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CTとMRIの使い分け

半ドン技師です。
今回の薄口Q&Aは、CTとMRIの使い分けです。

緊急時の頭部外傷では、検査時間が短いCTの検査が優先される場合が多いです。新しい出血はCT画像では白く見え一目瞭然で分かります。また、前回CTの原理は、レントゲンと同じと言いましたが、そのため画像を再構成すれば頭の骨折も同時に確認することができるのも利点です。

対してMRIは、早期の脳梗塞(拡散強調画像で確認)、微小な出血(T2*強調画像で確認)の検出が得意です。

拡散強調画像(脳梗塞)

勝手に患者さんの画像を貼り付けたらダメですよってご指摘はごもっともなのですが、この画像、私の父の画像なのでお許し下さい。
当院の脳神経内科に、認知症の疑いで受診したのですが、たまたま脳梗塞が見つかり、そのまま急性期の病院に入院になったんです。
「自分のことは自分が一番よくわかっている」
そんな事言わずに気になることがあったら、お気軽に当院にお越しください。

当院には、CT、MRIどちらの装置もございますので、患者さんの状態に応じた選択ができ、多くの場合、当日に検査が可能です。
体も心も寄り添う病院。脳神経リハビリ北大路病院は、そのような病院を目指し、そのような思いを大切に、皆様をお待ちしております。


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