EveryHOKKAIDXを開催しました!|イベント情報vol.4
「DX」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?
「なんか最近耳にする」
「デジタルとXって?」
という方もいれば、
「実際に仕事で推進している」
「うちが取り組んでいるあれこれって結局DXでは」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私もつい最近まで、DXとはIT企業やシステム担当者に関係する話だと思っておりました。
どのデジタルツールを使うかの話、だから自分には関係がない、と。
DXとは
今回、「everyHOKKAIDX」の事業に関わることになり、正直考えを改めました。
私がぼんやり認識していた「どのデジタルツールを使うか」は、あくまで手段の話。
本来のDXとは、「デジタル(D)」を用いて「トランスフォーメーション(X)」を起こすことなのです。
EveryHOKKAIDXについて
今回のEveryHOKKAIDXは、北海道庁からの委託を受け、既に北海道厚真町で「地域おこし企業人」として活躍していた方の熱い想いで、「地域の未来を拓こうとする中小企業、コミュニティ、支援団体のみなさまを全力応援する」というのが趣旨です。
その際に活用するのが「デジタルテクノロジー」。
あくまで、「地域の未来を拓こう」とする企業・人たちが主体となって集まり、共創の場を作ることが趣旨。
デジタルはそれを叶えるツール、という考えです。
厚真町地域おこし企業人 三浦卓也
https://drive.media/posts/27738
イベントの様子
そうしたコンセプトをもとに、先月11月5日、6日の二日間にわたって
~デジタルを活用し未来を開こうとする地域企業を応援 everyHOKKAIDX~
と題したキックオフイベントが道内各地14拠点をオンラインでつないで開催されました。
※ちなみに、今回の事業を、Allではなくeveryとしたのは、各拠点がそれぞれ主役だから、とのことです。
オホーツク地域はここKITAMI BASEが会場となり、北見、網走、津別、訓子府から10名の方にお越しいただきました。
それぞれ観光業、水産加工業、木材加工業、映像制作業、自治体職員などなど、その業界で活躍されている方ばかり。
イベント登壇者の紹介
【十勝バス株式会社代表取締役 野村文吾氏】
創業大正15年という歴史があり地域密着型の交通会社が、アナログの強みを生かすためにいかにデジタルを活用しているか、真の生活に根差したMaasとは何か、を語ってくださいました。
お客様密着!でニーズを探り、ソリューションを提供し、最善の生活環境を整備する。
今までアナログだったノウハウをデジタル化するのに加えて、新たに街づくりの挑戦までしている野村氏の言葉は非常に熱量がありました。
十勝バスのホームページです。バスの乗り方を動画で紹介しています。
https://www.tokachibus.jp/
【一般社団法人世界一の村、代表理事 伊勢昇平氏】
2011年から、北海道の中でも過疎化が進む江丹別村(現 旭川市江丹別町)に移住し、ブルーチーズを製造。
今やANAやJAL国際線ファーストクラスに採用されるほどのチーズを作り出す「ブルーチーズドリーマー」です。
https://bluecheese-dreamer.com/
伊勢さんのもう一つの活動に「江丹別を世界一の村に」というのがあり、その情報発信や仲間集めにデジタルを活用している事例をご紹介いただきました。
実際に続々と移住して起業する人が増えているとのこと、すごいの一言です。
【コープさっぽろCIO 長谷川秀樹 氏】
長谷川氏といえばアクセンチュア、東急ハンズ、メルカリなど数々の要職でITを軸とした変革を起こし、現在は「武闘派CIO」としてご活躍です。
今回はコープさっぽろCIOとして、社内外の数々のDX事例をお話いただきました。
デジタルによる業務改革をSTEP3に分けて解説されたり、身近な情報共有から改善に導いた事例の中でも、「コープさっぽろからあげ事件」を例に挙げてわかりやすく紹介してくれたり、目からウロコのDXをふんだんに惜しみなく話してくださいました。
ちなみに長谷川氏のYouTubeチャンネル「IT酒場放浪記」はとっても面白いのでぜひ!
https://www.youtube.com/c/ITsakaba?app=desktop
【合同会社Hokkaido Design Code 四宮琴絵 氏】
四宮氏は釧路出身、現在はIIT会社のCOOとして、釧路DXアドバイザーとして、最近では釧路市中心部の商業施設にコワーキングスペース「946Banya」を開業、、と多方面で活躍されています。
今回は、「中小企業のための"失敗しない”IT戦略とは」と題して、企業の規模にあったDXをお話いただきました。
ご自身がエンジニアということもあり、また地方の企業や様々に活躍する人たちと接点があり、顧客視点に立った必要十分なシステムの導入を、ノーコード、ローコードの解説をふまえながら講演いただきました。
もう、皆さん、それぞれの場所でデジタルを駆使して企業や社会や、自治体まで変える取り組みをされている方ばかり。
KITAMI BASEでご参加いただいた皆さんも、土曜日夜にも関わらず熱心にメモを取っていました。
今後の展開
さて、今回のDX事業、このイベントでは終わりません。冒頭でも書きましたが、デジタルはあくまでツール。
地域の未来を拓こう」とする企業、人たちが主体となって集まり共創の場を作るのが、これからの活動です。
ぜひ、皆様の「これやりたい!」「これ解決したい!」教えてください!そこにデジタルが何か役に立つかもしれません。
道内6か所に相談窓口を設けておりますので、お気軽に各地域の相談窓口にお越しくださいね。
オホーツクの方はKITAMI BASEでもお待ちしております!
★各地域相談窓口一覧、ご相談予約
https://everyhokkaidx.jp/action-top/accelerate-flow/
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https://kitamibase.hatarabu-kitami.com/info#post20221114-2
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