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【指す将順位戦】ギリギリ崖の上を行くように

この記事は先日の続きになります↓

さて、降級回避のためには残り2局を負けられない私。昨日、その1局目、指す将順位戦A級3組10回戦に挑んだ。

先に結果を述べると、無事勝つことができ、最終戦まで望みを繋いだ。対局後の脇汗がすごかったことは記憶に新しい。対局中は全く気にならなかった、それほど集中していた。対局後はしばらくB'zの「ギリギリchop」が頭の中で流れていた。

対局振り返り

<22手目 △3五歩 まで>

局面1

私は後手番。(図の↑側)

お相手の方が三間飛車を得意とされていることがこれまでの戦いからわかっていたので、こちらがどう動くかが最初のポイント。

私は玉頭位取りを採用。今期の5回戦でも用いた。

採用理由としては

1・持久戦の将棋を目指したかった

2・居飛車穴熊やミレニアムに比べて玉が柔軟に動ける

の2点が大きい。

しかし、そのときは対四間飛車で用いたので、今回の対三間飛車ではまた違う将棋になる。

<45手目 ▲8一飛成 まで>

局面2

6筋と7筋で駒がぶつかり中盤へ。

先にお相手の方が龍をつくる展開になった。しかし、こちらも7七の桂馬が取れそうなので形勢は互角とみている。

この戦法の経験上、こちらの玉近辺は一見薄くみえるが、2筋3筋の広さを利用したり、少し手を加えたりすると意外と粘れる。

<82手目 △3六歩 まで>

局面3

5・6・7筋を中心に、お相手の方が角を切り飛ばして攻めれば、私は飛車を見捨てて攻める等の激しいやり取りがあり最終盤。

2枚の角の効きを活かして先手玉を攻めることに成功した。

序盤で位を取った2・3筋の歩も攻めの役割を果たし、上手く指せた将棋だったと振り返る。

対局後には、お相手の方に激励の言葉も頂いた。

対局ありがとうございました。


最終戦に向けて

降級回避のために本当の最後の戦いに挑むことになる。

勝ちたいという欲から守りに入るような、消極的な将棋にはしないようにしたいと考えている。

これは急戦調の戦型を選ぶという意味ではなく、中終盤で迷いの出る場面ではなるべく積極的な手を指したいという意味だ。

指す将順位戦も大詰めに差し掛かり、参加者の多くが熱を帯びているのを感じるので、最後まで力を出し切りたいと思う。


それでは今夜も駄文失礼しました。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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