金沢工業大学 五十嵐威暢アーカイブ

五十嵐威暢アーカイブは、感性教育の拠点としてオープンした新しい学びの場です。彫刻家・デ…

金沢工業大学 五十嵐威暢アーカイブ

五十嵐威暢アーカイブは、感性教育の拠点としてオープンした新しい学びの場です。彫刻家・デザイナーの五十嵐威暢氏から寄贈された5000点もの作品や資料を所蔵し、多様なコレクションを活用した独自のプログラムを通じて学生が独自の視点で世界を感受し、創造する力を引き出す活動を推進しています

最近の記事

藤塚光政のPoint of View

五十嵐威暢アーカイブのWEBメディアPOINT OF VIEW。第二回となる今回は、先日行われた写真家・藤塚光政氏のトーク「写真家の視点:建築とデザイン」についてご紹介します。藤塚氏は半世紀以上にわたり、倉俣史朗氏や伊東豊雄氏、毛綱毅曠氏など数々の建築家やデザイナーの仕事を写真に収めてきたほか、五十嵐威暢氏との協働も数多く行っています。なお、このトークは企画展「見ているか?」の第二期開催に関連して、ラーニングプログラムの一環として行われました。 わたしたちは建築やデザイン

    • 五十嵐威暢アーカイブ授業活用事例  プロジェクトデザイン入門

      金沢工業大学(KIT)では、プロジェクトデザイン教育を行っています。プロジェクトデザインは、KITのカリキュラムの支柱であり、教育目標である「自ら考え行動する技術者の育成」を目指し、問題発見から解決に至る過程・方法をチームで学び、実践します。 1年次の前学期に行われるプロジェクトデザイン入門は、学科ごとに行われるプロジェクトデザインの導入授業で、検証・評価のために必要な実験プロセスと技術を学びます。4月末に行われた情報工学科のプロジェクトデザイン入門では、新入生340名が五

      • 五十嵐アーカイブのPoint of View

        五十嵐威暢アーカイブの活動において、「見る」ことはとても重要な意味を持ちます。なかでも所蔵作品や資料の展示を通じて、「見る」ことの可能性を探りたいと考えています。視覚は人間の知覚の大部分を占めているとよく言われますし、重要な情報源であることは明らかですが、不思議なことに私たちは幼いころから大人になるまで「見る」練習をすることはありません。誰かに「よく見なさい」と言われたことがある人は、少なくないでしょう。しかし、よく見るって一体どういうことなのか、なにをどう見たらよく見ること