見出し画像

ベストセラーを1日で奪取した秘訣

きたひろです。2022/2/26、とあるレジェンド級のKindle作家が出すBrainに対抗すべく、先行して出版した電子書籍。

信じられないスピードで拡散し、24時間でベストセラーを取りました!

ベストセラー獲得!

実は、本書を出版するまでベストセラーだったのは、フォロワーが3500名以上のFIRE×Kindleに関する電子書籍でした。

✔フォロワー1/3未満
✔無料キャンペーンなし
✔A+コンテンツなどの販促ツールなし

通常ならベストセラーが取れない状況で取った秘訣をお話します。
書籍の紹介は最後にあるので、ぜひ最後まで読んでくださいね!

1.マーケット調査の徹底

実はこの本、1ヵ月以上前から構想はありました。SEOは、僕としては当たり前の作業でしたが、他のKindle作家の話を聞くと、誰もSEOをやっていませんでした。

一部のフォロワー様からも、「公開してほしい」という声がありました。

ただ、やはりコンセプトがきちんとしていなければ、内容が良くても売れません。そのため、マーケット調査を徹底的に行いました。

✔フォロワー様の電子書籍にSEOのノウハウを移植
✔Brainや電子書籍でSEO×Kindleに関する電子書籍を確認

調査をすると、明確な気付きが得られました。

まず、ノウハウ系の本ならSEOはどんな本でも有効だということ。
ベストセラーに導いた本もありましたし、Kindleストアの順位を5000位も上げた本もありました。検索順位で3ページ目にすら表示されない本を、4位まで引き上げたことすらあります。

加えて、現状出回っているSEOに関する情報は、ただの「知識」にすぎないということ。行動指針やPDCAが何もありませんでした。
これでは初心者には絶対できないと確信が持てるレベルです。

つまり、SEOの行動指針まで落とし込んだ電子書籍なら、「先駆者」になり得ると判断できます。

ニーズがあって先駆者になり得る本…「これならいける!」と思いました。

2.SEOに関する注目度の高まり

Kindle出版も様々なノウハウが広まり、差別化が非常に難しくなっていました。Twitterを伸ばして宣伝しても、本当にすごい本以外はスルーされるのが当たり前です。

そもそも、Twitterからは大して流入していません。

僕のフォロワーがようやく1000を超えたところですが、この程度のアカウントでは、リンクを貼ってもクリック数は良くて30。悪い場合は一桁です。

フォロワーのほとんどがKindle Unlimitedに加入しているので、無料でページ数は伸びますが、それも一度きりです。つまり、その後Amazon等から流入しなければ、出版して時期が経つにつれて売上は落ちます。

ここで、AmazonSEOの重要性に一部のKindle作家が気づき始めます。

幸か不幸か、とあるレジェンド級のKindle作家(フォロワー4000超)がしきりにSEOをツイートしていました。内容は、間違えていましたがね。

おかげでSEOの注目度はどんどん上がっていきます。執筆中の僕にとっては追い風しかありませんでした。

3.Brainの大規模宣伝を利用

もう、ここまで言ったら誰のことかバレてしまいますが、近日中にBrainを販売することをしきりに宣伝していました。

内容はSEOに関するものが含まれます。僕は、「まずい先越される」と焦りました。

というのも、出した後に電子書籍を出版したら、マネを疑われるに決まっているからです。でも、逆にこう思うことにしました。

「先に出してしまえば勝てるのでは・・・?」

実は、とある裏アカに僕のSEOを話しすぎてしまったという不手際もあり、万が一を考えてとにかく先に出版してAmazonから著作権を認めてもらわないと、という危機感もありました。

急ピッチで執筆し、完成したのは金曜日。何とか土曜日に出版させることができました。

4.ノウハウだけではなく僕の熱意を本に込めた

実は、最初はBrainでこの電子書籍の内容を売るつもりでした。正直、4000円くらいでも価格以上のリターンが見込めるものです。実際に、私の印税は1冊4000円以上上がっているのですから。

でも、僕はあえてそれをしませんでした。
「Brainで売って、SEOを悪用するような人だけが購入したら、Kindleというプラットフォームはカオスになる」と思ったからです。

良識のあるKindle作家は創作に集中します。間違いなくSEOを考えません。
一方、印税だけが目的のKindle作家はSEOを考えるはずです。

そんな状況の中、Brainで販売すればどんな層が買うか?答えるまでもありません。僕は、元々全く稼げなかった人間として、「良識のあるKindle作家こそ読まれる、売れるプラットフォームにならなければいけない」と強く感じていました。

それなら、「仮に利益が少なくなっても電子書籍で出すしかない!」
これが僕の思いでした。

だからこそ、あえて電子書籍の中には強い言葉で今のKindle出版を非難しています。露骨な宣伝本やページ数稼ぎ本は、出版者以外幸せにしないもの。

つまり、こんなことをやる人たちは「印税泥棒」です。

「SEOはあくまで道具。道具を良識のある作家に使って頂くことで、Kindleというプラットフォームに対する一般ユーザーの信頼を取り戻したい」

という熱意を、この本に込めました。

Kindle作家には、現在3パターンの考え方にわかれていると推察します。

✔印税が稼げれば何してもいいという考え方の人
✔稼ぐのは大切だけど、Kindleに対する愛は忘れていない人
✔純粋に稼ぐ目的以外で電子書籍を出版する人or稼ぎたくても稼げない人

熱意を込めれば、必ず「Kindleに対する愛は忘れていない人」には響くと信じていました。ベストセラーまではいかなくても、今のKindleを変える本になると思っていました。

電子書籍に対する質問DMも、低単価外注&量産者はNGと記載しています。
粗悪本にSEOを教えたら、僕がこの電子書籍を出す意味がないからです。

5.Twitterの拡散力を味方につけた

今回、質問をTwitterのDMにしたのは、お互い楽にコミュニケーションを取りたいという意味もありましたが、それ以上にTwitterの拡散力を借りたい僕の思惑がありました。

仮にAmazonレビューをお願いしても、そもそも電子書籍にたどり着かなければ見てもらえません。僕がフォロワー5000くらいいれば話は別として、レビューを頂いたものだけ引用RTしても、そう大した拡散力は見込めないものです。

TwitterのDMで質問を受け付けることで、「電子書籍のレビューと共にツイートして頂けるのではないか?」という期待を込めました。

結果は、僕もびっくりするくらいの大当たりです!あれよあれよと広まり、まるで無料DLをやっているかのような勢いでアクセス、DLされました。

あとは、勢いで一気にベストセラーです。「フォロワーがそこまで多くなくても、勝ち目は必ずある!」そう確信できた1冊でした。

まとめ:マーケティングは戦略

はっきり言います。マーケティングに小手先の戦術なんか通用しません。
僕が出した5冊は、「Webライターで5万円稼ぐ教科書」を除いて戦略的なマーケティングに基づいて出版しています。

だから、出版して半年以上経とうが読まれ続けるし売れ続ける。ベストセラーを狙ってカテゴリー選定をしなくても、売れる本は作れます。

今回のSEO×Kindleも、ベストセラーは狙っていませんでした。結果的に取れた、というだけの話です。

ちなみに、この戦略がなかった頃の印税は月400円くらい。大半のKindle作家より少ない収益です。それくらい戦略って大切。これからKindle出版に取り組む皆さんは、小手先の戦術に頼らず戦略的に電子書籍を出していってください。

僕の本気のSEOを見たい方は、下に貼っておくのでご覧ください。
最後までお読み頂きありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?