ほぼ週刊「情シス部長のつぶやき」Vol.23【IT部門管掌役員】
【IT部門管掌役員】
大手企業なら、CEOとかCIOみたいにCxOといった管掌役員が整っていて
、それぞれに関係する部門を統括する組織があるかと思います。
中小企業においては、こういった組織を作ること自体が難しく、そもそもトップに「管掌役員」を作る、といった考え方が乏しく見えます。
特にIT部門に関しては、その領域を経験してきた人が会社の経営層（責任者）についていることが少ないですね。
長年情シス部を経験してきた人間からすると、「2025年の崖」だけでなく、各システのEOLや、見逃されがちなのが、インフラの更新など、様々な中長期的な投資が必要なのですが、こういったことを話しても、理解いただけないことが多いです。
一度こういったことをトップと話したことがあったのですが、IT戦略どころか、経営方針すらしっかりと答えれなかったですね。
このあたり、経営方針とIT戦略がキチンと考慮されていないためと考えていますが、これを考える役員がいない、または、役員会で検討もされないことが問題かなと思います。
なので、トップが全ての領域で判断を下す必要があり、ITみたいなわからない領域には手を出したくない！？判断できず、先送りになります。
これだけ社会の動きの早い時代に判断ができない又は遅い経営層がいれば間違いなく負け組になります。
と、つぶやくだけで行動を伴わなければ自分も戦犯者の一人となってしまいますので、泥舟ではなく、大きな船の船員の一人としてしっかりと大きな船を漕いでいきたいと思います。
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