通り過ぎた東京は、秋が訪れて。
窓を開けたら空気感がまた変わっていた。
ベランダの紫蘇の葉が昨日見たときより「えっ?」て言うくらい大きくなっていて、はて、台風のお陰かしらとか思ってみたりする。

昨晩は珍しくエリザベス女王の国葬をYouTubeで観ていた。TVもないし普段ほとんどニュース的なものは観ないのだけれど。

live映像とされてるそれには、棺を載せた車が空撮されているのだけれど、メインの通りだけでなく画像に映っている全ての道路に動いている車がなく。一般道と思われる所も民家も屋上駐車場も、とにかく他に動いてる物がない、という違和感。あ、参道の人だけは動いていたけれども。

宮殿や寺院であの兵隊さんや囲んで歩いている方々の独特な動き。一定のリズムでなんとも言えない不思議さ。

何だろう。live映像とされているけれども、本当なのかしらとどこかで思ってみたり。

長きに渡っての象徴がこのタイミングで閉じられ、そこへ世界中のトップの方々が集まり、そこはある意味平和的な集まりであり。

ああ古きものがひとつずつ閉じられていくんだなぁ、本当に変わってるんだなぁと感じながらも、世界の国々がそれに対して慈しみと敬意をあらわしてるその画像に、なんかホッとしたりして。



何だかとっても不思議な感覚の中にいる。

外側の現象、日常にぐぐーっと照準を合わせると思いっきりそちらに引き込まれ、物事が動いていく様を観ている。時に振り回されながら。時に展開を楽しみながら。

瞬間内側へ意識を向けると、スンッと深くどこかへ入り、それまでの外側世界のあれこれが遠い記憶と化して消えていく。
そして ああそうだったと何かを思い出す。

どうにかその中間で上手くバランスとれないかしらとかやろうとしてる自分に、そしてそれが出来ない自分を赦せてない自分に気付く。

ああそうか、これも自我サンか。
新手ね。静かに静かにすり替わって来たのね。

ものすごい超リアルな現実があるというのに、通り過ぎるともう本当にあった出来事なのかとさえ思えてしまう。

はて、どこにいるのか。
どこに行きたいのか。

そんなことさえ有耶無耶にマーブル模様に溶けていくような、そんなヘンテコリンな世界。

妙なマジック感。



ああ、そうか。
自分の中がシャッフルされてるようなんだ。

あるていど整理整頓されていたのに、すべてが混ぜられて、そこからまた要るもの要らないものの仕訳のような。

昨日から今朝までの気圧で圧縮圧迫されてたものが、台風一過後のエネルギー切り替えで、一気に弾けて身体という枠の中でヒラヒラふわふわと舞っている。

だから一瞬
どうしたらいい? という思いが湧いてくる。

どこか掴まるところを
探すかのように。

おお、なんかすごいな。
いままでの様々がとっ散らかってるみたいに、現れては去り現れては去り。その都度自分の中のエネルギーがグワングワンと回る。

何だかとっても面白いことが起きている。



そして
どこかからコエがきこえる

それは
いま ですか?


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