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ひさしぶりに月刊ムーを読んだら想像以上だった

先日電車移動が一時間ほどあり、うーん、なんか本でも読もうかな、と本屋に入った。
しかし考えてみりゃ現代である。スマホ見てりゃいいじゃん、アマプラもYouTubeもあるじゃん、って話なんだけど、なんでかそのときはそんな発想まったく起きなかった。
で、文庫コーナーを覗いてみるも、読みたいなって本が見つからない。最近はどうもいまどきの小説を読むテンションにならないのだ。雑誌でもいいかな、と思ったときである。
『月刊ムー』が平積みになっていた。
まるで運命の出会いというか、呼吸するように(って使い方合ってます?)、手にとってレジに向かったのであった。

さて、みなさんは『ムー』を読んでいましたか? 俺はある。高校のときとか、なんでか図書館にあったんで、暇つぶしに。終末論華やかなりし時代でありました。ノストラダムス信じてたんかい! いや、露骨な滅亡はないんだろうけど、なにか大変なことが起こるんでないか、とか。あとUFOとか古代文明とかさ。あったらいいなと(笑)。
超能力とか、自分が持ってたらいいな、と(バカ)。
そんなピュアな時代もあったのだ、僕も。それからスピリチュアル的な、というか現世利欲が迸りすぎて、21世紀には引き寄せとか開運に興味が移動。あ、そういやその頃、細木数子はズバリ言ってたし、江原さんと美輪さんの『オーラの泉』って番組もありましたよね。あんまり覚えていないけれど、オダギリジョーに「ドクログッズを集めるな」とか言ってたな。どっちかが。言わなかったほうも頷いていた気がするので、二人が言ってた、でいいのか。
それからVOICEとかナチュラルスピリットとかヒカルランドの本も読んだぞ。陰謀とか光の戦士がどうこう、は興味がなかったけど、服部みれいさんにかぶれていた時期があったので、勧められている本を。
あ、そうそう、友達が宇宙人とチャネリングしたり、謎のイベントに行ったりもしたなあ。

って俺どっぷりスピっとるやん!(謎に関西弁)

おかげで「ゼロポイントフィールド」とか「2025年問題」なんて記事、めちゃめちゃ興味深かった。いや、電車内で熟読してた。
2025年になにかが起こるっての、僕みたいなタイプ以外でも、普通に気にしてるよね。家の修理頼んだ兄さんも「どうなるんすかね〜」って言ってたしな。ネットで話題になったてことだよな、あの漫画。
インドで多発するポルターガイスト」「脅威の中国特異功能者」、あ、島田秀平さんの開運YouTubeで見た人も連載してるし。古代エジプトの秘儀を継承する氏族の導きでエネルギーを転写!「エジプシャンアンク」が通販されてる! ……高い。やっぱりやってる「ほんとうは怖い昔話」って、なにこの雑誌。
めちゃエンタメしてるな〜!

ついこの間も『地球の歩き方』のムー版とか、書評集を買ったりしたんだけど、やっぱ本誌、パワフルだわ。というか、このテンション、マジでいまだに維持されてるのかよ。なんかマジで昭和とか平成初期の雑誌感あるな(めちゃ褒めてます、最近はどこも中身スッカスカでデザインのみ重視みたいになってるんで)。

いやー、面白かった。定期購読してもいいかも、とすら。いや、来月号もきっと俺は買う。
しかし、隠そうともせず、電車で『ムー』を広げて読んでる自分もどうなんだろうか。まあ猥褻なものでもないし、べつに恥ずかしくもないんですけど。
年齢のせいか?
いや、俺、昔から幻冬舎アウトロー文庫とかカバーもしないで移動中読んだりしてたしな。ネジが外れてるだけなのかもしれん。

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