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のらねこ日記いきもの編カエル

  キャラクターとしてのカエルは好きですが、実物はちょっと苦手な私です。
  まず、子供のころ見たカエルさんが、
巨大ないわゆる食用カエル(ウシガエル)さんでした。
  近所の金物屋さんの裏の池に棲んでいて、夜になると「ブォーブォー」と結構な音量で大合唱していました。
  ある日金物屋のおじさんが、食用カエルさんをわざわざ手でつかんで、私に見せてくれたのですが、子供の顔くらいあるその大きさにドン引きした記憶があります。おたまじゃくしさんも金魚さんよりもずっと大きくて、『かわいくない!』と思いました。
  その後も見かけるのは、ウシガエルさんばかりで、それもたまに住宅街の道路で車に○かれたりしていて、あまりいい思い出がありません。
  日常ではキャラクターのカエルさんのような緑色のカエルさんを、見ることはありませんでした。
  小5の夏休み、珍しく父方の島根県の親戚の家へ行きました。
  山の中でお隣さんが見えないぽつんと一軒家で、周りは段々の田んぼでした。
  いとこと田んぼを、散策していると、緑の稲の葉っぱに、とても小さい緑色のカエルさんがくっついていました。
  小さくて、露にぬれているためか、透明感もあって、きれいなアマガエルさんでした。
『これは、カワイイ!』と思いましたが、翌日訪ねた別の親戚の家では、何故か玄関横の白い壁に、小さくて茶色カエルさんが、たくさん貼り付いていて、『やっぱり、やだな』となりました。

  30年ほど前にバリ島へ行ったとき、土産物屋で、大きなカエルの剥製が売られていました。
  それはまるで『鳥獣戯画』のカエルさんの様に、二本足で立って、王冠をかぶっていたり、ギターを抱えてポーズをとっていました。
『誰が買うんだろう?』と思いましたが、空港の土産物売り場にも置いてあったので、ある程度の需要はあったのでしょうか…。

私の世代はカエルといえばケロヨン



  

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