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謎のおとこ。

だれのこと?


うちの息子です。

幼少期、うちの息子はほんとに喋らず、
何を考えているのかわからない人でした。

わたしはもともと子どもが苦手。

産んだけれども、
子どもに不慣れで、未熟な親、そして人間である、わたしにとって、

喋らない息子は
ほんとうに謎でした。

え、子どもってみんな、
元気で
単純で
遊び回るんじゃないの?


そう、「単純」なのは、わたしのほうでした。


アレ?
違うタイプもいるの?
この子の中で何が起きてるの?
何を考えてるの?



普段、

『人って、みんな違うよね!』

『みんな違ってみんないい!金子みすゞさーん!』

とか言ってたくせに、

「子どものステレオタイプ」を自分の中で作っちゃってた。



それに気づいてから、
『謎のおとこ。』をよーく観察するようになりました。


喋らずおとなしい。

でも
性格は頑固。

大きい音が苦手。


目立つことはきらい。


うまく自分の感情を言葉にできない。


なぜか、トイレに行きたからず、イオンのおもちゃ売り場とかで漏らす。

そして、
他の子どもが、みんなで遊んでいる時。


誘われても、ほぼ混ざることは有りません。

もちろん気乗りがしないこと、嫌なことは絶対にやりません。



2歳まで、なんとか1人で『謎のおとこ。』と向き合ってきましたが、
なぜそんな行動をするのか、
何がしたいのか、
わからず日々イライラし、ストレスで週4日は下痢になったわたし。

軽く叩いたりと、少し手が出始めていましたが、
必死の想いで
これは!と思う幼稚園を見つけ、
そこに入園できたことによって
わたしは『謎のおとこ。』を虐待せずに済みました。。


園長先生、子どもへのまなざしなど、

いろいろ教えてくれてありがとう。

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『謎のおとこ。』 幼稚園へ行く


幼稚園の運動会での出来事。
息子は、絶対にお遊戯をしたくなかった。

運動会の練習がはじまり、ダンスの時間。
絶対にダンスをやらない。

みんなが踊っているのを観ても、
絶対にやらない。

意思を尊重してくれる幼稚園だったので、
踊りたくないなら見てるだけでも良いよ、と
先生たちは言ってくれました。

運動会当日、彼は
やり遂げました。

何を?
ダンスをしないことを、です。

みんなと一緒に、園庭の真ん中まで出ていき、
曲が始まり

みんなが踊る中、


踊らない。

決して踊らない。

ずっと棒立ち。

みんながダンスの一部で、しゃがんだとき、
彼は一人で立ってました。

目立つ目立つ。


そこまでイヤなの?

みんなになんて思われてるかな、、疲れる、、

.

.

.

.

.

.

スゲー。


けっして踊らない。を貫く彼を見て、

わたしは最後に思いましたね。

あっぱれ!!!と。




そこまで、やりたくない意思が強いのか!
どうしてもやりたくないのか!

今回は、
恥ずかしくて前に出たくない、わけではない。
校庭の真ん中まで自分ですすんで行ってるからね。

これは、大物になるのでは?

.

.

は〜い、親バカの始まりです♪


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『謎のおとこ。』現在!





そんな『謎のおとこ。』も、
もう少しでティーンエージャー!

最近ではようやく、
自分の意見をバリバリ言うようになってきました。

脳内で言葉の回路がつながったんでしょうか?


自分のやりたいこと、想いを
絶妙なニュアンスを交えながら
言うことが出来るようになってきました。


そして、
言葉も荒れてきました。
まだカワイイもんですがね。

幼稚園時代のあのガンコさ。
無理矢理にガンコを開くということをしなくて良かったと思っています。

現在、『謎のおとこ。』は、

「ガンコ」を昇華して、
『自分がやりたいことを知っているおとこ。』に変身しました。

子どもについて無知だったわたしに、
いろいろ教えてくれた『謎のおとこ。』

これからの未来、幼稚園時代からはぐぐんだカンコさで、
何をしでかして(笑)いくのか。

まだまだ目が離せません。
息子よ、いや、『謎のおとこ。』よ!

どんどん自分が思うまま、やりたいことやって暴れてみな٩(๑´3`๑)۶


わたしの目も

開かせてくれて、ありがとう。

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