見出し画像

街並みと木



不動産業者にとっても、
財務省のお役人にとっても、
地面に生えている木なんて、
切ってしまうだけのものです。
誰かに切らせて、更地にする。
どうして切るかというと、
本来「ない」はずのものだからです。  
そこに木が生えているから、
家の建て方を変えよう。
川や森があるから、
町のつくり方を工夫しよう。
そう思うなら、
木や川、森はあなたにとって現実です。
でも、更地にする人にとっては、木は「現実ではない」。
現実ではないのですが、
実際には生えていますから、
邪魔物扱いをして切ってしまう。
まさしく木を「消す」のです。  
頭の中から消し、実際に切ってしまって、
現実からも消すのです。
不動産業者もお役人も、
自分が扱っているのは「土地そのもの」だと思っている。
土地なんですから、
更地に決まってるじゃないですか。
まして地面の下に棲んでるモグラや、葉っぱについている虫なんて、
まったく無視されます。「現実ではない」からです。」

—『ものがわかるということ』養老孟司著

ディべロッパーにいた時、
事業家が本妻の家の、
お隣にお妾さんに買ってあげた、石積があり、美しい松が残っていた土地の担当になり、
この美しい石積みと松を残す方法を役所と協議した。
役所はあくまでも石積みを撤去、武骨なコンクリートの擁壁、松はそのために伐採は逃れず、その際は新しい木を植えて下さいと。。

地耐力もあり、関東大震災も乗り越えたのに。。。

どうしても残すなら、
擁壁に石を埋めて下さいって。。。

ヨーロッパで木より屋根を高くしてはいけないルールの街があります。

日本🇯🇵も昔はこうだったのに。。。

私たちの意識を変えていかないと

『安心』『安全』とは何か

#石積み
#街並み
#木を切らない
#自然と暮らす
#美しい松
#旅
#日本の伝統
#photography
#photographer
#interiordesign
#instagram
#instagramjapan
#travel
#instagood
#instafood
#instagramers
#trip
#japantrip
#建築
#鎌倉
#森
#木
#水は全てにつながっている
#土
#農業
#林業
#不動産

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?