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入退院支援の看護師の役割とは

京都府看護協会主催の入退院支援看護師養成研修を受講しました。具体的には、座学が4日間、オンデマンド学習と訪問看護室での実習などがあり、少し体力的にきつくはありましたが、研修を通じ、同じ目標を持つ仲間との出会いに喜びやモチベーションの高まりを感じながら、多くの学びが得られました。具体的には、以下の4点です。

1点目:在宅を知り、患者さんがどこで暮らし、どのように暮らしたいと考えているのかを把握すること。

2点目:病院から自宅に戻り、利用者に応じたサービス導入がなされていることを確認するために、サービスの種類や制度を理解しておくことの重要性。

3点目:在宅へ支援する際には、看護師として患者さんやご家族の要望が自己決定しやすいように支援すること。伴奏者としての役割を実際の場面で確認すること。

4点目:病院では、何か困ったことあればカンファレンスを招集し、多職種連携がとりやすい環境にある。しかし、在宅看護の現場・住居では、病院には普通にある物品がなく、新聞紙を折ってごみ箱にするなど自宅ならではの工夫がされていた。在宅という空間での支援をかなえるための、看護師の専門性を活かした具体的な支援が必要。
 
以上のような研修後の学びを中心に、「入退院支援の看護師の役割と社会福祉制度」というテーマで、2月28日に院内研修を開催させていただきました。また、医療ソーシャルワーカーさんからも、サービス利用の現状、介護保険認定など関連性のあることをより具体的に話していただき、講師をするうえで心強かったです。ありがとうございました。
 
これまでのキャリアを生かしながら在宅ケアチームと協働し、患者の在宅療養移行支援が提供できる看護師としての成長を目指します。

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