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市販のアルコール飲料のリトマス試験紙化(50歳の30年アルコール史)笑

最初にビールを飲んだのは、記憶が明確ではないけれど、20歳すぐだろう。
その頃は、コンビニで年齢確認もなかったし、仲間うちで居酒屋に行くと「若い人の飲み方だねぇ」と、店主にニコニコ顔で歓迎されたものだ。

時代を次に進める。

サラリーマンを始めてから、20代半ばから後半、30代前半には会社の上司と色々やその会社の創業社長に連れられて、色々なシチュエーションのコミュニケーションの場を知る事になった。

新宿の高層ビル最上階の会員制のバー、サブカルではない兎の耳としっぽに黒いスマートな衣装、谷間にライター。
(もちろん、社長のおごり)

これは、緊張して「リラックスしている振り」を装うしかなかった。
社長は、若手にその時期、かなり期待をしてくれていたので、嬉しいご褒美?だったかもしれない。世間を知るという事のひとつだ。

一方、日常の職場での帰宅前に「30分一本勝負」という名目で、直属の上司と良く近所の居酒屋(これも上司お気に入り)に毎度よく飲みに行った。
様々な本音のビジネスマインドが聴けて、こちらも気持ちの良い空間だった。
※稀に、羽目を外して六本木のその部長お得意のお店に連れていったりもしてもらった。(命の危険も多少あった、笑)、帰宅はタクシー。
途中の経路だった「中野五差路」(タクシーの運転手はそこを云えば知らない人はいなかった)で僕は降りるが、上司は半ばつぶれている。日常だ。それだけ上司の負担は重かったのだ。僕はタクシーの運転手に「○○までよろしくお願いします」と確認をして、上司に「今、ここですからまた明日よろしくお願いします」と云って、見送る。その後は僕の責務ではない。

余談:六本木はその頃、防衛庁があったあたりに近いロケーションだ。

一方、個人的な会社帰りに、中野北口で店を梯子する事が日課のようなものだった。

日付を越える事はごく日常だし、97度の「スピリタス」や、安いラム酒「マイヤーズ」なんかをよくショットバーで楽しんでいた。
「スピリタス」は、そのままでは味気ないので、ライターであぶってあげると、少々ライトな甘みが香る。これが良い。(タバコは吸った事がないので、バーの内側のひとに借りた)

ラム酒系統では最近一般化している「キャプテン・モルガン」は、20年前は少し珍しい存在だった。バニラの香りのようなライトなあたりで従来のラム酒の強度を感じさせないあたりが新鮮だったね。

同じころに、恵比寿のアメリカ橋の二階にあるワインバーでも、結構ビールとワインを楽しんだ。ワインのブドウ品種についてはここで、メインになるブドウ品種を教わった。「ピノ・ノワール」「カベルネソーヴィニヨン」などなどだが、今は昔で、かなり忘れてしまった。最近は甘い「ピノ・ノワール」ベースの赤が人気のようだ。口当たりがよいので時代とあってるのかな?

とは言っても、知識より楽しむ事が何よりだ。そもそも興味があったので聞いて教えてもらった程度だ。とにかく詳しくはないので、白ワインは「シャルドネ」か「シャブリ」だけ覚えていれば外れは少ない。

要は、一生分に近い量のお酒をいただいているのだが、その結果は「アルコール飲料のリトマス試験紙化」だと思う。※個人差がある前提。

同じラインナップの缶チューハイでも、すんなりカラダが受け付けるものと、反射的に、これは飲めない。というものにかなり二分されるのだ。他のアルコールも同様だ。

例えば、缶チューハイなら、3パーセントであろうと、7パーセントであろうと、飲めるものは、すんなりカラダが受け付ける。それ以外は逆だ。
成分表を確認すると、結構な確率で突合ができる。

「焼酎」「炭酸」なら、色付きでなければ美味しくいただける。
よく、リンゴ味、梨味、あたりが季節ものとして出てくる。この人口果汁みたいなのは、アウトだ。また、レモン味というのも、完全アウトだ。自然のレモンではないからだろう。

安いアルコール飲料で、特に、様々な味付けや色づけをしているものほど、カラダは拒否してくる。

日本酒は、料理と合わせて初めて美味しい。高級な日本酒は意外にそのままいける。ワインも同じ。料理と合わせてうまみがでる。レバノンワインやジョージアワインだったら、羊肉とぴったりだ。

あー、忘れていた。

ビールね。これは、どのような場面でも万能だ。ただ、ビールモドキはほぼ全滅である。理由は分らない。

最後に、「深酒」で自分が傷つくならまだしも、ヒトに危害を及ぼすタイプが稀にいるのを体験しているが、楽しくお酒はいただきたいですね(^^♪

アルコールリトマス試験紙より。
(※きわめて個人的な履歴からの記述)