行動をするということ
この記事は、NOT DESIGN SCHOOL Advent Calendar 2023の16日目です。
僭越ながらNOT DESIGN SCHOOLでウェビナー講師をさせていただくことになり、そのご縁でアドベントカレンダーを書かせていただいている次第です。
メンターを募集されていたので応募したところ、ウェビナー講師をすることになりました。
生徒の方たちはやる気がみなぎっていて既にデザイン上手な人もたくさんいそうなので、「私が何を教えられるのか！？」とビクビクしましたが、「デザイン以外」の事ならお伝えできることはあるのかな〜と密かに思っています。
（いいからデザインの事を教えてくれよ！！と思った方、ごめんなさい。）
まずはNOT DESIGN SCHOOLにいる方は私のこと知らない人ばかりだと思うので簡単に紹介をします。
ウェブ業界10年以上、フリーランス歴も10年以上（厳密に何年かはぼかします）のきたやまです。
ずっとデザインをやっていましたが、今はほぼディレクターです。
プライベートでは7歳ともうすぐ5歳の子どもがいます。毎日大変です。ゲッソリ。かわいいけど！
会社員向いてないや〜という消極的な理由でフリーランスになったため、「フリーランスになって稼ぐぞ！成功するぞ！」
のような野望もなく、
のら〜りくら〜りとやってきた十数年だったので、たいした実績もない。
横のつながりもない。
私はデザインとは全然関係ない大学を出ていて、周りは有名な大手企業に行ってる人ばかり。
たまに集まると自分だけうまく行ってない気がして劣等感を感じる。
そんな日々でした。
しかし、今では楽しい毎日を過ごしています。
日曜日に「あーまた明日仕事だ」と嘆くこともなく
誇れる実績もできました。
横のつながりもできました。
では、なぜそうなれたのかな？
と考えると、私が何か秀でた能力があったわけではないし、デザインも別にうまくもない。
ただ、「自分のできる範囲で、少し勇気を出して行動をしてきたから」なのかなと思っています。
なので今回は「行動することの大切さ」について書こうと思います。
なぜNOT DESIGN SCHOOLのアドベントカレンダーの記事でこのような内容の記事を書こうかと思ったかと言うと、多分・・ですが生徒さんの中には
「みんな凄いな〜私なんて・・」
と思っている控えめ人もいるのでは？と思ったからなのです。
「分かる・・！
私もそうだったから・・！！！」
（と、こんな事書いてしまったけど、
控えめな生徒さんが一人もいなかったらどうしよう。それはそれでもちろんそれでいいのですが。）
最近、立て続けにこんな事を言われました。
「行動力がすごいですね」
と。
それを聞いて私は思いました。
「え？？？？
私が？？？？？？」
私はとにかくネガティブで失敗が怖い性格でした。
怖すぎて行動ができない。
「やらないで後悔するより、やって後悔するほうがいい」
とは言うけど、
「やって失敗してみんなに知られるくらいなら、
やらない方が良くない？」
と思っていました。
私は今でもたまに思い出すんです。
大学生の時、サークルに入っていましたが、
一年生の時に一人でサークルの部屋に入るのが怖かった。
もし全然話したことのない4年生の先輩しかいなかったらどうしよう。
すぐ入ってすぐ出ていくわけにもいかないし。
なので一人で入ることは一年生の時は1度もありませんでした。
一方、同じ学年の友人は一人であろうと
「こんにちは〜！」
と元気よく部屋に入るんです。躊躇なく。
その子はいつの間にか上級生の先輩たちとも仲良くなっていました。
「いいな〜」
と思いながらも
「私は無理・・」
と思っていました。
そんなタイプです。
そんな私がなぜ行動力があると言われるようになったのか。
自分で考えてみました。
そこでこの２つが思い浮かびました。
①そこまで失敗が怖くなくなったから
いや〜失敗は怖いですよね。
なるべくならしたくないです。
私なんて失敗したら1週間は凹んでました。前は。
今も凹みますよ。凹みます。
でも1週間ではない。数時間。
なぜ前より怖くなくなったかというと、
失敗した時に得られるものが大きいと気づいたからなんです。
先日仕事でクライアントを怒らせてしまったことがありました。
とても怖かったし凹みました。
でも、逃げるのではなくすぐに対処方法を考え、翌日お話しして謝罪をし、今後どうやっていくかの説明をしました。
そして、気を引き締めて細心の注意を払って進行しました。
その結果、納品前には「いつも細やかな対応をしていただき助かっています」とお褒めの言葉をいただきました。
そして、厳しい言葉を言ってもらえたからこそ、仕事に対してもっと真摯に向き合わなければと改めて感じました。
また、凹んだ時に励ましてくれた人がいて、その人の優しさを知ることができました。
新たなことを始めると失敗はつきものです。
毎日同じことをしていなかったら失敗はあまりしません。
失敗をするというという事は自分が何かに挑戦している証拠、頑張っている証拠なのだと思うのです。
そんなことを考えていたら以前より失敗が怖くなくなり、行動できるようになりました。
②行動したからこそ得られたものがたくさんある事に気づいたから
私、去年なんとグッドデザイン賞を取ったんですよね。
厳密には私ではなくオンラインコミュニティの「前田デザイン室」が取ったですが。
私が前田デザイン室に所属していた時にこのDOTOWNを制作するプロジェクトのリーダーをやっていたんです。
↑私の名前が載ってます。
これだけ聞くともしかしたら私のこと凄いと思う人もいるかもしれないけど、私は別に凄くないんです。
進行したりまとめたりはしたけど、デザインは別のメンバーが作ったし。素材はみんなで作ったし。
そして私は突然リーダーという役割をやったわけではなく、そこに至るまで結構段階がありました。
そもそもプロジェクトが始まった頃は
「サブくらいならいいけどリーダーなんて絶対に無理」
と言っていました。
コミュニティに入った当初は人見知りを大発揮し、暫く静かにしていました。
そして活躍してる人を見て
「あーやっぱり私は大学時代のサークルの部室を開けられなかったあの頃のままだわ〜」
なんて思ったんです。
でも、
コミュニティでできる範囲でプロジェクトに参加したり、
仲良くできそうな人とまずは仲良くなったり、
無理しすぎず要所要所で勇気を出して行動をしていたら
いつの間にかプロジェクトリーダーをやっていたし、
いつの間にかグッドデザイン賞を取って授賞式に出席していました。
授賞式に参加していた時、
「なぜ私はこんなところに来れたのか？」
と考えた時、
そこまでに至るまでに小さなターニングポイントがたくさんあり、
そこで行動してたからなんだなとしみじみ感じました。運もあったけど。
そのような経験があってから、
些細なことだとしても
「ここで行動を起こしたらもしかしたら思いもよらない未来が待ってるかも」
と思うようになりました。
行動を繰り返していくうちに行動することが苦なくできるようになりました。
最近では、
私は2年前くらいから目標を立てて実行するというのを繰り返していたので、
来年の目標を立てる時に自分一人より誰かと一緒にやったほうがモチベーションが上がるかと思ったので、一緒にやってくれる人はいないかをXで聞いてみました。
そしたら、参加したいと言ってくれた人が10人くらいいました。
そんなにいるとは思わず、とても嬉しく感じました。
そして、折角ならと思い、目標に関する本を読んだり動画を見たりし、資料を作り、目標の立て方や向き合い方についてシェアさせてもらいました。
もし上手くいかなくても無料だし、
「スミマセン〜！」
って言えばいいやと思ったんです。
実際やってみたらたくさんの嬉しい感想をもらったので、やってよかったと思ったし、
その会でこちらのnoteを書くきっかけができました。
そしてこのnoteを書いたお陰で、
自分自身も目標について勉強できたし、
notionの知識も増えたし、
初めてYouTubeに動画をアップする経験をしました。
そもそも、ずっと有料noteを書いてみたいと思っていたのがやっと叶いました。
これができたのは最初に一緒にやってくれた人はいないかとXで問いかけたからだったなと思うのです。
ちょっとした行動がきっかけで私にとっては学びの大きい結果が生まれました。
※本日、上述の前田デザイン室の室長の前田高志さんの株式会社NASUのクラファンのリターンでVoicyの収録をしてきました。
noteについての話とか、私のこれからの野望などお話しさせていただいてるので聞いていただけたら嬉しいです！
もしもNOT DESIGN SCHOOLに入ったはいいけど、
「他の人に圧倒されて行動できない」とか
「交流会行ってみたいけど緊張しちゃうから行けない」とか
「分からないところがあるけど質問するの勇気がいるからできない」とか
過去の私のような人がいたら、
行動しないと未来は変わらないし、
行動をすれば未来は変わる
ということを知ってほしいし、
ほんの少し勇気を出して行動してほしいなと思っています。
今後私も何らかのウェビナーの講師をすることがありますが、これも実は私にとって勇気のいる行動です。
でも、きっと私自身にも得ることがたくさんあると思って頑張ります。
NOT DESIGN SCHOOLは2023年12月より開講したデザイナー向けスクールです。
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