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プロ営業のコツはルノアールや松屋にある
仕事終わりに買いに行きました!2-3回ほど読み込んで吸収しきったら、捨てます!#ビジネス書を捨てよ街へ出よう pic.twitter.com/bbYtkZHVGZ
— 北村有/Webライター (@yuu_uu_) November 10, 2020
「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」
本を読みまくって頭でっかちになってる学生や、理論武装して口だけ達者なビジネスマンを思い浮かべるたびに、脳内に浮かぶのはこのセリフだ。某有名ドラマの有名過ぎるセリフ。そうだよな、大切なものは現場にこそあるんだよなと思い出させてくれる。
おくりバント社長・高山さんの本にも、いかに現場が大切かが刻々と綴られていた。
ビジネス書なんて、読んだそばから捨てろ!代わりに街へ出てすべてを観察するんだ!と焚きつける内容。本好きとしては震えるけれど、見落としてはならないエッセンスがルノアールや松屋にこそあるんだと思えば、よっこらせと重い腰が上がるというもの。
誰にでも、「好きなもの」や「これがないと生きていけない!と思うもの」がひとつやふたつはあるだろう。
それでも、「なぜそれほど好きなのか?」「好きだと思うポイントはどこにあるのか?」を熱をもって延々と語れる人は、そう多くはない。
なんとなく好きなんだよね、理屈じゃなくって感情が動くんだよね、と感情論に持っていきたい気持ち、とってもよくわかる。
私たちは生まれた瞬間から人間で、死ぬそのときまで人間で在り続けるから、「人間ってやっぱり結局、感情で動く生き物じゃん?」という価値観には全面的に賛成だ。好感がもてる。
そこに敢えて、理論をくっつけるのだ。
なんか好き、なんか感動する、なんかテンション上がる……。どうしようもなく感情が動くのなら、そこに「理由」や「分析」をトッピングすれば、自分だけじゃなく誰でも美味しく召し上がれる料理になる。
自分ひとりだけじゃなく、他にも共感してくれる仲間が増えるのは最高じゃないか。愛でてくれる人が数人でも増えれば、それがお店や商品なら売上が上がって企業側も喜ぶし、本やアニメなら制作者も喜ぶ。幸せの循環が生まれる。ようこそ優しい世界!
何よりどれより、感情だけではなく深い理由もくっつけて自分の好きなものをこんこんと語れる人、私は好きだ。
「なんかこの人すごい」と人に思ってもらえる、あわよくばいろんなところに声をかけてもらえる、結果仕事に繋がる(かもしれない)……という嬉しい循環も生まれる。ありがとう優しい世界!
つまり何が言いたいかって、今すぐもってるビジネス書を全部捨てて街に出よう、ってことだ。大事なものは本の中にもあるけど、街にも散らばっているからね。
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