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経理部の会社員がBubbleに出会い3カ月で25万1千円稼いだ話

まずはこちらを見てください。

ココナラの過去3か月間の画面

まずお伝えしておきたいことは、

  • ココナラ以外での集客は行っていないこと

  • 広告は1度も打っていないこと

です。これは証明ができないので、信じてもらえない方には仕方ないのですが、お伝えしておきます。

販売額25万円を達成することは、とても簡単です。
単純な話、広告を100万円つかえば必ず達成するからです。
それか、元々1万フォロワーを持つアカウントでココナラのリンクを貼れば必ず達成するでしょう。

でも、それでは意味がないことは明らかです。
だって、副業で月に5万円稼ぎたいなって思ってこの記事を見てくれている人に1万人フォロワーがいるわけがないし、広告に100万円使う余裕があるわけがないからです。


ここから個人的な考えの話をします。興味のない人は↑の目次からノーコードとの出会いというところまで飛ばしてください。

世の中には、「普通の会社員」では到底無理なことばかり解説している有料の記事が多くあります。

僕も騙されてきた一人です。

アダルトアフィリエイト×TikTok
生成AI×インスタグラム
金融×アフィリエイトブログ

派手な見出しに釣られて購入し、内容を再現することもなく、ただお金を失っただけ。

そんなことを思いつくだけでも5回はやらかしました。

僕は、そういった詐欺師を許せません。

僕は何かを作っている人のことが大好きです。
何かをやろうとしている人、始めようとしている人のことが大好きです。尊敬しています。
そういった人を食い物にする商材屋は本当に嫌いです。

だから、この記事はリアルなことだけを書きますし、すべて無料で読めます。

一人の普通の29歳独身男性会社員のお話として読んでもらっても面白いと思います。

少し個人的な考えの話をしました。
ここから本題です。

ノーコードとの出会い

ノーコードとの出会いは、マッチングアプリ作りたいなぁと思ったところから始まりました。
マッチングアプリ作りたいなぁと思った理由は、僕自身が多くのマッチングアプリを使っていくなかで「自分ならユーザー目線で、もっといいマッチングアプリ作れる!」という根拠のない自信が芽生えたからです(笑)
本当に今になって考えたら、笑い話なのですが根拠のない自信を持ち続けられることも大切なのかなと思います。
この根拠のない自信によって、僕はハードなノーコードの勉強も続けられたのですから。

僕はずっと文系で、同志社大学法学部法律学科を卒業しましたし、そこから入った会社も商社で配属された部署も経理部です。

ですから、全くITに携わったことはありませんでした。

ただ、大学時代にオンラインゲームに熱中していた(ハースストーンというゲームでアジア3位でした)こともあり、パソコンの知識は豊富な方だったと思います。

会社員になってからは評価には全く関係ないのに趣味で応用情報技術者を取得していたりしていました。

だからこそ文系を選んできたことに少しだけコンプレックスがありました。
もしコードが書けたら自分の思いついたアイデアをアプリやWebサービスにして世の中に届けられるのに。
ぼんやりと、そう思っていました。

そんな僕にとってノーコードは改革でした。

『ノーコードでもアプリとかは作れるみたい』

とLINEを送ってくれた友達には感謝しています。
そこからどのノーコードを勉強するのか検討することになります。

Bubble vs Adalo

ノーコード開発をしよう!となったときにまず1番の選択はどのノーコード開発ツールで開発する?というものです。

世の中には多くのノーコード開発ツールがあります。
まず、最も有名で利用人数も多いものがBubbleです。

WebサービスをGUI(ドラッグアンドドロップ)で作成することができます。
開発するだけなら無料でできるので、気軽に試せます。(リリースしようとすると毎月5千円ぐらいかかります)

次にAdaloです。

AdaloはBubbleと同様GUIにてアプリを作成することができます。
こちらも開発するだけなら無料です。費用面は、ほとんどBubbleと変わりません。

最も違う点はWebサービスなのかアプリなのかという点です。
BubbleはWebサービスしか開発できません(2024年の夏ごろにネイティブアプリ開発にも対応予定と公式発表がありました)が、Adaloはネイティブアプリしか開発できません。

Webサービスとネイティブアプリのどちらが良いのかという問いには答えがありません。

個人開発するならという観点で解説した僕の記事があるので、ぜひこちらも/見てみてください。

BubbleとAdaloについては詳しい比較についてはこちらの記事を参照してください。

現在の日本ではパソコンは持っていないけどスマホは持っているという人がとても多くいます。あなたの身の回りにもいるのではないでしょうか。
そういったことを考えるとやはり、アプリに軍配は上がると思います。

実際僕たちがなにかのサービスを利用するときもわざわざブラウザを開いてそこまでアクセスしませんよね。

ということで、まず僕はAdaloを触ることにしたんです。

Adalo開発のお勉強開始

ということでAdalo開発を行うことになったのですが、当然ながらさっぱり分かりません。
Adaloは海外のサービスなので、マニュアルを見ても英語で書かれておりよく分かりません。
そこでYoutubeでこちらの動画を見ました。

この方はとても分かりやすくノーコード開発についての動画を多くあげてくれます。
なので、この方の動画を見まくりましょう。僕は見まくりました。
今、この動画のリンクを埋め込もうと思い久しぶりにこの動画を開いて導入部分を見たら当時の思い出が蘇って心にグッとくるものがありました。

正直この時期はしんどかったです。
僕は会社員なので、だいたい7時に家を出て、19時半ぐらいに帰宅します。
そこからお風呂とご飯を済ませて20時ぐらい。
リラックスタイムとして1時間があり、21時。

僕はこの時に徹底していたことは21時までにすべてのことを絶対に終わらせるということでした。
もしも仕事が長引いて、20時半に帰宅することになったらお風呂とご飯を21時までに済ませてそこからは勉強していました。
とにかく21時までに全てのやるべきことを終わらせて、そこからは絶対に勉強すると決めていました。
26時までです。

そして26時にベッドに飛び込み、また翌朝の7時に目覚めます。
5時間寝れるのでそこまで体力的にはしんどくないです。あと休日は休んでいました。それでも暇だったらAdaloをちょいちょい触ってはいました。

この頃は開発が楽しくてAdaloをやっていたというよりは焦りの方が強かったです。とにかく早く勉強して自分のサービスをリリースしたかったんです。
しんどくてもやりたい気持ちのほうが強かったんですね。

そんな生活を続けていると、あることに気づきました。
Adaloって自由度低くね?

ノーコード開発の弱点として自由度が低くなるというものがあります。
ノーコードツールには、コンポーネントやアクションという部品があり、それをパズルのように組み合わせてアプリを開発するのですが、そのコンポーネントやアクションについての自由度がAdaloは低いなと思いました。

だからこそ楽なのですが。

また、Adaloを選んだ理由の一つに学習難易度がBubbleと比べて容易というものがありました。だいたいAdaloは3カ月。Bubbleは半年と聞いていたのですが、Adaloは1カ月ぐらいで形になるようには、なりました。

そして、考えます。
「Bubbleもネイティブアプリ開発に対応する予定だし、そうなるとAdaloはBubbleの下位互換になる。う~ん、どうしよう」

僕は悩んだときはコストを考えずに最上位のものを選ぶ癖があります。
最上位のものを選んでおけばとりあえず間違いはないでしょと思うからです。これはあまり良くない癖なので真似しないでください(笑)

そして、僕はBubble開発に手を出します。
これがだいたい2月の中旬ぐらいです。

Bubbleの難しさにイライラする

Bubbleの魅力はなんといっても自由度です。ノーコードですが、開発できないものはないんじゃないかと思うほど素晴らしいツールです。
ただ、できることが多すぎて、難しいです。

あと、実装したいのにできない機能にぶつかったときにそれが実装できない理由が「自分がザコいから」なのか「そもそもBubbleでは実装不可」なのかが分かりません。
これも結構しんどいです。
考え抜けば、実装できることも多々あるので、考え抜くのですが考え抜いた結果できなかったときは3時間が消滅するということも平気であります。

なので、人に聞いてしまうことがいいです。

こちらはノーコードのオンラインサロンです。月に5千円払えば参加できます。
学習動画やコミュニティやイベントなど様々な魅力があるのですが、なんといっても質問したら誰かが解答してくれる掲示板が1番の魅力です。

質問したら次の日には回答がくるぐらいの活発なコミュニティなので助けられています。
「これって実装可能ですか?」と質問すれば「こうすればできますよ!」と教えてくれます。
神。

なので、ある程度、ノーコード開発をやろう!と決めたら参加したほうが良いです。
ちなみに僕はこのサロンにお金をもらっているわけでも運営者なわけでもありません。

話は逸れましたが、Bubbleの勉強はAdaloとは比較にならないぐらいにしんどかったです。イライラしました。
ほとんどのBubbleエンジニアが見ていると思うのですが

こちらの動画は7時間でマッチングサービスをBubbleで開発する方法を解説してくれます。
これを見ながら一緒に開発すればマッチングサービスが完成します。
すごいですね。

僕は最初にこの動画を見ました。実はこれは応用編で基礎編を同じチャンネルで投稿されているのですが、そんなことには気づかずにこの動画をみて「マッチングサービスを開発するんだ!」と意気込んでいました。

その結果、辛い思いをしたので、みなさんはちゃんと基礎編から見てください。

やはりBubbleは難しく、勉強は難航しました。この間は別に報酬が発生するわけでもないのに本業が終わってから21時から26時の5時間勉強していたわけですから狂気です。

でも、楽しかったですね。体力もしんどかったですし、脳みそもしんどかったので休みたいなぁ寝たいなぁって思っていましたがそれでも動画を見て勉強してました。
しんどさ<<<<楽しさ
だったんでしょうね。なにかに憑りつかれていたんだと思ってます。
でも、休日は3時間ぐらいしかBubbleを触っていないので、休みはあります。
この後、その休みも消えるのですが……

ココナラスタート!大失敗!

Bubbleでマッチングサービスを作成し終えて、ココナラに出品をしてみました。
その当時は適当に他の人のサービスの説明欄を真似して書いていました。
値段は4万円。練習もできて、実績も積めたらいいかぁぐらいの気持ちです。
閲覧数はたぶん1日7とか8とかだったと思います。

正直、全く期待していなかったのですが出品から2日後に1件お問い合わせをいただきました。
メルカリのようなフリマアプリを作成したいとのことだったので、作成しました。この際にあらかじめ通話を希望されたので、通話のサービスを1千円で出品しました。25万1千円の1千円はこの1千円です。

ということで4万円で受注したわけですが、まずここで失敗が2つあります。
①納期を甘く見積もった
納期は思っているよりも長くとったほうが良いです。
例えば予定完成時期が1カ月だったとします。なら納期は1か月半後にしたほうがいいです。なぜなら、必ず修正希望が入るからです。
僕は愚かだったので1カ月後を納期にしました。そして、3週間後に、相手に完成したサービスを送ったのですが、それから修正依頼を出されました。そうなると残り1週間で修正依頼をこなさなければなりません。
②要件定義が曖昧だった
そもそも修正依頼が出される理由は「僕の完成イメージ」と「お客様の完成イメージ」がズレているからです。
そのズレは要件定義が曖昧だから起こります。
「メルカリのような」「いい感じの」とか「おしゃれな」とかそういった言葉で済ませて開発を始めたことは大きな間違いです。

しかし、そんな失敗に気づかないうちにもう一つの依頼が来ました。
それは不動産物件のプラットフォームでした。SUUMOのようなサイトです。

これも要件定義も納期も甘いままスタートしてしまいます。
地獄が始まります。

休み、なくなる

平日はこれまでどおり21時から26時。それに加えて土日も8時間程度稼働することになりました。自分ってこんなにも働けるんだと思いました。
今ならこんなに忙しくはならないのですが、その当時はBubble初心者でした。効率も悪かったですし躓くポイントも多かったです。
だからこそ多くの修正依頼があったんだとも思います。
このときのお客様には頭が上がりません。

ココナラのランクに価値はない

そうやって息を切らしながら、すべてを納品し終えると販売額が8万1千円になりました。

ココナラのランク表

ココナラの出品者にはランクがあり、プロフィールに表示されます。各ランクの基準は以上の通りです。
つまり、すべてを納品した翌月から僕はランクが変動しゴールドまで一気に上がりました。

これは結構自分の中でワクワクしていたのですが、実際は閲覧数に全く影響はありませんでした。

なので、ココナラのランクは気にしなくても問題ないと思います。というか、勝手に上がっていくのでランクに価値はないです。

開発したり相談受けたり

それからまた1件受注しました。
これも4万円です。
これはぐるなびのようなレストラン予約サイトの開発でした。
FirebaseのDBを使用してほしいとの希望だったのでFirebaseとBubbleをAPI接続して開発しました。
これもしんどかったです(笑)Firebase??という感じでした。
でも、やっていくうちに理解して実装完了し、無事に納品できました。

やらざるを得ない状況に追い込むことは大切です!!
実戦の中で人は成長します!!!
でもお客様に迷惑をかけるのは絶対にダメ!!!絶対にやり切る!!
そのうえで無理なことは無理だと早くお伝えしましょう!!

次に、相談の案件を頂きました。お客様ご自身もBubbleの開発者で途中まで作成しているので共同開発をしていただくかアドバイスだけ頂くかしてほしいというご相談でした。

共同開発なら6万円でアドバイスだけなら4万円という話でしたが送っていただいたエディター画面を見てみると、完成間近で素晴らしい出来だったのでアドバイスだけにさせていただきました。

自分以外のBubbleエンジニアに出会ったことが初めてで、とてもモチベーションが上がりました。また新規事業を始めようとされている方でお話を聞くだけでもとても興奮しました。

大きな案件を受注

これまでの案件はすべて個人のかたからのご依頼でした。
しかし、5件目にして株式会社様からご依頼を頂きました。

機能もページ数も多かったので、6万円で受注さしていただきました。
またそこから機能追加のご依頼があったので7万円、追加で頂きました。
13万円の案件と思うと気が引き締まります。

他の案件の開発と並行していたのもあり、開発期間は2カ月半ぐらいかけています。納品したのは5月末のことでした。

ただ、やるべきことは個人が相手でも企業が相手でも変わらないなと思いました。
ただ、愚直に開発する。

3カ月で25万を販売する方法

僕自身、運は良かったと思います。ただ、間違いなく意識したことがあります。それは値段です。
Bubble開発で4万円というのは破格の安さです。
相場はだいたい20万円。受託開発企業に頼むと100万円ぐらいかかります。
価格破壊を起こしており、同業者からは嫌な存在かもしれません。

でも、最初のうちはこれぐらいの値段で出品すべきです。

実績もレビューもないあなたのサービスは購入者からしたら不安の塊です。
「失敗するかもしれない」という不安を払しょくするには、値段を安くするしかありません。
なので、ぼくはテストを作成する段階では無料にしています。
テストをお客様にお送りしてそれにご満足いただけない場合は、無料でキャンセルしていただいています。

正直、時給単価は良くないです。それでも最初の方はこうすべきだと思います。
結局のところ、魔法のような訴求文など存在しないので出品サービスの説明文を考えている暇があったらそのぶん開発に時間を割きましょう。
だって僕たちはエンジニアなのだから。

ぼくのこと

以下が実際にココナラで出品しているサービスになります。

X(旧Twitter)では個人開発やスモールビジネスやBubbleについてツイートしています。
みんなと交流したいので、ぜひフォローしてください!その際にはnote見ましたってリプライかDMください!頂けるととても嬉しいです!!!!
特にスモールビジネスにご興味ある方はご連絡ください!モチベを一緒にあげあいましょう~。壁打ちとか憧れます~。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。
正直、とても普通の記事になってしまったなと思います。
「こうすれば楽に稼げます!!」というのはお伝え出来ませんでした。でもこれがリアルです。
始める!やり続ける!やり切る!お客様のことを考える!
これしかありません。
あと、運要素も結構でかいです。なので、あまり落ち込むことなく気楽にやっていきましょ~。


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