2020年度 新入社員研修日記【20日目~39日目】

新入社員研修の日記の続きです。1日目~19日目はこちら

20日目 java応用5日目 パッケージ・アクセス修飾子

講義内容
・小テスト(抽象クラス・インターフェース)

・Java(パッケージ・アクセス修飾子)
オブジェクト指向の内容に比べると比較的簡単な内容だったので、理解度は普段に比べると全体的に高めの様子。

パッケージは簡単に言うとフォルダ管理の事。
ファイルの数が増えた時に、プログラムを整理するのに重要な役割を持つ。
アクセス修飾子は意外と重要。
今まで何でもかんでもpublicにしていたと思うけれど、役割に応じてprivateを使い分けることが大事。

・小テスト、復習テスト
GW明けだったので、今まで習った範囲を包括した復習テストを実施。復習をしている人はしっかりしているし、していない人はあまりしていない。
ここらで徐々に差が開いてくるかな?

講義以外で伝えたこと
・技術力を磨こう
テレワークが一般的になったら長時間真面目に働いているよりも、どれだけ成果を出せるかの方が重要になる可能性が高い。
そのために研修を有効に活用して技術を磨こう。
技術を使って高い生産性を生み出せば、テレワークでも評価される人材になれる。

感想
まだまだZoomの運用に慣れない、というかもっと工夫したい。
グループワークをたくさん行いたいので、ブレイクアウトセッションの機能を使ってZoom上でグループを作成しているけれど、講義が休憩に入るタイミングでセッションを解除するかどうかなど、細かい運用ルールをどう決めていくのかが難しい。

21日目 Java応用6日目 コレクション・スレッド・ガベージコレクション

講義内容
・小テスト(パッケージ・アクセス修飾子)

・Java(コレクション・スレッド・ガーベジコレクション)
コレクション。リストやマップなど。
リストは配列の欠点を補うことができて、実際の業務だと使用する頻度は配列よりも多いのでしっかり押さえておこう。
スレッドは作成するシステムによっては使用しないこともあるけど、普段使用するアプリはマルチスレッドで動いているものも多いので、概要をおさえておこう。
ガーベジコレクションは、Javaの裏側で起こっている仕組み。
Javaだとメモリ容量のことを考えてプログラムを作成することはあまりないけど、変数を確保するときにメモリが使用されていることを知るのは大事。

即席で演習を考えて出題してみたが、なかなか難しいみたい。
自分で作成したクラスのインスタンスをクラスに格納するというのがなかなか難しいらしい。

講義以外で伝えたこと
・周りとの比較するのは良いこと?悪いこと?
負けず嫌いの性格なら、自分よりも上の人と比較して追いつこうとモチベーションを上げるのはあり。
良くないのは、自分よりもできない人がいることに安心してしまう事。
下を見て安心すると成長がストップする。
なので基本的には自分自身と比較して、成長しているかどうかが重要。

・最も難しいのは続けること
研修の期間はいくらでも学べるけど、実際に仕事を始めたら自分の時間を使って勉強を続けていくことは誰にでもできることじゃない。
研修の3ヵ月という期間では、経験者に追いつくのは難しいかもしれない。でも、研修後に学習することを続けることができれば、それなりの実力がついて気づければ色んな人を追い越している。
なぜなら、続けることが最も難しいことだから。

・成長のスピード
成長のスピードは明確に人によって差がある。
それは、素直か頑固か、自責思考か他責思考か、自発的に行動するか言われて行動するか、など。
性格や考え方といったその人の価値観、視野の広さに依存するところが大きい。
成長できる人の思考になれば、たとえプログラミングの理解が遅くても、人としては大きく成長できる。

・余裕を持った行動
時間に余裕を持って行動すれば、不測の事態があっても対応できる。
時間に余裕があれば心にも余裕ができる。
その結果ストレスも減る。
心に余裕を持つために、時間に余裕を持とう。

・スピーチ
来週からフリーテーマでの3分間スピーチが始まる。
テーマがフリーなので話しやすくなるけれど、逆に3分にまとめることが難しくなるので、しっかりとまとめれるように準備しよう。
また、話したいことが多くなって、結局何が一番伝えたかったのかが分からなくなるのがこのスピーチでよくあること。
何を伝えたいのかを明確にしよう。

・勉強法
会社は学校じゃない。実践で成果を出すことが求められる。
学生の時の勉強法になれているからという理由で、そのままの勉強をすることはおすすめしない。
実践で使えるようになるための勉強法を模索しよう。
学校はテストで高得点を取るための勉強。
社会に出ればテストなんてない。
どれだけお客様に価値を提供できるかが重要。

感想
内容が難しくなるにつれて、できることが増えて楽しく感じてくる研修生と、難しく感じて置いていかれてプログラムが嫌いになり始めている研修生が分かれてきているように思う。
やはり全員に満足いくような講義をすることは難しい。
特に置いていかれている人達のメンタル面をフォローしながら、対策を考えていく必要がある。

22日目 Java応用7日目 JUnit

講義内容
・小テスト(コレクション・スレッド・ガーベジコレクション)

・JUnit
JUnitはJavaのプログラムの単体テストを行うためのツール。
ツールを使うことで何度でも簡単に再テストすることができるようになる。
講義が思っていたよりも早く終わったので、グループワークを実施。
分担していくつかのメソッドと、そのメソッドに対するテストケースを作成する作業をしてもらった。
初めて複数人で1つの成果物を作成する作業を実施してもらったが、他人とコミュニケーションを取りながら連携することの難しさを感じたようす。

3分間スピーチ
この日から3回目のスピーチの実施。テーマはフリーテーマです。
自分が話したいテーマで自由に3分間話します。
・業務という意識を持って事前に万全の準備をすること
・自分が最も伝えたい大事なことはスライド資料に盛り込もう
・スライドの話を読むだけにならないようにする

講義以外で伝えたこと
・お金の攻略法(給料日だった会社があったので)
お金持ちになる方法は、収入を増やし、支出を減らすこと。
支出を減らすには、家計簿をつけてお金の流れを把握すること。
収入を増やすには、まずスキルを磨いて信頼を得ること。

・楽しいと思えるようになってくると、できるようになってくる。
・体調管理をしっかりしましょう
・後悔を繰り返さないようにしましょう
同じミスをしないようにすれば少しずつでも確実に成長することができる。

・周りの環境が良いと思えるのは、自分が頑張っているから。
頑張っていて足を引っ張る人はそんなにいない。
大抵は頑張っている人は助けたくなる。

感想
グループワークで分担してプログラムを作成させたのはかなり良かったかもしれない。
うまくコミュニケーションをとって連携を取る難しさを感じてくれた。
後半のグループ開発のいい練習になった。

23日目 Java応用8日目 総復習

講義内容
・小テスト(JUnit)

・Java応用の総復習
小テストの復習、演習問題の実施。
総復習の日はあまり会話がなくて、黙々と作業している。

3分間スピーチ
・みんな1回目のスピーチよりよとても良くなっている。
人前で話すのが苦手な人も、やればできる。
できることに自信を持とう。

講義以外で伝えたこと
・IT技術はどの分野で働くにしても役に立つ
将来IT以外の業界に転職したとしてもプログラミングやITの知識は役に立つので、プログラミングが向いていないと思っている人も、研修期間、本気で頑張ってほしい。
・誰でもできることはできるように
誰でもできることができてないと、それだけで周りと差がついてしまうので、誰でもできることを当たり前にできるようになろう。
・自分で考えて何かに取り組めば、必ず何かを得ることができる。

感想
・個人個人が黙々と作業している時間が多く、1日中静か。

24日目 Java応用8日目 単元課題

講義内容
・単元末テスト
GWや土日などの休日にも勉強を頑張っていた人は点数が高くなっていた。
正しく努力した人がちゃんと報われる結果になっていた。
その事実が周りにいい影響を与えてくれると良いな。

・単元課題
Javaの内容を総動員した課題を実施。
取り組み方
⇒前回の課題と同じミスをしないこと。
⇒早めの質問・報告・相談をすること。
⇒周りの人と積極的に教えあうこと。ただし質問方法と教え方を工夫すること。
⇒報告の際にどのような構成で何を伝えると良いか考えること
思っていたよりできている感じはする。
メソッドの呼び出し結果から別のメソッドを呼ぶことに対しての理解が浅い人が多いようだ。
やはり抽象化の思考がまだ身に付いていない人が多い。

3分間スピーチ
・表情をやわらかくしよう
話している人が楽しそうだと、話を聞いている人も楽しくなる。

・言葉だけで伝わりにくいものは、動画を入れるのもあり
同があると更に伝わりやすく、インパクトも大きくなる。

・面白いとは、内容が詰まっているということ
面白いとは、ふざけているからではなく、内容が詰まっているから面白いと感じる。ふざけるのではなく、内容を充実させることで面白いものになる。
芸人の漫才が面白いのは、中身が詰まっているから。

講義以外で伝えたこと
・悩むと考えるの違い
悩むは、思考が停滞している。考えるは、解決に向けた行動を取るための思考。
課題において、悩むことはやめる。10分以上何の前進もない場合、それは悩んでいる可能性が高い。思考を切り替えて、考えること。
これは研修に対しても同じ。
プログラミングができるようになるか不安、スピーチができるかどうか不安。それは、悩んでいる。
人間関係の悩みや、組織が関係する悩み以外の悩みは、自分がやるかやらないかの2択しかない。悩むのは時間がもったいない。
悩んでいる時間があるなら、その時間を解決するためには自分に何が必要かを考えて行動に移す。

感想
教室全体のモチベーションが高く、全体としてすごくいい空気感ができている。明確な要因は分からないけど、みんな素直で1人1人がひたむきに努力していて、それが全体に伝染していい空気になっている。

25日目 Java応用9日目 単元課題の続き

講義内容
・単元課題の続き
ソースコードにあるTODOコメントは削除しよう。
インデントをきちんとつけよう。
変数名も考えて付けよう。などなど。
ソースコードの書き方につての細かい部分をいくつか指導。
ある程度動くプログラムが書けるようになったら、次のステップは分かりやすいプログラムを書くこと。

プログラミングはエラーとの闘いである。エラーが出たら、それをよく読んで対応策を試行錯誤できる習慣を持とう。

課題2日目は、朝から質問も多く、研修生同士が教えあう姿も活発だった。
Zoom組がかなり苦労している。
チャットを用いて質問はすごくしてくれているし、理解度も低くはないのだが、研修生同士の会話から得られる情報がどうしても少ない分、不利になっていしまうのかもしれない。

講義以外で伝えたこと
・報告の分かりやすさ
自分に後輩ができたことを仮定して、どのような進捗報告を受けたら分かりやすいかを考えて、それを実践するように心がけてみよう。
自分以外の立場で物事を考えることが、分かりやすさを身に付けるコツ。

・作業のログを取ろう
開発の作業をするとき、どんなエラーが出て、どんなページを参考にして、どんな対処をして、どう解決したのか。
そういった細かい作業を全てテキストで残しておくと、自分の理解を深めることにも、後々同じエラーが出た時の対処にも、非常に役に立つ。
開発力を上げるためのおすすめ。
時間がかかって面倒だと感じるかもしれないが、長い目で見るととても重要な作業。特に現場で開発環境構築の作業をする場合などには、ログをとる習慣があると後々非常に楽になる。

感想
本当は全員の質問対応に時間をかけながら、ソースコードレビューをして最適化していきたい気持ちがあるけど、とてもじゃないけど時間が足りない。
大人数での研修は、仲間同士助け合えるのが大きな魅力の一つだけど、講師が1人1人に割ける時間が少なくなるのは、個人のレベル向上にとってはハードルになるのかもしれない。

26日目 DB連携1日目 DBMS導入

講義内容
・DBMS導入、SQL基礎
この日からDB(データベース)の内容に入った。
昨今、DBを使用しないシステムはほとんどない。
DBの知識はプログラミング言語の知識と同じくらい重要。
むしろ業務系のシステムに関わるなら、DB(というかSQL)の知識の方が重要といっても過言ではない。
DBの知識がむちゃくちゃあれば、プログラミング言語は基本的なことしか知らなくても、案外乗り切れたりする。
まずはDBを操作するための言語である、SQLの基礎を学びます。

始めはテキストに沿って簡単なSQLを書いて実行してもらう。
後半は対話しながら気になったところを掘り下げつつ話を広げていった。

3分間スピーチ
・資料は相手を惹きつける工夫をすることが大事
多くの人は、他人の話を聞いていない。
話を聞いてもらうためには、どれだけ引き付ける魅力があるかが大事。

週報
・箇条書きで書こう
・所感は箇条書きでなくても良いが、適度に改行をしよう
・隣の席の人と見せ合うことで、新たな気付きを得ることができる
お互いに見せ合ってみよう

講義以外で伝えたこと
・マークダウン記法について
HTMLを簡単に作成するための記法なのだけれど、メモや議事録を取ったり、講義内容をまとめたりするときにすごくまとめやすい便利な記法。
Qiitaやはてなブログ、GitHubなど、多くのサービスでも文章をアップするときの記法としてサポートされている書き方。
VS Codeでメモを取るときに是非活用してみてね。
⇒軽いノリで伝えたが、意外と好評で、感銘を受けている研修生が数名。話して良かった。

感想
新しくDBの単元に入った。
とっつきにくく、Javaの方が理解しやすいと感じた人がいる一方で、DBの方がとっつきやすいと感じた人も多い。
Javaが苦手でもDBで覚醒する人が出てきてくれると嬉しい。

SQLはJavaよりも英語の文法に近い。
英語力の差がより理解度の差に直結するのかもしれない。

27日目 DB連携2日目 SQL

講義内容
・SQL(group by, join, サブクエリなど)
SQLの様々な構文を一通り紹介。
情報量が多くて整理できない人が多いようだ。
SQLはもう少し日数が欲しい。
きっと演習を交えながらステップアップしていくほうが良いのだろう。
ただ、ちらほらDBで覚醒しそうな人は出始めている。
その一方で、Javaではいい感じだったのにDBで大きく躓く人も。
思考回路は人それぞれなのですね。

・小テスト(SQL)
DB連携に入って初めての小テスト。
SQL文を書かせるテスト内容にしたが、できている人とできていない人の差が大きかった。

3分間スピーチ
・スライドを見ないで話せるようになろう
見ていて気になる。

・話しているときに体が揺れないように気を付けよう
見ていて気になる。

・言葉遣いが軽い口調にならないように注意しよう
プレゼンは誰が聞いているか分からない。
年上の経営者の人たちにも通用するように、ビジネスの場にふさわしい言葉遣いをしよう。

・みんな明らかに最初より人前で話せるようになっている
きちんと準備をして取り組めば。それなりにできるようになる。
そのことを実感しよう。

講義以外で伝えたこと
・いろんな人のソースコードを読もう
人のソースコードを見て影響を受けることは重要。
自分のソースコードを見て、無駄な部分がないか考えてみよう。

・得意分野を見つけよう
Java、DB、Webなど、何かしらの得意分野があれば、チームで働くときに武器になる。

・英語力を身に付けよう
最低限の英単語力は、プログラミングの習得に割と重要。
一から勉強し直す必要はないけど、知らない単語を調べることはしていこう。
スピーカーをオンにして、発音もチェックするとより覚えやすい。

・1日30分~1時間、自分の成長のために時間を使ってみよう
1年後、周りと大きな差が出てくる。

感想
この日はネットワークの不調が多かった。
リモートで参加していた2名には申し訳なかったです。。

28日目 DB連携3日目 テーブル設計

講義内容
・DBの機能の紹介・正規化
DBの機能では、インデックス、ストアドプロシージャ、トランザクションなどを紹介。それぞれ、深掘りするときりがないので、概要だけ。
正規化は、DB設計において重要な概念ではあるものの、毎年ほとんどの新人が理解に苦しむ単元。
名刺を使ってデータの洗い出し、正規化の手順を得てテーブル定義を作成するまでをグループワークで実施。
今年も例年通り苦戦していた。

正規化も時間が足りない。
レシートを使って正規化をする演習も実施したかったな。

・小テスト(SQL)
様々なSQL文を書かせる小テストだが、みんななかなか苦労している。
やはり英語力が意外と影響していると感じる。

3分間スピーチ
・話すときにパソコンを見すぎないようにしよう
・できないという思い込みを捨てて、自信を持ったスピーチをしよう
・スクリーンの方を向いて話さないようにしよう
・スライドを読むだけにならないようにしよう

講義以外で伝えたこと
・英語は話すことで身に付く
知らない単語が出たら、積極的に声に出して読み上げてみよう。

・苦手なこともまずは頑張ろう
自分の持っている何かが認められるまでは、やりたくないこともやる必要がある。後々好きなことを多くできるようになるために、まずは自分の力が認められるまでは苦手なことも頑張ろう

・思いついたことは行動に移そう
若い人の方が面白いアイデアを思いつきやすい。
考えついたことを積極的にチャレンジしよう。

感想
全体の空気感がすごくいい。
お互いがお互いに影響を与えてモチベーションを上げているような空気感がある。
ただ、それでも意識が低いように感じる人もいる。
いい空気感を保ちながら、できない人をフォローしていくことの難しさを感じる。

29日目 DB連携4日目 DB連携

講義内容
・JavaとDBの連携
これまでは直接SQLを入力してDBを操作していたけど、Webアプリを作成ではプログラム言語と連携して、プログラムからSQLを操作します。
これができると作れるプログラムの幅がぐっと広がる

・正規化の復習
全体的に正規化の理解が怪しかったので、1時間程度復習で解説する時間を作った。
リレーションの考え方、備考の考え方、階層構造の考え方などを話した。
たぶん、実践で触れる時には覚えていないかもしれないけれど、テーブル設計においては案外大事な考え方。

・小テスト(DBの機能・正規化)

3分間スピーチ
・みんな良くなっている
再実施になった人も、みんな最後は自信を持って発表することができるようになっている。苦手なことでも、しっかりと準備をして本気で取り組めばそれなりにできるようになることを実感しよう。

・慣れても緊張はなくならない
緊張することは悪いことではない。
緊張すらも楽しめるようになるために、しっかりと準備をすることが大事。

・聞き手が何を求めているか考えてみよう
聞き手の立場になって、聞き手が何を求めているかを考えることが、スピーチ上達のコツ。

・プレゼンで大事なのは分かりやすさ
内容が詰まっていて面白く、そして分かりやすいプレゼンは、実際のプレゼンでもライバルに勝てる。

講義以外で伝えたこと
・Excelも勉強しよう
Excelは業務で何かとよく使用する。
Excelの操作が速いと業務効率化になるので、慣れておこう。
また、エンジニアをしていると、Excelを教えてほしいと言われることも多々ある。
その時にがっかりされないようにしたいところ。

・たくさんエラーを出そう
プログラミング習得のコツは、実際に手を動かして、たくさんのエラーを出すこと。研修ではどれだけエラーを出しても、周りが困ることはない。
現場で見たことがないエラーがたくさん出ても困らないように、今のうちにたくさんのエラーに出会って、エラーの対処に慣れておこう。

感想
このnoteの存在を研修生に明かした。
これで私はいつ死んでも大丈夫。伝えたいことは大体ここに書いてあるから。

30日目 DB連携5日目 DAO

講義内容
・DAOとEntityを用いたクラス設計
プログラムでDBアクセスを行う際は、DAOというデータアクセス専用のクラスを作るのが一般的。
テーブルから取得したデータは、Entityという入れ物に入れる。
そうすることで役割分担が明確になり、より柔軟なプログラムがつくれるようになるんです。

Javaの基本的な部分を忘れかけてい人がちらほら。
Javaの復習もしながらDBの理解を深めていく工夫が必要かもしれない。

講義以外で伝えたこと
・雑用をしなくてもよくなるためには、いち早く雑用を完璧にできるようにすること
雑用が完璧にできる人には、雑用は任せたくなくなる。
結果的に、自分の好きな仕事に時間をさけるようになる。

・寝る前の勉強
人は寝ているときに記憶が整理されると言われている。
寝る前に30分で本を読んで勉強するのはすごく良い勉強法。

・苦手なことへの取り組み
苦手なことを克服するためには、多くのことを調べて、深く考えなければならない。その結果、多くの知見が得られ、結果として得意になることがよくある。苦手なものに出会ったら、チャンスと捉えることで、多くのことが身に付けられる。苦手なものをマイナスと捉えるか、チャンスと捉えるか、全ては自分の考え方次第。

・手段が目的化しないように
メモを取ることの目的は、勉強の理解を深めるため。
メモを取ることが目的になって、講義の理解が浅くならないように注意しよう。

・相手が何を求めているのかを考えよう
自分以外の人の視点で物事を考えることができようになれば、自然と周りからの評価は上がる。

感想
午後一、休憩明けで講義を再開したとき、Zoomのカメラとマイクをオフにしたまま10分くらい話してしまった。。
なんかすごく恥ずかしい。

31日目 DB連携6日目 総復習

講義内容
・総復習(DB連携)
少しだけ、WebアプリケーションでDB連携する場合の注意点などを解説。
後は総復習の時間。
各々自分で演習やテストの見直しなどしながら自主学習。
この日もみんな黙々と作業している。

真面目に頑張っている人は実装力が上がってきていると感じる人もちらほら表れている。

・小テスト(DAO)

3分間スピーチ
・語尾をはっきり話そう。
語尾をはっきり言わなければ、マイクを使っても声ははっきり聞こえない。

週報
・箇条書きをしよう
・隣の人と見せ合おう

講義以外で伝えたこと
・ソースコードを読めるようになることが大事
もちろん書けるようになることも大事だけど、現場だと、似てるソースコードをコピーしして、それを元に作成することが多い。
その時、どこをどう修正すればいいのか、ソースコードが読めることが非常に重要になる。

・モチベーションが高いときに突っ走ろう

・分からないときは紙に描きだしてみよう

感想
一部の人はすごく質問してくれるけれど、全体的に静かな空気。
黙々と演習やテストでの勉強をしている。

普段から研修を真面目に受けていてがんばっている研修生から、ついていけるか不安、今後エンジニアとしてやっていけるか不安、という悩み相談を受けた。
素直で一生懸命頑張っているからきっと伸びてくると信じていたので特に心配はしていなかったのだけど、本人的には精神的に結構きつかったみたい。
やはり、メンタル面をフォローするカウンセリングのスキルも必要だなと感じる。

32日目 DB連携7日目 単元末テスト・単元課題

講義内容
・単元末テスト(DB連携)

・単元課題(DB連携)
ディスカッションもあったので時間が限られていたが、みんな何とか頑張っていた。
この日は教えあう姿も多く、にぎわっている。

グループディスカッション
この日からグループディスカッションを開始。
5~6人の1グループで実施。
内容は、研修最後のグループ開発で作成する開発物の要件定義。
議事録を書きながら、30分間ディスカッションを実施。
その後10分間まとめの時間。
終わったら講師のもとにその日に決まった内容を報告。

・報告は結論から
報告の時に結論から話すことができていない人がなかなかに多い。
「スケジュールを決めました」「リーダーを決めました」「制作物の案を出しました」これらは結論ではなく、話のテーマ。
スケジュールが決まったなら、その決まったスケジュールの内容が結論。
リーダーが決まったなら、誰がリーダーになったのか、が結論。
結論とテーマをはき違えないようにしよう

・議事録の書き方
議事録は、その場に参加していない人が、参加していたかのように内容を把握できるようなものが理想形。
どんな話の流れでその結論になったのか。
そのための情報が抜け落ちていないかどうかをしっかり確認しよう。

感想
この日から、リモート組が全員教室に復帰して、リモート組はいなくなった。
講義はやりやすくなった一方、個人的にはもう少しリモートの講義のノウハウを溜めたかった部分もあったので、残念な気持ちも半分。
しかしながら、教室の人数とリモートの人数で、リモートが過半数を下回った場合、運用が非常に難しいと感じたのも事実。
リモートをやるなら、全体とのバランスがとても大事ではないかと感じる。

この日は最後の席替えをした。

33日目 DB連携8日目 単元課題の続き

講義内容
・単元課題の続き
質問に来る人が多くなってきた。

グループディスカッション
ディスカッションで強制的に全員がグループで話す機会ができたことで、普段周りとあまり話さない人も、少しずつ話しだす人が増えてきた。

講義以外で伝えたこと
・報告の一貫性
課題の報告の内容がちぐはぐになっている人が多い。
2日分の課題で、1日目が終了した時点で進捗率が10~30%なのに、いつ終わるか尋ねると、明日で終わると答える人が多い。
単純計算すると、1日で10~30%だとすると、2日では終わらない。
2日で終わると言うからには、何かしらの理由や根拠、改善策などがあるはず。それもセットで伝えなければ、相手は納得できない。
報告は結論から、そして主張の内容が相手を納得させられるだけのロジカルさがあるかどうかを考えてみよう。

・気づきについて
日報を見ていて思った事。研修期間中に大きく成長している人は、日報のコメントに気づきを書いている人が多い。
気づきを書けるという事は、研修に自発的に参加し、自分で考えながら取り組んでいることの現れ。
言われたことだけをやっている人には、きっと気づきを書くことはできない。
1日を振り返るとき、新しい気づきがあったかどうかを考えてみよう。

・リーダーについて
グループ開発ではリーダーが必要になる。
リーダーの役割とは何か、リーダーシップとマネジメントの違い。
今までに見てきたグループ開発の中でのリーダーのタイプについて話した。

・質問力について
解決策を求めるのではなく、自分の理解を深めたり、自分の力でエラーを解決するための調べ方、調査方法、考え方などを質問しましょう。
私が持っている知識で問題を解決してもしょうがない。
自分のコーディング力を上げるための質問をしよう

感想
課題を楽しめている人と、できなくて不安を感じている人で分かれている。
いつの間にか、みんな講師のもとへPCを持って質問に来るようになっている。
指示をしたつもりはなかったけれど、何のきっかけでそうなったのか。

何名か、このままで大丈夫なのか不安、と悩み相談があった。
メンタルケアも大事だ。
おそらく、個別指導の場合だとここまで不安は大きくならないのかもしれない。
教室全体のやる気が総じて高いからこそ、そのやる気に対して能力が追い付いていないことに不安を感じるのかもしれない。
周りと比べる必要はないと、口で言うのは簡単だけど、やはり内心みんな周りと自分を比較して気にしている。

34日目 フレームワーク1日目

講義内容
・フレームワーク
今日からフレームワークの単元。JavaのSpringを学習。
フレームワークは、現場では必ず使う機能だけど、だからこそ、研修ではそんなに時間を使いたくない。現場で使うやつは現場で覚えましょう。
研修では、フレームワークの仕組みやメリットなど、そのあたりを分かればいいかと。
フレームワークとは何か、DIやAOPとは何か、を簡単に説明。
後はテキスト見ながらやってみましょう。

講義以外で伝えたこと
・朝のスピーチ
3分間スピーチは終わってしまったのだが、スピーチをもっと続けたかった人、不完全燃焼だった人がいたみたい。
また、研修生がみんなの前で報告や情報共有、人前で話す練習をする場を設けたかったので、朝一でそういう時間を作ることにした。
手始めに講師が3分間スピーチをしてみた。
意外と好評でありがたかった。

・プログラミングのアドバイス
規模の大きいプログラムは、少しずつ動かしながら作っていこう。
一気に作ろうとすると、エラーが出た時、どこに原因が出るのか分かりにくいし、進捗率も分かりにくい。
着実に動くものから作っていくと、エラーが出た時に原因を特定しやすいし、進捗率も把握しやすい。
また、エラーが出た時は、デバッグを使ってまずは問題の切り分けをするようにしよう。
実行時のエラーは、ソースコードを読んだところで解決しない。

グループディスカッション
・議事録は時系列に端折らずに書こう
・印刷プレビューを確認しよう
・文責には議事録を作成した人の名前を書こう
・目的が弱いと感じるグループが多い
システムが使用したいと思うような目的を考えてみよう
・手順がごちゃごちゃになっている
画面設計、テーブル設計、役割分担などは、要件定義が完了した後の作業。
順番が色々とごっちゃになっている。

感想
朝のスピーチで好きな音楽の話をしたので、定時後に研修生と好きな音楽の話で色々と盛り上がった。
趣味とか好きなものの話をするのは親睦を深められるので結構大事だ。

35日目 フレームワーク2日目

講義内容
・SpringJDBC
Spring Bootを使って、DBへの接続をする方法を学習。
新しく覚えなくてはいけない知識は多いものの、Javaを使って1からDBアクセスの処理を書くときと比べると、だいぶ楽になることが実感できた人が多いみたい。

・小テスト(Spring Framework)
フレームワークは記述式のテストを作るのがなかなか難しいので、選択式にした。

グループディスカッション
・議事録はディスカッションの中で話した内容について書こう
講師がディスカッション後に指摘したことを、議事録に反映させる必要はないよ。
・お互いに意見の伝え方などについて、フィードバックしよう

講義以外で伝えたこと
・この日から研修生に朝の時間、話したいことを話す時間を設けた。
人前で話す練習になると良い。
私はそこからテーマを探して話を深掘りするような形にした。

・目標は持った方が良いのかどうか
目標があるのは良いこと。でも、なくても気にする必要はない。
周りから求められたことを全力で取り組んでいれば、いろんなスキルが身に付き、周りからの信頼も得られてくる。

感想
フレームワークに入ってから、実行時のエラーが増えた。
それに伴い、自分たちでエラーを調査したり、質問をすることが増えた。
良い傾向。
フレームワークは難しく、例年理解できる人が少ないので、あまり多くの時間を割かなくてもよいかと考えていたけど、デバッグ力を上げるいいきっかけになるので、もっと時間を取っても良かったのかもしれない。

研修生同士が朝活をするためのグループを作成して、朝活を始めた。
違う会社間の人たちでつながってお互いを高めあっている。
非常に良い傾向でうれしい。

36日目 フレームワーク3日目

講義内容
・SpringMVC
SpringBootを使ってWebアプリケーションを作成する方法。
MVCの説明を簡単にした。後は実践あるのみ。

・小テスト(SpringJDBC)

講義以外で伝えたこと
・資格勉強
資格を目指して勉強するのも良い。
講義は来週で終わってしまうけれど、目標を定めて勉強するのも良い。
情報処理の試験などは、持っていると給料が上がる企業も多い。
それならサクッと取ってしまってもらえるものはもらっておこう。

・仕事ばかりしても仕事ができるようにはならない
仕事ばかりしていると、仕事の作業スピードは上がる。
でも、視野が広がらない。
視野を広げたり、幅広い分野の知識を得るためには、さっさと帰って本を読んだりYouTubeを見て勉強したほうが良い。

・経験で学べるのは、全力で取り組んだときだけ
適当に取り組んだものは、経験しても何も学べない。
失敗すると分かった時点で手を抜いたら、同じ失敗を繰り返す。
成功するとしても失敗するとしても、最後まで手を抜かず全力で取り組んだ人だけが、経験から学ぶことができる。

グループディスカッション
・メールの件名を統一しよう
誰が見てもどのグループのいつの議事録かが分かる件名にしよう。

・議事録はメールで送る前にグループで確認しよう
発言内容や決まったことが、グループメンバー全員で認識の齟齬がないようにしよう。

・何を話すか事前に準備をしよう
ディスカッションもスピーチと同じく、準備が大切。
スピーチと違って、周りのメンバーがいることによって、自分一人が準備していなくても何とかなるだろう、という気持ちになりがち。
しかし、全員が同じことを考えていたら、そのディスカッションは絶対にうまくいかなくなる。
スケジュールは立てているはずなので、事前に何のテーマで話すかは分かっているはず。
全員が事前に準備をして、スムーズにディスカッションが進むようにしよう。

感想
Zoom組だったメンバーが全員教室に戻ってきて、研修開始時の状態に戻ったけれど、講義スタイルが以前の状態に戻らない。
一度環境が変わると、以前の状態に戻れなくなるのかもしれない。
以前はホワイトボードを使用して、細かく色々板書するスタイルだったが、板書することが少なくなってしまった。
まあ、そろそろ、自分で考えて自発的に行動するようになってほしいので、何でもかんでも目で見て分かりやすくする必要もないかもしれない。
難しいことは難しいなりに自分で理解できるようにかみ砕く能力を付けさせ得るという意味で、そろそろ細かく板書しないスタイルにしてもいいかも。

研修開始時から、中盤、後半にかけて徐々に講義スタイルを変えていくという方針もありかもしれない。

37日目 フレームワーク4日目

講義内容
・SpringFrameworkの便利な機能
トランザクション制御、バリデーション、ロギング、メッセージリソースなど、Web系のフレームワークでは備えられていることが多い機能について簡単に解説。

・小テスト(Spring MVC)

講義以外での内容
・レベルK思考について(研修生談)
相手の行動を先読みして、勝負ごとに勝つための方法

・めんどくさがらない(研修生談)
めんどくさいことはさっさとやってしまおう。
めんどくさいことをやらない原因 ⇒ タスクが大きすぎる。
タスクを細分化し、簡単にできるレベルに落とし込もう。

・影響の範囲(研修生談)
自分が影響を与えられる範囲と、影響を与えられない感心の範囲がある(7つの習慣より)
自分が影響を与えられる範囲だけを考えるようにすると、悩みが減る。
⇒7つの習慣は20代のうちに読んでおいた方が良いおすすめ書籍

・分散投資をしよう(研修生談)
リスク分散をすることが良いとされている。
株を買うとしても、色んな業種に対しての株を買うことで、リスク分散になる。

グループディスカッション
・印刷プレビューを確認しよう
ページが2ページ以上になるのは問題ない。
横幅がプレビューに収まらないのが問題。

・他人が見て要件定義書が書けるレベルになっているか
ディスカッションをしながら要件定義書を作成しているという事は、その議事録の内容を見れば、ディスカッションに参加していない人でも要件定義書が作成できるというレベルになっていないといけない。

・報告の仕方
初めに、何が何個決まったのか、全体の内容を数字で表現できるようにするととても分かりやすくなる。

感想
研修の内容とは関係がないけれど、教室のクーラーが全然効かなくなった。
どうやら壊れてしまったらしい。
業者が確認しに来てくれるらしいのだが、かなりつらいなー。。
研修生にも申し訳ない気持ち。

38日目 個人開発1日目

講義内容
・フレームワークの単元末テスト
テストは実施するけれど、スケジュールの都合上、フレームワークは課題はなし。
ただ、フレームワークに入ってから、エラーが頻発するようになり、結果、質問の量やデバッグ力が上がる人が増えた。
そう考えると、フレームワークも課題があった方が良いとは思った。

・個人開発
この日から、個人開発実習を開始。
今までに習った知識を使って、自分が作りたいWebアプリを作る。
まずは簡単な画面遷移図を作成し、それから開発に入る。
研修期間は失敗しても誰にも迷惑は掛からない。
妥協せず自分が作りたいものを考えて、できるところまでやってみよう。
フレームワークの使用は必須ではないが、できるなら使ったほしい。
Javaの理解度を見極めて、どちらがいいのか決めよう。

講義以外の内容
・人前で話すことに慣れたきっかけ(研修生談)
話を聞いている側の相槌などはとても大事。

・みんなのおすすめのゲームが知りたい(研修生談)
研修や仕事の話が多いので、趣味の話ができる仲間が欲しい。

・ハードルが高いと思うことも、やり始めると意外と楽しくて長時間できることもある
今やれることをやろう

ディスカッション
・議事録がしっかりとれるように
議事録担当の人は、話を聞き逃したのなら、正直に聞き逃したと言って、もう一度聞き返そう。
また、周りの人も、議事録担当の人がしっかりと追いついてきているか確認しながら、協力して進めていこう。

感想
クーラーが全然冷えないので、業者に確認してもらったところ、ガスが漏れているとのこと。
かなり暑くて、熱中症になってもおかしくないレベル。
ということで、近くの家電屋さんに行って冷風機を買ってきた。
1万円程度で買えるんだね。
だけど、まだ暑い。修理が待ち遠しい。

39日目 個人開発2日目

講義内容
・総合確認テスト
今まで習った全ての範囲でのテスト。
実は、研修初日に実施したテストの内容と同じもの。
最初は全く分からなかった事も、かなりできるようになっているはず。
自分の成長に自信を持とう。

・個人開発
自分で1からシステムを作ると、とにかくエラーがたくさん出る。
質問がすごく増えた。
個人開発は、今までの知識の復習と共に、質問力、デバッグ力を鍛える場でもあると実感。

ディスカッション
・レビューに向けた準備
要件定義のレビューを依頼するときは、どんな手順で話すか事前に準備しておこう。
・相互フィードバック
ディスカッションに向き合う姿勢について、お互いに改善された点、良い点、改善してほしい点をフィードバックして、今後に活かそう

講義以外で伝えたこと
・印象操作について
議事録や報告書は、書き方次第で印象操作が簡単にできる。
事実を書いたとしても、書いている人の主観が入る以上、印象は操作可能。
そのことを頭にいれておこう。


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