フードバンクをご存知ですか? 寄贈する側、される側 双方にメリット◎
こんばんは。
フードバンクをご存知でしょうか?
フードバンクは、直訳すると"食料銀行"
集めたり、配ったり…お金が動く銀行の仕組みをヒントに始められたそうですよ。
フードバンクとは
フードバンク(英: Food bank)とは、包装の傷みなどで、品質に問題がないにもかかわらず市場で流通出来なくなった食品を、企業から寄附を受け生活困窮者などに配給する活動およびその活動を行う団体。(ウィキペディアより)
*包装の傷みの他、印字ミスや過剰在庫、規格外品等の食品を提供されているとか。
どこで始まったのか
きっかけは、1967年にアメリカ アリゾナ州に住む一人の男性が抱えた"捨てられる食品を有効利用したい"という想いだったようです。
"捨てられる食品を有効利用したい"ということがきっかけのようですが、
すぐに、食べものを必要としている人がたくさんいる中で、"捨てられる食品で、できることを行うのが重要"という考えにかわり、フードバンクの活動が始まったそうです。
今ではアメリカ内だけでも200以上の団体が活動しており、フードバンク先進国とも言われているようです。
それぞれのメリット
フードバンクの活動を行うことにより、寄贈する側・寄贈される側それぞれにメリットがあるとされています。
また、寄贈する側、される側に上下関係はありません。
ロスになる余剰食品を必要としてる人に渡せば、お互いに助かりますよ☺︎
という対等なスタンスで行われているところもこの活動の特徴です。
1.寄贈する側のメリット
・廃棄コストの削減
∟通常、食品の廃棄コストは1kgあたり100円程度かかるとされているみたいですが、フードバンクへの寄贈であれば輸送費のみです。
・企業の社会的責任(CSR※)を果たす社会貢献活動の一環とみなすことができる。
※CSRとは
企業が事業活動を通じて社会に貢献する責任のこと。
2.寄贈される側のメリット
・食費の節約ができる
・満足できる食事で心身の充足感が得られるなど
*こちらの食材を使った料理は、おいしさだけでなく優しさも感じられるかもしれませんね☺︎
食品ロスを出さないための3R
環境に配慮する言葉として、3Rがよく取り上げられるかと思いますが、食品ロスでも3Rが考慮されているようです。
3Rはリデュース(廃棄物の発生抑制)、リユース(再利用)、リサイクル(廃棄物を原材料や有効資源として有効利用すること)の総称とされていますが、
まずはロスを出さないためのリデュースが最優先とされているそう。
フードバンクの活動は2番目のリユースにあたるようです。
日本にもフードバンクはある
しかし、食品ロスや食の貧困問題等の認識が不十分なこともあり、他国と比べると活動が浸透しているとは言い難い状況のようです。
日本にあるフードバンク団体"セカンド・ハーベストジャパン"さんのこちらの記事もすごく勉強になりました。
https://www.saiseikai.or.jp/social-inclusion/report/05_second_harvest/#
こちらの団体で扱われる食材は、市場に出回ってるものと同じように安全性が保証されているというのも安心できますよね。
転売等のリスク対策としてQRコードを用いて配送記録をしているというのも現代的。
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まずはフードバンクという活動を知っている人が増えればいいなと思います。
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